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会社のロゴ変更は、IHの“これまで”と“これから”をつなぐ壮大な仕事だった!

こんにちは。インテグリティ・ヘルスケア(以下、IH)の森です!

実は先日より、IHのロゴが変わりました。お気づきの方、いらっしゃるでしょうか?
今回は、ロゴ変更に関わったクリエイティブディレクターの「やっち」こと此谷内(こやち)さんに、ロゴ秘話を聞いてきました。

今の「IHらしさ」をもっと表現する

ーまずは、IHの会社ロゴを変更することになった背景を教えてください。

これまでのロゴは創業からずっと使ってきていたのですが、今のIHらしさを表せているというわけではなかった。会社としても第二創業期であり、事業も多角化し、今後IPOを目指して更に加速していこうという今のタイミングで、改めてIHのビジョンを見つめ直し、それに伴ってロゴも変更しよう、ということになったのが背景です。

ビジョンの刷新は、会社の過去と未来に向き合うこと

ーロゴを変える、というよりは、ビジョン自体を刷新する流れがあったんですね。実際はどのようなステップで決めていったんですか?

まずは、会長の武藤さんや、社長の園田さんから、これまでのIHの辿ってきた歴史や、日本の医療に対して感じている課題感、それに対してIHとしてどう向き合っていきたいかや、どんな会社にしていきたいかなどをヒアリングとディスカッションを重ねました。

その後は、ビジョンが伝わるキャッチコピーを考えていきます。ここではかなりの候補を考えましたね。

例えば
・世界中を、医療のちからであたためたい。
・いつもあなたのそばにある、医療パートナーを目指して。
・世界をもっと、健康に。
・医療の進化を支え、世界をもっと健康にする。
・医療の力で、世界中に笑顔を増やす。
・共創する、医療文化の実現。
・笑顔で自分らしく生きる人を、一人でも多く。
・医療の進化をさせ、持続可能なシステムを構築する。
・人生って素晴らしい。

などなど。
よく見ると最後の「人生って素晴らしい」って、モー娘。の「I WISH」のサビっぽいですね。笑

ここで出たキーワードを踏まえ、最終的にまとまったものがこちらです。
▼新ビジョン▼

ー言葉の一つ一つに「ぬくもり」を感じますね。ひらがなを使うか漢字を使うかや、倒置法の言い方にするかなどもこだわってそうです。

ここには、武藤さんや園田さんの「こだわり」が入っていますね。医療って、どうしても取っつきにくい分野になりがちで、さらに「テクノロジー」要素も掛け合わせた話になると、普通の人にとってはなかなか腹落ちしづらい。

でも医療って、本当はもっと身近なものであり、みんなが向き合って、寄り添っていくべきテーマであり、僕たちはそこにイノベーションを起こしていく存在なので、親しみやすい表現を選ぶことはかなり頭を悩ませました。

「ギャップ」を生み出すことが、魅力的なアイデンティティをつくる

ービジョンが決まったら、次はいよいよロゴ作成ですね。

実は、ビジョンが決まったらすぐにデザインができる程、ロゴ作成は甘くありません。
次に、IHとしての
・内面的特徴
・行動的特徴
・外見的特徴
は何かを整理していきます。
簡単にまとめると、下記の表になります。
▼特徴を分解▼


要は、「内面」や「行動」の特徴だけをとらえると、IHは真面目な印象が強いですが、
実際役員たちに「どんな風に思われたいですか?」と聞いてみると、先進おしゃれクールやんちゃなどのキーワードも出てくる。
このギャップを、うまくロゴにも反映させたいと思ったのです。

よく「ギャップのある人はモテる」って言うじゃないですか!?
企業も人と接するという意味では、人間的な側面を大いに備えていると思っていて、ロゴやVI、キャッチコピーなども含めて、人間的なコミュニケーションができないかなと考えました。

▼ちょっとドヤ顔でモテ理論を語るやっち▼

2つの視点で見る、新しいロゴ

ーなるほど。そのギャップをデザインに落とし込んでいった末に完成されたのがこのロゴですね。

▼新ロゴです▼

はい。すぐに気付くかもですが、IHの「i(小文字のアイ)」が真ん中にあり、隠し文字で「H(エイチ)」があるというロゴ。ルビンの壺」を応用していますね。「ルビンの壺」は、1つの視点では花瓶(壺)ですが、もう一つの視点では「向かい合う2人の横顔」です。

IHのロゴに、「ルビンの壺」のエッセンスを入れたのは
IHが向き合っている医療という「社会課題」についても、視点を変えることで新しい側面に気付き、イノベーションを起こしていける存在になりたいという意味が込められています。

さらに隠されていた、もう一つのロゴの意味

ー「ルビンの壺」的な会社ロゴ、いいですね。名刺交換をする度に、この話をしたくなります。

ふふふ。実は、他にもこのロゴには、意味があるのです。ご存じですか?

ーえ、他にも意味があったのですか? 

▼やっち、教えてください▼

言葉よりも、スライドの方が伝わりやすいので▼こちら▼をご覧ください。

3人の人物が並んでいますが、左の人物は医療を表すものです。
ここには医師はもちろん、医療スタッフ、病院、クリニック、お薬、または医療の歴史など、多くのものを表現しています。
そして、右の人物を表すのが、患者、生活者、人生、社会、企業、またはイノベーションなどのメタファーを表しています。私たちIHは、この間に立ち両者をつなぐ存在だと位置づけました。

ちなみに、真ん中のイケメンはIHの社員ではないので「彼に会いにオフィスに遊びに行きたい」という方がもしいたら申し訳ございません。彼はモデルです。

そして、この三者の関係をビジュアルに落とし込んでいくことで、IHのシンボルが作られています。

つまり、IHを真ん中ではさむことによって、医療と患者が向き合うことになるのです!

ーそ、それは気付かなかった~!めっちゃ考え込まれていますね。お見それしました。

今回のロゴの改定にともなって、名刺やステッカーなどのアプリケーションへの展開も同時に進行しています。これらはやっぱり、まずは社員にとって愛着を持ってもらえるような組織であるためということと、経営者のビジョンや想いを伝播させていくためのツールとしての役割を担っています。

ビジョンやロゴの改定はきっかけ。大切なのはこれから

ー最後に、今回のビジョンやロゴリニューアルを振り返ってみての感想を教えてください。

私はIHに参画する前は、CIやBI、VI~コミュニケーションに関連するデザイン一式をクライアントワークとしておこなっていたのですが、やはりこういったスタートアップの中でブランディングをおこなうのは違いますね。自社のことになると、経営者も身近にいて熱量をダイレクトに感じるし、サービスの伸長も見えます。

経営者の熱量を肌で感じることで、彼らの原体験を言語化し、ビジュアルに落としていくプロセスはとてもよい経験でした。

今回のワークを通じて、当社の歩みや現状、そして未来についての想いをより深く知ることができました。ビジョンやロゴの改定はあくまでただのきっかけです。大切なのはここから、IHの実現したいミライヘ向けて、今回策定したビジョンやロゴを基礎に、良いチーム、良いプロダクト、良いコミュニケーションを産む流れを作り、社会に還元していくことだと感じています。

ーやっち、ありがとうございました!

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