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税関→AIベンチャーに転職!大胆なキャリアチェンジの背景と組織作りへの熱い想いに迫る

宮内実夏/総務人事部・部長

大阪府出身。大阪大学法学部を卒業後、財務省大阪税関に入関。在職中に大阪大学大学院法学研究科にて修士号取得。国際会議のスタッフ、内閣府青年国際交流事業(カンボジア派遣)なども経験。同関人事課では採用、組織人事、評価制度の戦略立案•運用などを担当し、2022年8月よりフツパーに参画。

前職では、どんなお仕事をされていたんですか?

前職は税関に勤めていました。税関ってすごく仕事の幅が広くて、部署によって仕事がガラッと変わるんですよ。例えば国税局のように企業に立ち入り調査をして脱税してないかを調べる部署や、貨物の通関をしている部署などがあります。

私自身は、空港の手荷物検査で輸入禁制品の持ち込みをした人の取り調べを長らく担当していました。また、張り込みや尾行、家宅捜索など、警察のような仕事をする部署にも5年ほど在籍していました。あとは空港で貨物の通関の仕事を1年、人事課でトータル4年勤めました。なので、新卒で就職して以来、20年近く税関に勤めました。


なぜ新卒で税関に就職しようと決められたんですか?

小さい頃から、制服を着て何かを取り締まる仕事をしてる人ってかっこいいなと思っていて、そういった仕事に憧れがあったんです。大学は法学部だったんですけど、周りの子はほとんどが司法試験を受けていました。でも私はあまり司法系の仕事に興味が湧かなかったし、取り締まり系の仕事がしたかったので、警察庁や大阪府警、大阪税関などの説明会に行きました。

その中で税関を選んだのは、一番仕事も面白そうだったし、そこで働いている人が本心から「仕事が楽しい!」と思って働いているのが感じられたからです。税関で働いている人は、厳しい仕事をしているはずなのに、底抜けに明るい人が多かったんです。そして税関に就職して、自分がずっとやりたかった取り締まり系の仕事に打ち込むことができて、ホントに仕事が楽しくて仕方がなかったです!


そこから、なぜ転職を考え始めたのでしょうか?

いろいろ理由はあるんです。でも、転職しようと思った一番大きな理由は、人事として前職の幹部と関わる中で「私が今後20年掛けて目指していきたいのは、これじゃない」と感じてしまったからです。

幹部になっても2年くらいで異動しなきゃいけなくて、自分の任期でやれる仕事が限られていたりとか、税関の上には財務省があるので、財務省が決めた方針の中でしか動けなかったりとか…。そんな感じで、今、税関の幹部としてお仕事されている方の働き方を見ていた時に「この先も税関で仕事を頑張って、いつか幹部になりたい」とはどうしても思えなくて。

そういった想いは、実は5年くらい前からずっと心の中にありました。でも捜査の仕事がすごく好きだったので、まだ税関で仕事を続けたいという気持ちも強かったんです。だから、一番最後にいた人事課はすごく残業も多くて、家にいる時間も少なくて大変だったんですけど、それでも当時は税関で仕事を続けたいと思っていました。

そんな時、仲の良い友達が「ちょっとその働き方は、いくら仕事が好きだとしても、おかしいんじゃない?」と言ってくれたんです。「この仕事楽しい!やりがいがある!っていつも言ってるけど、それ、自分に言い聞かせてるようにしか聞こえないよ」と言われて、自分でも「確かにそうかもしれない…」と思いました。それで、その友達からの説得もあり、転職活動を始めてみることにしたんです。

ご友人からの一押しがあったんですね!

そこから、どのように転職活動を進められたんですか?

前職では、規模の大きな組織ならではの閉塞感があったので、規模の小さい組織、つまりベンチャー企業に転職したい、と当初から考えていました。でも「家宅捜索できます」「取り調べが得意です」といった強みは民間企業では全く生かせないので、面接で武器となるのは4年間の人事の経験だけでした。人事課では組織運営の責任者として昇給・昇格などの査定なども行っていたので、そこは強みとしてアピールできるかなと思っていました。

でもそれは、もともと出来上がってるルールに基づいて人事評価を行っていただけだったので「全くルールが無い組織で、最初からルール作りに取り組んでみたい」という想いがありました。それもあって、やはりベンチャーで働きたいなと。

なので、唯一の自由時間だった通勤時間に「大阪 ベンチャー」などで検索しまくったり、転職エージェントに登録したりして企業を探していきました。

そんな中、フツパーと出会ったきっかけは何だったんでしょうか?

