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CEO海外視察レポ~夢のシリコンバレーの巻~

去る2月23日、日本経済新聞社主催のピッチラン・コンテスト「第4回スタ★アトピッチJapan」の決勝大会が開催され、フツパーのCEO大西が準グランプリを受賞しました!

このコンテストは、全国各地で萌芽する有望なスタートアップとアトツギベンチャーによる、日本経済新聞社主催のピッチラン・コンテストで、全国で合計123社が参加したブロック大会などで高い評価を得た22社が登壇し、熱戦が繰り広げられました。

第3回 決勝大会 結果発表・ピッチ映像 |【公式】スタートアップ・アトツギベンチャーと企業をつなぐ スタ★アトピッチJapan
飛躍の可能性を秘めたスタートアップ・アトツギベンチャーが集う、ピッチランの全国大会「スタ★アトピッチJapan」。日本経済の活性化にもつなげていく、日本経済新聞社主催の大型企画です。
https://staatpitch.nikkei.co.jp/archives/04/final/semi-grandprix/

この準グランプリの副賞として、大西がシリコンバレーの視察に参加しましたので、その様子をご報告します!

視察スケジュール

スタアトピッチ決勝から約3ヶ月、5月18日から24日でのアメリカのシリコンバレー視察でしたが、奇しくも初めての海外展示会@タイの翌週出発。フツパーは海外ウィークで盛り上がりました!

海外展示会レポ / SUBCON THAILAND 2023に初出展しました!! | Sales
2023年5月10日から13日までの4日間、初の試みとして海外展示会「SUBCON THAILAND 2023」に出展しました!その様子をお伝えします。SUBCON THAILANDは、ASEA...
https://www.wantedly.com/companies/hutzper/post_articles/509918


サンフランシスコでは、現地ベンチャーキャピタルであるU FIRST CAPITALとの交流のほか、昨年オープンしたMETA STORE、Uber本社、ナパバレーのワイナリーなど有名どころも訪問。

サンフランシスコにあるUberの本社ビル


完全自動運転車であるGM Cruiseが普通に街中を走っていました


※帰国後、しばらくアメリカ仕込みのTシャツをご機嫌で着用していた大西。NASAっぽいNAPAは筆者のお気に入りです。

視察には休日もあり、他の参加者と一緒にスタンフォード大学、シリコンバレー発祥の地、スティーブ・ジョブズ氏の生前の家の観光、オラクルパークでのメジャー観戦などを楽しみ、1人でコンピュータ博物館も訪問しました。

コンピュータ博物館内の資料に記載してあった、シリコンバレー発祥の地とされるヒューレット・パッカードガレージ、1939年のこの場所からシリコンバレーの歴史は始まったとされています。


現在の姿がこちら、カリフォルニア州の歴史的建造物に指定されています。


視察はサンノゼに移り、シリコンバレーの老舗インキュベーターPlug and Playの本拠地Intel本社、Google本社、Apple本社併設のApple Parkを訪問。

Plug and Playは、禅を一つのテーマにしているということで、入口には仏像が!


クパチーノにあるApple Park、Apple本社の建物の構造をiPadを使ってAR技術によって見ることができます。


Googleの新キャンパスも訪問、NASAの研究施設と併設していて、とてもつもない大きさでした。


さて、肝心の視察で学んだことですが・・・

どこにいっても生成AIの話題で持ちきり

ChatGPTが5月末で公開から半年経ち、シリコンバレーでは年明けくらいからこの話題で持ちきり。日本でもここ最近かなり話題になっている生成AIですが、シリコンバレーのブームは日本の比ではなく、そのインパクトはインターネットの到来に近い雰囲気だということでした。

OpenAIとGoogleの戦いが始まった、ネクストリーダーはどちらか、もしくはどちらでもないか、色々な意見が出ています。モバイルシフトの時もGoogleに対して同じ様な意見が出たことはありましたが、結果は現在の通りです。OpenAIのユーザーは若者がメインなので、これからどうなるかは分かりません。

シリコンバレーの時代の移り変わりをみると、かつてのIntelやNVIDIAといった企業の半導体がコンピュータ産業を進化させ、2000年代はGoogleやAmazonが拡大したインターネットの時代、2010年代はスマホの普及によりUberやAirbnbが台頭してきたモバイル時代とすると、2020年台は間違いなくAIの時代に入ったと言えるでしょう。

シリコンバレーのスタートアップ事情

2022年の米国の利上げ以降、ハイテク株は下落していますが、スタートアップ投資も半分近くまで激減しており、日本でも一部報道されているとおり、テック企業でレイオフが相次ぐ状況です。

ナスダック100指数は堅調ですが、一方で、時価総額が上位1001位から3000位までの銘柄の指標であるラッセル2000は指数が落ちてきており、強い企業と弱い企業の2極化が進んでいるのはシリコンバレー内でも同じということでした。

地理的には、10年前まではスタートアップの北上が起きていて、若者を中心に北部(サンフランシスコ周辺)が人気だったが、最近はまた南部のベイエリアに戻ってきている感じがするそうです。サンフランシスコは格差が激しく、IT関係で財を成したいわゆるIT長者と昔から住む低所得者層の激しい2極化が深刻な問題となっているとか。

北米で新たにユニコーンになったスタートアップ企業を見ると、
2022年 157社 10%がAI銘柄
2023年(5月まで時点) 11社 36%がAI銘柄
と、ほとんどの産業が落ちてる中で唯一伸びているのがAIで、次に良いのがフィンテックだそうです。

本気で成功を信じる人が集まるシリコンバレー

シリコンバレーは他と何が違うのか?
答えはマインドセットのみだそうです。本気で成功を信じている人達が集まった村社会、それがシリコンバレーだとか。
華々しい成功者のイメージが強いシリコンバレーですが、実際のデータを見ると、信じられない数の失敗をしている、失敗者のリストの方がはるかに長いという現実があります。
現地で聞いたシリコンバレーを表す格言です。
Silicon Valley is an Orientation of the Mind.
Silicon Valley is NOT a location.

なおプチ情報ですが、ビジネスSNSはLinkedinが主流で、それ以外だとチャットに強いDiscordとかもよく使われてるとか、Facebookはあまり主流でなかったりするとか。

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