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韓国出身で学生時代を豪州で過ごした男が日本で起業した理由

 HRDatabankを知ってもらうインタビュー企画として、第5回目は創業者である、代表のジョン セーヒョンさんにお話を伺いました。やっとたどり着きました。  起伏に富んだ本人の人生から、どうしてHRDatabankは生まれたのか、そしてどこを目指しているのかまで、トップの視点から教えてもらいました!  HRDatabankの代表として、会社の中心を征くジョンさんに迫っていきます。

Loveお酒

ーまずはご自身のことを教えてください。  代表のジョンです。HRDatabankではサービス企画やフロントエンド開発、外部調整、採用などを担当しています。あと、お酒の調達も私の仕事です。  韓国出身で、中三からオーストラリアに留学し、大学からは日本の学校に通っています。好きなものは香辛料で、唐辛子とか辛いものも好きです。

ショックで起業

ー韓国出身で京都の大学の留学生として日本に来られましたが、そこに至る経緯を教えてもらえますか?  元々ソウルで生まれ育ったあと、高校からオーストラリアに留学しました。そしてその頃からロボットに興味があって、ロボットの研究をしたいなと思っていたんですね。それで、大学はどの国がいいかなと、オーストラリア・イギリス・アメリカ・日本の大学で迷っていたんですが、ロボットといえばドラえもん、ドラえもんといえば日本ですから、まあ日本の大学に進学しようかな、と考えました。  ただ、最初の受験は失敗してしまって…。受かると思っていたので、とてもショックを受けて、その反動で「起業しよう!」と思い立ったんです。高校で模擬起業の授業があって、それが面白かったのもあるし、とりあえず何かしたいなと思ったので。  それで韓国で、韓国語・英語・日本語ができることを生かして、貿易業を始めました。国をまたがって、企業が欲しいというものを仕入れてあげるという業務内容で、泥臭く稼いでました。でもまあ、順調だったのは半年くらいで、東日本大震災が起きてしまったんですね。韓国にいた私の周辺も円高の影響をもろに受けて、クライアントの倒産などが相次ぎました。  そしてちょうどいいタイミングだったし、もっと専門知識がほしいと思って、日本の大学を再受験しました。

ー大学に入学する前にもう起業していたんですね。大学に入ってからの生活はどうでしたか?  大学に入学してからは、デザインと経営と工学を同時に学ぶの学部だったので課題も多く、結構多忙な生活を送っていました。その頃掲示板でダイソンが新商品の開発コンペを行うっていうのを見て、なんだかおもしろうそうだなと、結局応募はしなかったですけど、そういうのを探しているうちにビジコンというものを知りました。それで、これは面白そうだ、と思ったんですよね。

自分がやりたいことをしたい

ーそれからビジネスを本格的に始めようと思ったんですか?  そうですね。最初はビジコンにどんな内容で出そうかなと思って、考えたのがメトロ図書館というものでした。メトロ図書館は、駅に図書館があって、好きな場所で借りて好きな場所で返せる、というものでしたね。

 いろんなビジコンに出ているうちに、ある上場企業さんから声をかけてもらって、実際にやってみようか、というところまで行きました。まあ、実際には稟議がおりずにポシャったんですけど。その後、たくさん出たビジコンが縁で、インドで事業をやりたいという会社に提案書を持っていくことになって、計画書の予定が、なぜかその会社に採用されて働くことになりました(笑)。  その会社でマーケティングとかをやらせてもらいましたが、事業計画をいくつ出しても採用されず、自分がやりたいことをしたい、と思うようになって起業しました。

それで始められたサービスが、HRDatabankですか?

 いえいえ。最初は大学の知人とチームを組んで、E-ラーニングのサイトを開発しました。海外に在住している人が、日本の大学に入学するために学ばなければならない、日本語や物理化学など、そういうのをオンラインで学習できるサービスから始まりました。プログラマーが途中で抜けてしまったので、自分で勉強しながら開発して、リリースまでこぎつけました。ただ、市場の反応はあまりよくなく、共同創業者兼初代社長も音信不通になるなど、ボロボロの状態でした。  その後、ウェブサイト開発受託をしているときに2代目の社長と出会いました。ちょうどその頃、"Study in Japan"という、日本に留学したい外国人を支援するサービスを考えて、事業変更しました。これはいけるんじゃないかな、と思ってすぐに東南アジアに飛んで、パートナー企業探しをしました。そしてFacebookで相当数の「いいね」を集めて、お金も借りて、軌道に乗るかなと思ったのですが、日本留学の主要国であったネパールで大震災があって、大きな赤字を作ってしまいましたね。

 でもStudy in Japanをやっていていいこともあって、それが日本に留学したい外国人たちの目標は、日本就職にあることに気づけたことですね。そして彼らが日本で就職できるようにサポートするWork in Japanというサービスを始めました。でもまあこれも、滑り出しは良かったんですが、日本語能力の壁にぶち当たって、そんな彼らの相談を受けるうちに、日本じゃなくて先進国で働きたいんだと思って、そのWork in Japanを拡張する形でHRDatabankになりました。

自分のやりたいことが実現する

ーそれでは、ジョンさんの眼から見て、HRDatabankはどのような会社ですか? 素晴らしい会社です。そして楽しい会社です。自分の好きなことをやっているので、楽しいですね。時々隣の人(インタビュアー注:総務の田坂さん)に怒られるから困りますけど(笑)。  それから、自分のやりたいことが実現するのも、自分の会社を持っているメリットかもしれないですね。  オフィスは芝生をひいているので最高です!

自由と責任

ーHRDatabankではどういった人を採用したいと考えていますか?  率直に言うと、自ら動ける人ですね。自由度が高い分、責任感がある人が望ましいです。意外にこの、「自由」度に耐えられずに辞める人もいますからね。あとは、一緒に働きたいと思うかどうかですね。一緒に働きたいと思うような人であれば、スキルは問わないですし、どんな仕事が合うだろうかと考えますね。

全世界の人が使うサービスにしたい

ーそれでは最後に、今後の目標などがあれば教えて下さい。  来年には、全世界の人が使うサービスにしたいと思っています。そしてこのサービスを使えば、能力さえあれば、どんな国でも働けるような環境を作り上げたいですね。あと、HRDatabankに付随するようなサービスや事業を2、3個展開したいですね。  それと、もっと広いオフィスに引っ越したいです。  そういうのが一通り実現したら、もともと日本に来た理由であるドラえもんのような存在が認められるような、友達になれるような、ロボットと共に在る社会の実現に携わりたいです。

ーありがとうございました。インタビューは以上です。何か一言メッセージなどがあれば、お願いします。

Welcome to HRDatabank! いまが一番面白いタイミングですよ。

 ということで、満を持してHRDatabank代表のジョンさんにご登場いただきました。創業以前のストーリーから現在に至るまで、話題が豊富ですべては書ききれませんでした。ぜひ一度会ってみて、お話ししてみてはいかがですか?  これからのHRDatabankでのご活躍、期待しています!  以上、HRDatabankを知ってもらうインタビュー第5弾でした!

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