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実践してみた。~リモートワーカー同士のコミュニケーションとは~


昨今、働き方改革の取り組みの一つの手段としてリモートワークを導入されたいという企業が増えてきています。その中でよく課題としてあがってくる“リモートワーカー同士のコミュニケーション”について考えてみました。

リモートワークの普及でコミュニケーションの仕方は変わった

リモートワークやフレックスタイム制度等、政府による場所や時間に捉われない柔軟な働き方の後押しが進む一方、対面や業務外の何気ないコミュニケーション頻度の減少に課題感を抱える企業が増えてきました。

ITツールの導入が進んだことにより、チャットやWeb会議システム等を活用しながら、場所が離れていてもリアルタイムなコミュニケーションが可能となり、業務効率や生産性が上がったという企業も多く見受けられます。ただ一方で、「社員間での何気ない会話がなくなり、人と人とのつながりが希薄なったように感じる。」というようなご意見も伺うことが増えてきました。

今まではなんとなくオフィスで日々顔を合わせることで、必然と対面のコミュニケーションがとれていました。しかし、その“なんとなく”なコミュニケーションが難しい時代になってきており、いままでのやり方を大きく見直さなければいけない状況がすぐそこに迫ってきているのではないかと思います。

業務外コミュニケーションの効果を検証してみた

全社員がリモートワークで働くワークスイッチコンサルティングの社員。週3勤務や副業・兼業している社員、ママさん社員など多様なメンバーが所属しています。

業務外時間で対面でのコミュニケーションを取る機会はあまり多くはなかったのですが、今回は新しい働き方推進するコンサルティングチームとして、あえてそういう場を設けてみることにしました。

① 駅伝大会

若手のスポーツ好きのメンバーを中心に社内で参加者を募り、駅伝大会へ参加してみました。

会社として外部のスポーツイベント参加することは初めてだったのですが、駅伝大会は謎の団結により意外にも好タイムでゴール。初の試みとなりましたが、いい汗もかけましたし、普段業務ではあまり関わらない社員との交流もできました。

中途入社者の声(2017年10月入社):

「会社に入社してから間もないのですが、担当のプロジェクト以外の人と関わる機会ができて良かったです。こういう場があると、会社の理解や社員間の関係性構築につながるなと感じました。」

次はコンサルティングチーム内外のもっと多くの社員を集めてフットサルしよう!という話になり、定期的にスポーツイベントを開催していくことになりました。

② 子連れランチパーティ

普段はなかなか集まれないママさん社員が集まりやすいよう、休日のお昼の時間帯に子供連れで参加できるランチパーティを開催しました。

お子さんが騒いでも周囲の目が気にならないようキッチン付きのレンタルスペースを手配し、バルーンアートやジェンガ等の遊び道具も用意しました。

(実はバルーンアートが得意な社員が居たり…意外な特技も知ることができました!)

↑バルーンアートの様子。子供たちに大大大好評でした!

当日は、社員がそれぞれ手作りの料理を持ち寄ったり、施設のキッチンで手分けして料理をしたり、普段の仕事の中だけでは話せない“何気ない会話”ができ、ゆったりと有意義なパーティになりました。


↑ジェンガに白熱する様子。盛り上がりました!

↑身長180センチオーバーの若手社員。女の子にモテモテ!

↑普段は子育てでなかなか集まれない社員も参加できました。

ママさん社員のコメント:

「家庭があるので遅くまで働いたり、業務後に飲みに行ったりなどはなかなかできないですが、こういう機会があればどんどん参加したいです!」

普段はご家庭の都合で飲み会などへの参加が難しいことが多い為、育児を抱えた社員は”断る申し訳なさ”、そしてそれ以外の社員はなんとなくそういう事情を察して“誘いにくさ”というものを感じていました。

今回パーティを開いてみて、それぞれの事情とこういった交流の場へ思いを聞くことができました。意外にも今回のような業務外コミュニケーションへの意向が高いこともわかり、今後につながる良いイベントとなりました。

参加が難しいとされている場合でも、時間帯や場所等の少しの工夫をすることで、こういう場を作ることができること。また、こういった場を設けることが、社員の相互理解を深める上で非常に大切な役割を担うことを改めて認識することができました。

対面でのコミュニケーション、業務外の時間を使った関係性づくりも大切!

今回こういったコミュニケーションの場を設けてみて、普段リモートワークで働いているからこそ、お互いに顔を合わせて何気ない会話をする場づくりの大切さ、またそのためには社員それぞれが意識してコミュニケーションの工夫をしていかなければいけないことを改めて気づかされました。


↑洋服のボーダーかぶりではしゃぐ社員たち。

今回いくつかのイベントを通して我々が感じた効果としては、「社員同士の相互理解が深まった事」、「社員個人が抱える事情等について共有・理解の場が持てた事」が大きかったように思います。

また、普段の業務では見えなかった社員の意外な特技や考え方、趣味等について深く知ることができましたし、子育てを抱える社員が、仕事との両立に奮闘している状況を若手社員が理解し協力意思を持てるようになれたところなんかも大きいと思います。

今後もリモートワークで柔軟に効率よく働きつつ、業務外コミュニケーションを活用し、より良い関係性の組織を目指します!

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