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【お仕事図鑑シリーズ】システムエンジニアってどんなお仕事?

こんにちは!株式会社イノベーター・ジャパン、採用担当です。

今回の【お仕事図鑑シリーズ】は「システムエンジニア」のご紹介をしたいと思います。

今日のテーマは「システムエンジニアって何?」です。
今回は「ごろうさん」こと穴井さんにインタビューしていきました!


ー今日はよろしくお願いします!まずは自己紹介からお願いできますか?

穴井です。いつも仲間からはごろうさんと呼ばれていますね。入社8年目、現在は福岡で勤務しており、フルリモートです。

ー福岡からありがとうございます!現在のお仕事はどんなことをされているのですか?

大きく分けて2つです。ひとつはファイル転送サービス『tenpu』のプロダクトオーナー。サービス全般を広く見ています。もうひとつはIJのシステムエンジニア。社内ではテクニカルディレクターとも呼ばれています。クライアントワークのなかで、メディアの構築・運用保守などを行っています。

ープロダクトを持ちつつ、クライアントワークも…とマルチに活躍されていて、本当にすごいですね。ではまず、ご入社のきっかけを聞かせてください!

もともと、SIerとして、企業に出向していました。大きなサイトの開発や、企業向けのシステムがメインでしたね。でも、ウェブサービスが作りたかったんです。それも、BtoBのシステムではなく、世間一般の人を対象にしたものを作りたいなと思っていて。

それで見つけたのが、これまでの経験も活かしながらやりたいことができる弊社でした。僕が入社したときは、まだ立ち上げて3年目くらいの若い会社だったんです。その頃からお客さんの大きなメディアを運用していたんですが、これからは自社サービスを作っていきたいという方針があって。そこが魅力的でしたね。

ーなるほど。当時の夢を叶えられていて素敵だなぁ…と思ったのですが、どのように現在のお仕事をするに至ったのでしょうか?

いわゆるクライアントワークを遂行しながら、ファイル転送サービス『tenpu』を立ち上げたのが、入社半年後でした。社長のアイデアを形にするという形でしたね。割とすぐに念願が叶いました笑。それをやりつつ、現在は、弊社が運営している『AdverTimes.』などの保守、機能追加なども並行して行っています。



ー入社以降、自社プロダクトとクライアントワークを並行していたのですね。では、現在のお仕事について、もう少し詳しく教えて下さい。

現在の仕事のメインはクライアントワークです。大きく分けると2つのことをしています。

ひとつは保守・運用。例えばメディア側からの『もう少し流入を増やしたい、CVを増やしたい』などといった相談に乗り、提案しています。利用者からの問い合わせ対応、例えば『ここが動かない』などのご相談についても、随時おこたえしています。

もうひとつが、新機能の追加です。お客さんが達成したいゴールを整理し、体験を設計し、具体的な仕様を描き、実際にシステムに落とし込んでいます。

ーどんな体制で仕事を進めているのですか?

チーム編成は、デザイナー・エンジニア・ディレクターの体制です。そのなかでシステムエンジニアは、エンジニアの職種のうちの1つのようなイメージです。手は動かしてもらうこともあるので。ただ、ディレクター的な振る舞いも求められます。要件を考えることの割合も大きいからです。

仕事の進め方としては、勿論手を動かすこともありますが、エンジニアやディレクターと相談しながら決めることも多いですね。複数の案を作成して臨みます。

ーちなみに、これまででいちばん大変なことを…聞かせてもらってもいいですか?

いいですよ笑。約5年前の、お客様サイトの大きなリニューアル案件です。

あるサイトのリニューアルに際して、すべてのデザインの変更と、インフラ周りを含めて新しいものに刷新する、というものでした。案件の遂行中に不具合や仕様変更といったものが発生し、リリース日に間に合わせるのがとても難しかったのを覚えています。

教訓としては、「やるべきことを一気にやらない」ということですね。サイトの全面的なリニューアルとインフラの刷新を同時にやろうとしたことで、障害の原因などになることも学習しました。いろんなことを一気に詰め込むのではなく、細かくリリースしたり、少しずつ変えていく、ということを覚えました。

ーシステムエンジニアに必要な資質は、どのようなものでしょうか?

