SEだった私が感じる、RPAの魅力とこれから

初めまして、2018年中途入社の大久保和来と申します。RPA導入支援部に所属し、エンジニアとしてRPAツールのヘルプデスク対応でお客様が直面している問題を一緒に解決する仕事をしています。元々アプリケーションのシステムエンジニアだった私が、RPAに出会い、現在の仕事に至るまでの話、社内外でRPAに関して行っている活動についてお伝えしたいと思います。


わからないなりにいろいろ試した新卒時代

新卒から5年弱は大阪でシステムエンジニアとして既存のアプリケーションのカスタマイズやデスクトップアプリケーションの開発を行っていました。10人前後の会社でしたが、早い段階から上流工程に関わらせていただけたおかげでお客様の声を聴きながら一緒にシステムを作り上げていけたことは非常に良い経験だったと思います。

早くからリーダーを任される機会もあり、その際はどうすればもっと楽に(=効率的に)プロジェクトを回せるようになるのかについて考えるようになりました。例えばスケジュール管理はExcelベースで行っていたのですが、もっと楽に管理できないかとウェブサービスなどを実用化したり、開発においては自作マシンでいろいろ新しい技術を積極的に試してどんどん組み込んだりしました。(個人利用であれば、業務で使用するようなツールであっても無料で利用できることが多いです。)

ゼロベースの開発案件が多かったため、既存の枠組みにとらわれることなくいろんなことにチャレンジできたことは、後々のRPA開発時の考え方にもつながる良い経験だったなと思います。

大阪から東京へ。RPAとの出会い

もっといろんなことをしたいと思い、2年前に東京へでてきて初めての仕事がRPA(Robotic Process Automation)による業務の自動化でした。

▲RPAの参考書といつも使っているパソコン

RPAの面白いところは、いろんなシステムが開発対象になってくるところと設計と開発がほぼ同時に進んでいくところです。ささっと依頼を受けたロボットを作りながら業務自体の問題点や改善点をお客様と調整し、最終的に一つのソリューションとして仕上げていくのは今までのシステム開発にはない魅力でした。

一方、RPAの開発で難しいと思うことは、ツールの使い方はもちろん業務の分析や対象となるシステムを理解する必要があり、ツールの操作が簡単だからと言ってそのまま作っていくと運用時に痛い目を見ることです。特に外部システムと連携していると、サイトの仕様変更などが発生してロボットが動かなくなることが多々あります。このような不具合は防げない場合が多いので、予めエラーが発生した時にどうするかを決めておくと、いざというときにすぐに復旧できます。(この辺りの考え方は通常のシステム開発と大して変わりません)また、ツールのみでは実現が難しい場面にもことに何度か直面しました。その時はRPAツール自体にこだわらず、業務の途中経過を見直すことで解決を図ったり、他のツールと連携して自動化につなげたりと、どうやって効率よく業務を行っていくかを考え、常駐先の方々と一緒にいろいろな方法を試しました。

複数のシステムにまたがる巨大ロボットの開発。お客様に名前やイラストも作っていただけた

RPAでの開発で一番印象に残っているのは、採用代行を行うプロジェクトのロボットです。最大8つの求人サイトからその日の応募データを取得して各企業の採用管理システムにデータを登録、その後各求人サイトの応募者に対して受付メールを送信するというものでした。

募集期間中は毎日(土日含む)来る応募を確認、対応する必要があるため、人力では結構な労力になります。また、複数の求人サイトに募集をかけているため、いろんな形式のデータを比較できるように集約する作業も大きな手間となります。

ロボットの設計時はお客様とプランナーの方と一緒に、どのサイトの利用頻度が高いか、ロボットで行いたい一連の流れを整理し、「ダウンロード」「データ加工」「データインポート」「メール送信」などの処理ごとにロボットを分割することを考えながら、利用頻度の高いサイトから1工程ずつロボットを作成しました。実際にロボットを使いながら修正や機能追加を加えていき、最終的に1回のスケジュールで40個弱のロボットを動かす巨大ロボットとなりました。

