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ドイツ、ミュンヘンの車窓から見える「ヒューマンシップらしさ」

Photo by Rachel Davis on Unsplash

はじめまして。2015年にヒューマンシップに5人目のメンバーとして入社し、今はパートナーがドイツ人というプライベートな事情から、日本から9000キロほど離れたドイツのミュンヘンで活動している岡部祥子といいます。

私がヒューマンシップに入社を決めたときの心境は、今思えばそれはまるで今のドイツ人の夫との結婚を決めたときの心境とそっくりで、理性と感性の両方が「ここで間違いない!」と青色信号をピカピカと出してくれたからでした。

もちろん入社当時は、ドイツに引っ越すことなど露ほども想像していませんでした。当時30歳という節目、もちろん日本で生涯暮らすことを大前提に、人生の大半を仕事に費やすなかで「誰と」「どのような信念・バリューを大事に」「どのようなスタイルで」生きていきたいか、を自分に問うたときに、ヒューマンシップの人に対する理念・バリュー、そして何より一緒に働く仲間への想いがこれ以上なくしっくり、さっくりと心に刺さったのでした。「人」にまつわるテーマを扱う仕事を2008年新卒でリクルート(RMS)に入社してからずっとやってきていたものの、「自分の今やっている仕事が本当に社会をよくすることにつながっているのか?」「会社は一体何を大義名分としてこの目標を掲げているのか?」などモヤモヤすることが増え、ヒューマンシップとの出会いはそれはそれは私の靄をすべて綺麗に消し去ってくれる、運命的なものだったと今でも感じています。

ところが晴天の霹靂、入社して2年後の2017年にドイツに引っ越すことになってしまいました。

当時の私は、日本からドイツ、という言葉も文化も教育システムも全てが異なる国に自分の軸足を置いてしまったことで、特にキャリアをすべて失う、ということをとても恐れていました。英語で仕事をしたこともなく、もはやドイツ語など・・・・私はドイツで家族を作る(そして美味しいビールを飲む!笑)以外に何をするのか・・・??

そんなとき社長の池野谷さんから「ドイツからだってヒューマンシップの仕事をしたらいいじゃない。今オンラインでどこでも繋がれる時代なのだから」と言ってもらえたときは、自分が仕事を続けられるという安堵以上に、どこまでも「人(個人)が主役」を従業員の人生の岐路にも貫くヒューマンシップらしさや優しさが溢れていることに、本当に嬉しくなったものです。コロナ前、今のようにオンライン全盛ではなかったころから、日本にいたときとさほど変わりなく、ヒューマンシップの仕事をドイツから、私のペースで続けさせてもらいました。

その活動の甲斐もあって、今はドイツにある現地のエージェントで在独日系企業の現地採用支援の仕事もできるようになりました。日々英語やドイツ語を使うという意味では、もちろん日本でのヒューマンシップの仕事では経験しなかったことですが、それ以外のコアバリューはすべて、ヒューマンシップで得、学び、実践したことが血肉となり、それがドイツの採用マーケットでも驚くほど活きています。

企業の要望だけを聞き、個人の想いやパッションにさほど触れることなく、ただただ人を当て込むように紹介するスピードを最重要視するエージェントはドイツにも残念ながら沢山います。コンサルタント同士が足を引っ張りあい、コラボレーションが生まれずらいエージェントの組織が9割。
人生を左右する転職という大事な決断をサポートするプロとして、ヒューマンシップが掲げる「人が主役」という言葉の裏に込められた想い、そしてそれを体現するための仕事の仕方が、いかにまっすぐピンと筋の通っているものか、ドイツでこの仕事をして改めて、深く感じています。

日本の中だけからの視点ではなく、外(私の場合は海外)からみたときのエージェント業、その中でのヒューマンシップらしさについて、もう少し話を聞きたいという方がいましたら、是非是非お話ししましょう!

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