【社内インタビューVol.5 Engineer 山田 幸一】


今回は山田幸一さんの紹介です。山田さんはCanonでの安定した地位があったにもかかわらず、大企業を辞めて、inahoにジョインされました。(家族もいるのに…)どうして、スタートアップに入社したのか。そして、これからの展望はどのように考えているのか。是非ご一読ください!

聞き手・編集:代表取締役CEO 菱木豊


−山田さんは、なぜinahoに入社されたんですか?

過去の記憶は時間が経つと改変されることも多いですが、絶対変わらない記憶があります。目標がハッキリしていて、新しい価値を届けるプロダクトに関われると思ったからですね。


−新しい価値がキーだったんですね。どうして山田さんは将来を考える中で、新しい価値に対する比重が大きかったのですか。

新しい価値に惹かれたのは、それまでの仕事でユーザーにとって新しい価値を作れていなかった気がしたためでしたね。プリンタをスペックアップしつつコストを下げるとか、新たな機能を追加しつつトータルコストを下げるといった、コスト面を重視した設計をしていました。ただ、そこに面白みを感じられなくなってきて、今までの世の中にないようなモノを作りたくなりました。

−あぁ、たしかに以前に山田さんが「1分で65枚プリントアウトできる機能を1分で70枚にして、すごく大変な思いをするわりに、どれだけ世の中に価値提供できているのかわからない」と話していたことは印象的でした。

今までの延長線上にある、モノの作り方と、新たなモノの作り方。今までと違うアプローチができているのは楽しいですね。


−なるほど。ただ、今までやっていたような、なにかの延長線上にある仕事と新たなモノを作っていくことって全然違うアプローチな気もするのですが、実際にやってみてどうですか?

それほど違いはないですね。設計して、モノを作って、評価して、ぐるぐる回していくのは一緒です。モノづくりは共通しているし、入社する前からできると思っていました。細かな点でプリンターと農業ロボットでは違うことも多いですが、基本的なモノづくりの思想は一緒です。だから、十分にできると思います。


−なんとも心強い意気込みです。ちなみに、作るものだけでなく職場環境も大きく変わったと思いますが、大企業とスタートアップの違いで感じるものはありますか。

ありきたりですが、いろんなものがないですね。仕組みもないし、モノもない。人もいないです。

−ね。ホント数万人の組織と数十人の組織では全く違う生き物ですよね。そのうえで、実務レベルの面でも変わったことはありますか。

採用フェーズから自分自身が入るのが大きく違いますね。採用して組織を作っていくことには、プレッシャーを感じつつも、やり甲斐は感じます。もちろん、プロダクトを上手く作り上げないといけないですが。


−そうか。大企業だと自分が採用までやるなんてことはなさそうですものね。

組織をマネージしながら、プロダクトを作っていくところに面白みも感じますよ。前職では採用まではやっていなかったので、自分で欲しいと思える人を採用できるのは面白いです。前職だと会社が採用した人と一緒にやることが当たり前でしたから。


−なるほど。ちなみに他に違和感を感じるようなことってありましたか。

経費精算もシッカリしていたので、大きな違いは感じなかったですが、毎日会社に来なくても良いことに違いを感じましたね(笑)あとは、誰も管理されていないし、していなかったことが違和感ありました。自分が経営者とかマネージャーだとしたら、心配になるんじゃないかと思うレベルです。

−確かに元々、一切管理していなかったですからね。最近では、全体把握の仕組みをある程度入れるようになったり、チーム毎のタスク管理をするようになったこともあって、当時と環境は結構変わりましたね。スタートアップだからこその良い点はどのようなものがありますか。

管理されているわけではないし、裁量を与えられているから、やり甲斐がありますね。入ったばかりにもかかわらず、自由にやれています。あとは、買いたいものが買いやすいのも大きいですね。大きな会社だと小さなモノでもすごく手続きが必要だった。パソコン買うのにも1ヶ月間くらいかかるような世界でした。そういった煩わしさが一切なく、ハンコリレーが不要になりました。


−それは仕事の中で実際に使う時間も変わるから、良い変化だと思いますね。そもそもハンコなんて僕自身もほぼ使っていません(笑)ちなみに、ご家族の反応はいかがだったんですか。巷では嫁ブロックという言葉もありますが。

奥さんが妊娠しているときは、「いまは転職はやめてほしい」と言われましたね。ただ、子供が生まれて2ヶ月くらいしたところで、再度伝えたら、奥さんからの了解を得られました。心の底では不安でいっぱいだったと思いますが。

−そりゃそうですよね。誰もが知る会社から、名もないスタートアップへの転職。周りは不安になっても仕方ないと思います。ちなみに、どうして奥さんは了承してくれたのだと思いますか?