SE時代の経験を活かして一つ一つのロボットに共通のフレームワークを適用させることで大規模な処理となっても比較的管理しやすい構造にまとめることができました。お客様にはロボットに名前とイメージイラストを作っていただき、現場のメンバーの一員として愛着をもってロボットを使っていただけたときには、このプロジェクトをやってよかったなと感じました。

▲ロボット開発画面

RPAを導入するお客様の課題を一緒に解決

前職ではRPAの開発が中心の業務だったので、もっと踏み込んでRPAを軸にした業務改善を行いたく、2018年にパーソルプロセス&テクノロジーに中途入社をしました。だいぶRPAが浸透してきた時期だったため、求人自体も多く、その中で開発を中心にするか、コンサル的な部分も視野に入れるか考えた結果、後者である当社を選択しました。

今現在はRPAツールのヘルプデスク対応でお客様が直面している問題を一緒に解決する業務についております。お客様の問題となる箇所は、ツールの使い方からロボットの作り方、環境面の課題等まで多岐にわたり、一筋縄ではいかないことも多いです。プログラムを触ったことがない現場作業の方がロボットを開発していることも多く、やり取りの中で問題が解決した時にお客様から「うまくいった!」との声をいただくとやはりうれしいです。

ヘルプデスク対応をしていて気になることは、RPAを魔法のツールと思っていたり、RPAツールさえあればなんとかなると考えていたりすることが多いなというところです。人が行っている業務をそのままRPAで自動化しようとする方が思った以上に多く、どうにかしてRPAツールで解決しようとドツボにはまってしまう場合もあります。もちろんRPAツールを使用することで業務改善につながることもありますが、まず大事なことは、今の業務のどこが問題となっているか、どうなれば楽になるかを考えることだと思います。

お客様にご案内する時も、今発生している問題点の解決方法をお伝えするだけでなく、本当にその作業が必要かどうかについて検討を促したり、他にもっと使えそうな方法があればご案内したりしています。

RPAのコミュニティや社内勉強会で自分の経験をシェア

個人の活動としては、チャラ電Mitzさん率いるRPA Community主催のLT(Lighting Talk)勉強会に参加しています。

▲左がRPA CommunityでLT登壇者に配られるTシャツ、右がRPAテクノロジーズ社主催のBizrobo!CAMPUS!にて配られたTシャツ

RPAと銘打っていますが、RPAツールについて堅苦しく学ぶのではなく、緩い感じの勉強会です。いろいろなツールの紹介や、RPAツールを使わなくてもこういった形で業務改善できるよ!など、RPAに限らず今の業務の見直しや便利なものをうまく使って余った時間をもっと充実した時間に向けようという趣旨が大きいです。RPAのコミュニティ自体が多くはない中で、情報交換ができる貴重な場でもあります。

私自身、ツールにこだわらず結果的に業務改善につながればいいと思っているのと、普段自分が業務で使用しているツール以外の話も聞けるため、勉強会でのお話はためになるものが多いです。(あとお酒やおやつもでます!)

自分も1回くらい発表してみようと思い、努力と根性が似合うロボットアニメっぽく資料を仕上げて大規模なロボットをどのようにして運用していくかということをプレゼンしたのですが、ぎりぎりまでプレゼン内容を調整していたことが仇となり、プレゼン開始早々「内部電源残り5分」と画面いっぱいに表示された上に、いつの間にか設定されていたタイマーのせいでスライドが勝手に進むという同じ会社の某新世紀アニメの一場面みたいになってしまいました(汗)。

プレゼン自体は完全に失敗でしたが、そのおかげで「あの時の人」と覚えていただき、別のコミュニティにも声をかけていただけたことは結果的に良かったのかなと思います。以降もちょこちょことRPAのコミュニティや社内でプレゼンしたりしています。

▲社内勉強会で発表したときのスライド

RPA×AI技術の実用化に携わりたい

RPAには自動化のクラスがあるとされています。今現在はクラス1(指示された通りにロボットが動く)が主流で、去年からだんだんクラス2(自ら考えて動く)が実用化されつつある状況となってきました。クラス2になってくると人工知能、AIといった分野にもかかわってきます。 私自身遊び程度で機械学習などをかじったことがあるため、今後はRPAを軸にしつつ、そのようなより先進的な技術を実用化することに挑戦していきたいと思います。

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