【扱うデータ量の多さに魅了】より効率的に、使いやすく最適化。日々改善方法を探り、自社サービスの質向上を実現
今回は当社で活躍するエンジニアにインタビュー!
自社プロダクトの開発や開発環境の改善に取り組む社員に、IMへの入社の決め手や仕事のやりがいについて聞きました。
■プロフィール
氏名:板屋(いたや)
所属:開発本部 エンジニア
入社年月:2019年1月
入社経緯:社員からの紹介
膨大なデータを効率良く管理するシステムを設計
―入社の経緯について教えてください。
前職では受託開発を主な事業とする会社でプログラマーをしていましたが、より仕事の幅を広げたいと考え自社プロダクトを扱うインティメート・マージャーに入社しました。
インティメート・マージャーが扱うデータ量は膨大で、その規模の大きさに興味を持ったことが入社の決め手の一つです。
―現在はどのような仕事をしていますか?
主に、データを効率良く収集・管理するシステムの構築や保守作業を担当しています。
データと言ってもその種類はさまざま。
きれいに整理されており扱いやすいものもあれば、フォーマットがバラバラで扱いづらいものもあります。このようなデータを扱いやすい形に抽出・調整しデータベースに落とし込む作業を、自動実行するシステムの構築が私の仕事です。
―どのようなところにやりがいや面白さを感じますか?
エンジニアが手間をかけずに業務フローが動き続ける環境を整えるため、さまざまなサービスを活用して最適な形を模索しています。
当社が利用するクラウドサービスには、一般にも広く普及しているGCP(Google Cloud Platform)やAWS(Amazon Web Service)があり、それぞれ処理速度や料金が異なります。
サービスによって異なる特徴を考慮しながら、その時々のクライアントの状況にとって理想的なシステムをつくっていくことに面白さを感じています。
Pythonのメジャーバージョンアップで新人賞を受賞
―これまでの仕事での成果・印象的なエピソードを教えてください。
入社当時から、当社で使用しているプログラミング言語「Python」のメジャーバージョンアップ作業を担当しており、その完遂が評価されて新人賞をいただいたことです。
受賞自体もちろんうれしかったのですが、会社の基盤となるシステムから不安要素を取り除くという地道な作業を認めてもらえたことが心に残っています。
私はこの案件を引き受けるまでPythonを扱ったことがなかったため、まずシステムの構造を把握することからスタートしました。
その後バージョンアップのプロセスについてエンジニア同士で知識を出し合いながら、約半年かけて取り組みました。サービスは一朝一夕に生まれるものではなく、歴史や背景が積み重なってきたものですので、前職で培った専門知識や、「ここで不具合が起きやすいだろう」といったエンジニア特有の感覚を生かすことができました。方法を一任された状況で課題を解決していく仕事は、腕の見せどころでもありました。
バージョンアップは新規開発に比べて一見地味で根気のいる仕事ではありますが、私自身システムの維持・管理や開発に興味があり、コツコツ作業を行う保守業務も好きでしたので、非常に楽しく取り組めました。
保守業務に対してしっかり評価をする組織であることは、現在の仕事のモチベーションにもつながっています。
未知の領域に挑戦し、会社としてのスタンダードをつくる
―インティメート・マージャーの開発の仕事について、どのような側面に面白さを感じますか?
最もやりがいを感じるのは、インティメート・マージャーが提供するシステムの基盤を構築する仕事です。当社は現在、メインで使用するクラウドサービスをAWSからGCPに移行することを計画しているのですが、ゆくゆくはその両方を用いるマルチクラウド化が必要と考えています。
そういった流れに対応するためにも、会社として扱ってこなかった領域に挑戦できる機会・環境が存在することはありがたいです。もちろん新しい領域ですので失敗もありますが、効率性を考えながら組み上げていく作業はとても面白いです。
最近では、コンテナの運用自動化を行ってくれるOSSのマネージドサービス・GKE(Google Kubernetes Engine)を使用する機会が増えたのですが、導入にあたってどのようなハードルが存在するかを調べてまとめていく作業もやりがいを感じました。
新しい技術を扱う際は、情報がなく苦労はつきものですが、新しい知見を得てサービスの効率化を実現できた際の達成感や充実感は何物にも代えられないと感じています。
「常にアップデートしていく」という企業文化をつくりたい
―インティメート・マージャーに入社して良かったと感じることがあれば教えてください。
開発本部は、組織内で各社員の状況や仕事内容を共有する風土があり、エンジニア同士で情報交換をして互いに高め合えることがいいですね。
少数精鋭ながらすべてをスマートにこなしているわけではなく、地道にコツコツと頑張る泥臭さもあり、そういった雰囲気は自分に合っていると感じます。
―最後に、これから挑戦したいことがあれば教えてください。
今後は技術面で生じる課題を継続的に解消・アップデートしていける文化をつくりたいと考えています。
プログラミング言語のバージョンアップも当てはまりますが、こうした課題への対応はそのとき限りではなく、時間がたてば再発するものです。課題が発生してから対応するのではなく、通常業務の一つとして常に解消・バージョンアップし続けていく文化が組織には必要だと感じています。
新しいバージョンに対応できるということは、新しい技術に触れる機会が増えることでもあります。体制を整えるには多くの時間と労力がかかりますが、より大きく、長く続く組織へと成長するためには、欠かせない取り組みです。意識が根付いていくように、まずは私から「アップデートしていこう」と働きかけていきたいと思います。
一見、完成したサービスはとてもきれいですが、それを構築する開発の仕事は泥臭いもの。
今後入社される方には、より良い品質・効率化を目指して改善していくそのプロセスに、ぜひ魅力を見いだしてほしいです。
深夜残業中・・ではありません(昼間に電気を消して撮影)