元々、明確に反対されるようなことはなかったです。前職に居続けることによるデメリットを奥さんにインプットし続けました。自分が理念なき職業人みたいになってしまっている。いま関わっているプロダクトにコミットしきれない自分がいて、精神的にも苦しい。そのような話を続けたこと。社会のためではなく、会社のしくみのために仕事をしていと感じるのがつまらなかった。そんな人はたくさんいると思います。


−なるほど。大企業ではよくあるのかもしれませんね。

あとは、自分の同期も転職していく人が増えていたので、大企業から辞めていくのも当たり前の時代になってきたという理解を妻がしてくれたんだなと思います。


−周りの環境って大事ですものね。今後inahoでどういったことをやりたいですか?

自分で手を動かすこともやりつつ、半分くらいはチームを上手く回すことをやっていきたいですね。自分で手も動かせるし、みんなを動かすのも自分は得意だと思っています。両方やることで自分の実力を発揮しきれると思うし、自分にとっても幸せなことだと思う。そのうえで、実際にプロダクトができると嬉しいし、感動するような場面があるのが楽しいです。

−良い話だな。ぜひぜひやってもらいたいです。ちなみに、大企業からスタートアップへ転職を考えている人へのメッセージはありますか?

一歩踏み出す勇気を持つしかないです。一歩踏み出すことが怖かったりもするし、踏み出した先に谷底があるように思うかもしれない。だけど、谷底なんて全くないのが事実だと思う。そう思えるのは、もちろん不安もありながら、自分に実力があると思っているから。だから、上手くいくはず。仮に万が一、転職先で上手くいかなくても、実力があればいくらでも、どこでもやれるはずです。


−確かに、実力ある人だったら、どこの企業でもやれますものね。

だから、過度に不安を感じる必要はないんです。自分自身、全く不安がなかったわけではないですけれども、スタートアップに社会保険があるのだろうかとか、そういった不安くらいでした。普通に社会保険もあったし、なにも問題なかったです(笑)

−inaho(スタートアップ)に合う人合わない人だとどう思いますか?

大企業にいると、できる人は自分で色々やるんだけど、最後の判断を上司に仰ぐことが多くあります。そういう意味では、スタートアップでは、自分で決めることができないと、厳しいかもしれないです。選択するときに、それぞれのメリット・デメリットを考慮して、自分自身で決断する能力と胆力がないといけない。


−確かに少ないリソースだし、自分自身でキメをしなきゃいけない場面は多いですよね。

基本的に自分自身が一番プロフェッショナルでいる立場であることが、少人数のスタートアップの役割として求められるので、自分で決めるということをしていかなければならないですね。大企業のやり方は、それはそれで正しいとは思うけれども、スタートアップのルールとはまた違う世界があります。


−inahoへの転職を考えている人へのメッセージをお願いできますか

組織も技術もまだまだなので、だからこそ、これから活躍できる舞台があります。いま入るからこそ、活躍できる余地も大きいから楽しいのではないでしょうか。一緒に組織を作りましょう。


−なんとも良い話。ちなみに、山田さんはどういう人と一緒に仕事をしたいですか

ぶっ飛んでいつつも、チームワークを大切にする人とやっていきたいですね。普通に考えたら、一瞬あり得ない提案でも、よく考えたらアリということもあります。既存の概念にとらわれず、発言であったり、絵であったり、アウトプットにおこすことが大事です。チームワークを大切にする人は、自分の領域に壁を作らない。チームとしてのアウトプットにコミットできるような人です。「これは自分の仕事じゃない、お前の仕事だろ」とかって安易には言わない人ですね。

−そういったチーム体制はホント大事ですよね。チームで大事なことはなんですかね

問題のボールがあったときに、誰も拾わず落ちそうなタイミングで、すくい上げるようなことができる人はチームシップができていると思います。メンバーでありながらも、みんながリーダーシップを持っている必要があります。それぞれが牽引している状態が素敵なので、リーダーシップを発揮できる人が良いですね。年齢立場関係なく、やれるようにしたいです。


そうですね。全員がリーダーシップを発揮できて、かつその場面場面で様々な役割を担えることが、多様性がある組織なんだと僕も思います。山田さんありがとうございました!


【編集後記】

実はこのインタビューしたの、半年くらい前で(編集滞っていました。。。)、当時はエンジニアの数も少なかったのですが、今では10人以上のエンジニアがいる中で、山田さんはソフト・ハードの領域関係なく、チームを率いてくれています。このインタビューのタイミングは入社2ヶ月後だったのですが、既にそれから半年以上経過していて、インタビューで語っていた通りのことをしてくれているなぁと、今さらながら感じています。

本当に頼りになる存在で、inahoが気になる方に対しては、山田さんがいてくれることによる安心感がとてもあるから大丈夫だよ!って言いたい。これから、どんなチームをみんなで作っていけるのかとっても楽しみです!

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