スマホで求人を検索していて、適当に画面をスクロールしていた時、フツパーの白黒のライオンの画像がパッと目に入って、求人をクリックしたのが最初のきっかけでした。

そこからフツパーのHPを見て、Wantedlyにアップされている記事なども読みました。

そこで一番印象に残ったのがCOOの黒瀬さんの社員インタビュー記事でした。「この人、すごく熱い人だなぁ」「この人と話してみたい!」と感じたのをよく覚えています。仕事に熱い人が好きなんです。

COO黒瀬のインタビュー記事はこちら↓
フツパーで1番 "熱い" COO 黒瀬が語る フツパーの「営業」【社員インタビューVol.4】 | CXO
黒瀬 康太 取締役/COO(最高執行責任者)大分県出身。広島大学工学部卒業。大学の専攻は製造工程の最適化。在学中に自動車プレス工場の現場作業を経験。新卒で日本IBMに入社し、コンサルティング営業...
https://www.wantedly.com/companies/hutzper/post_articles/395141

もともと、公務員から民間企業への大きなキャリアチェンジだし、キラキラしたお洒落な雰囲気のベンチャーは気後れしてしまいそうで嫌だなと感じていたので、なるべく入り込みやすい、温かい雰囲気のあるベンチャー企業を探していました。フツパーのHPや記事を見ると、社員の仲も良さそうで、まさに入り込みやすい雰囲気だと感じて、フツパーに応募しました。


フツパーに転職を決めたのは、なぜだったんでしょうか?

結局のところ、最後は直感だったと思います。仕事が忙しくて面接を受ける時間がなかなか取れなかったので、転職活動では2社しか受けなかったんですけど、もう1社の方はエージェントから紹介された会社だったんですよ。それに対してフツパーは自分でネットで見つけて応募した会社だったので、フツパーの方に、より深い愛着を感じていました。


実際フツパーに転職してみて、いかがですか?入社前後でギャップはありましたか?

入社前に思い描いていた通りの会社でしたね!

あんなに直感で選んだ会社だったのに、こんなに良い会社に出会えると思わなかったです。

正直、入社前は「入社してみたら色々うまく行かないこともあるかもしれないし、一回公務員から転職してみて、もし合わなければまた転職活動すればいいか」くらいの気持ちでいました。でも実際にフツパーに入ってみると本当に社内の雰囲気が良くて、ものすごい速さでフツパーのことが好きになりましたね!

今フツパーでは毎月のように誰かが新しく入社して来ているんですけど、フツパーで働いている皆さんは、その人がまるで前からずっと会社にいたかのような接し方をしてくれるんですよ。だから私自身、転職当初から本当に人間関係のストレスが無くて。仕事も面白いし、人も良いし、本当に良い会社に巡り合えたなぁ…と感じています。


フツパーでは、どんなお仕事を担当されているんですか?

メインの仕事は採用や人事評価、組織人事です。自分のやりたかった組織のルール作りにも取り組んでいます。人事評価をどう昇給に反映させるか等、いろんな規定を整備しているところです。あとは採用計画を立案したり、バックオフィス全般の仕事に幅広く取り組んだりもしていますね。


1日のスケジュールを教えてください!

私は南大阪に住んでいて、通勤に1時間くらいかかるんですが、いつも新大阪で電車を降りて15分ほど歩いて通勤しています。

9:30 出社

10:00 メールチェック、求職者への返信

10:30 採用面談2件

12:00 昼食

13:00 採用計画について各部署と相談

14:00 組織整備について社長や役員と相談

15:00 ルール作り

17:00 転職エージェントと打ち合わせ

18:00 採用面談2件

20:00 退社

組織整備については、社内を観察しながら組織として改善すべき部分を見つけて、改善案を作り、社長や役員に相談、そして社員全員へと周知する、というプロセスをひたすら繰り返しています。これは他の社員の方もインタビューで仰っていたかと思いますが、フツパーはPlan→Doまでのプロセスがめちゃくちゃ速いんです。なので、社内ルールに関するアイデアも、社長や役員の皆さんに「これで行こうと思うんですけど、どうですか?」って聞いたら「いいね!やりましょう!」とすぐに形になっていくので、すごく楽しいです!


採用面接を行う際に、何か意識していることはありますか?

私は一次面接を担当しているので、落とすための面接というよりは、その人の良いところを引き出すような面接にしようと心がけています。そのために、定型の質問をせず、どうすればその人のことを深く理解できるか考えながら柔軟に質問していくことを意識しています。


組織のルール作りをしていく中で、難しいなと思うことはありますか?

フツパーでは、他の組織で活用されている出来上がったルールをそのまま利用するのではなく、フツパーに合ったルール作りを模索しているので、そこは難しいところですね。

IPOに向けてルールとしてきちんと決めるべき部分は決めていかなければいけませんが、がちがちにルールで縛ってしまうと、案件を進めるスピード感とかメンバーの空気感とか、今のフツパーならではの良さが消えてしまうと思うんです。だからルールとして一線を引く部分と、多少は規制を緩めても良い部分の区分けをしていく必要があるなと思っています。なので、社長や役員と密にコミュニケーションを取りながら、ルールの整備を進めています。


今後、フツパーの社内づくりをどのように進めていきたいですか?

まずは社内整備をどんどん進めて、IPOまでに組織としてちゃんとした形にする、というのが1番の目標ですね。今はちょっとずつ掘り起こされてきた組織上の問題点を細々と解決している状況なんですけど、IPOに向けて大幅に組織改革をしなければいけないタイミングが来るだろうなと思っています。

ただ、そこで重要になって来るのは、やはり今のフツパーの風土や、社員の仕事のスタイルを壊さないようにすることだと思っています。CFOの髙木さんをはじめ、社員の皆さんと協力して、今後どんどん社員が増えて100人、1000人規模に拡大していっても、今のフツパーの良さを残していけるような組織作りを進めていきたいです!

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