必要な資質ですか…「利用者の目線でちゃんと作ろうとしているものを理解したり、あるべきものを想像できるか」という点に尽きると思います。使えないものを作ってしまったら、そもそも使ってくれない、意味がないので。お客さんにも目的があるわけです。利用者に使ってもらって、売上を上げるとか、会員を増やすとか。そういう目的に貢献できるような仕組みになるようにすることが、求められている資質だと思います。また、エンジニア界隈にはそれこそさまざまな技術があります。エンジニアは新しいもの好きな傾向があるのですが笑、新しいから入れるのではなく、目的に応じて適切な技術を選択し、導入できることが求められますね。

ー働く上で、弊社ならではの点は何かありますか。

弊社はメディアを作ることが多いのですが、その場合、運用者と利用者という、2者を考慮する必要があります。何か機能を追加した際に、利用者だけではなく、作った機能を運用する人のことを考えないといけないという点ですかね。利用者として使いやすいけど、めちゃくちゃ運用が大変、というのはNGなんです。そういうことを防ぐために、運用者へのヒアリングなど、使用者に寄り添った改善や追加が必要になります。また、作って終わりではなくて、それからも一緒に運用しながらお互いに成長していけるというのも、魅力の一つではないでしょうか。伴走しながらより良い形を模索できる、というのは得難い経験でした。



ーなるほど!いろいろな人にとっての「使いやすさ」を追求すること、そして継続的に支援していくことが魅力なのですね。それでは、働く上でのやりがいはどんなところにありますか?

上記でもお伝えしましたが、機能を作って、何かしらの効果が出た、売上が上がった、というのを、クライアントさんからフィードバックが来るときですね。やりがいになります。

ー保守・運用、そして新機能の追加。2つの異なる仕事のなかで、大事にしていることはなんですか?

前者の保守・運用については、現時点で困っている人がいるだけではなく、今後同じ状況で困る人が出てくる可能性があるので、困っている人の問題をなるべく早く解決してあげることで、同じ状況で困る人が発生しなくすることを最優先に考えて行動しています。

後者の新機能の追加については、お客さんが求めているものは目の前になく、課題や理想だけがあることから、イメージしにくいことが度々あります。なので、どうすると目的が達成されるのか、といったところから認識を合わせることが大事になります。お客さんからの要望として「こういうものが欲しい」、「こういう商品を売れるような機能を作りたい」といったものがあるのですが、言葉のままそれを実装してしまうと、他の機能との矛盾や不整合が起きることがあります。だから、他の機能との干渉がなく、相互によく働くように、妥当な仕組みや仕様を考えて、提案していくことも重要です。

ーちなみに、これから個人としてやっていきたいこと、目指していきたいことはどんなところにあるんでしょうか?

個人的には、お客様にあたるサイトの管理者、目的を達成しようとしている人たちが、データを用いた意思決定が出来るような基盤を作りたいと思っています。現状、データを集積することは出来ても、活用できていないケースが多いので、運用する人がメディアの利用者の状況が把握できて、適切な施策が打てるようなものを作りたいと考えています。

ー弊社は約15名と、非常に少数精鋭ながら、有名企業の案件を一手に遂行していますよね。エンジニアやディレクター職でない私から見ても大変そうに見えるのですが…

引っ張りだこです笑。エンジニアも、子育てなどと両立しているメンバーがほとんどで、休みも取りやすいので、ワークライフバランスは担保されているものの、もっと仲間が増えるといいなぁ、とは日々思っていますね笑。実際のところ、案件は弊社のエンジニアと、パートナー企業さんにも協力してもらいながら遂行しているんです。

ーやはり!そうですよね笑。では、どんな人と一緒に働きたいですか?

まずはチームとして。手が足りていない、手が届かないところがたくさんあるので、お客さんにより良い提案をできるチームを作りたいと考えています。まだまだ、メディアとして最適な形を模索しているところなので、チームを創っていく、より良い提案を模索していく、そういうところに興味がある方とご一緒したいです。純粋な技術志向もいいのですが、それだけではなく、顧客目線・目的思考で考えることが好きな人と一緒に働きたいですね。そういう人にとっては、能力を発揮して活躍しやすい場所だと思います。あ、それから、弊社はメディアを扱いますので、メディアに興味がある人も大歓迎です。

ーでは最後に、未来の仲間に対して、メッセージをお願いします。

システムエンジニアやエンジニアの観点からメディアに関わる仕事は、一朝一夕に身につくものではありません。でも、「ビジネスサイドがどういう動機や目的でメディアやウェブサービスを作っているのか?」を理解できていると、より動きやすくなり、結果もついてくると思います。

エンジニアサイドから見たときに、ビジネス側はなかなか歩み寄りづらい領域かもしれません。僕自身も、最初はかなりモノづくり気質が強かったので、正直抵抗がありました笑。が、少し足を踏み入れてみると、エンジニアの観点にも気付きや学びがたくさん持ち帰れます。

今後の社会においては、現在デザイナーにビジネス知識が求められているのと同様、エンジニアにもビジネスの感覚が必要になってきます。もちろんすべてを理解する必要はありませんが、

・ビジネスがどういう考え方で動き

・どういうところを重視しているのか

といったことを理解しておくことで、エンジニアとしても成果を出しやすくなるのは間違いありません。一緒にチームを伸ばし、ビジネスマンとしての視座やレベルを上げながら、一緒により良い組織、より良いサービスを作っていける人と出会えればいいなと思います。

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