テクノロジーを駆使した資産運用サービスを展開するインヴァスト証券では、現在、一緒に働く仲間を募集中です。気になる仕事内容やチームの雰囲気、メンバーはどんな感じでしょうか。今回はグループ内の転籍・異動を経験し、キャリアを展開している社員に話を聞きました。募集要項だけでは見えてこない社員の本音を紹介します。

システム管理部
伊藤 靖隆

新卒で銀行系証券会社に入社。6年間、証券営業の仕事に従事した後、2022年3月にインヴァスト株式会社に転職。アプリ開発などに携わり、2023年5月に子会社のインヴァスト証券へ転籍。システム管理部で活躍中。

UATの手伝いをきっかけにシステム管理部へ。会社側がさらなる活躍の場を提案

―インヴァストに入るまでのキャリアを教えてください。

新卒で銀行系の証券会社に入社して、約六年間、証券営業の仕事をしていました。お客様の資産をお預かりして、株式や投資信託などを販売する仕事です。いわゆる世の中のイメージ通りの証券営業で、一日に電話を60件、70件とかけて、訪問が3、4件あって。毎日、そんなスケジュールで忙しくしていました。

転職を考えたのは、営業と違うスキルを身につけたかったからです。前職の証券会社は社員の8割が営業職。なかなか本部には行けませんし、行けたとしても、いずれまた営業に戻るキャリアです。転職活動中に出会ったインヴァストは、当時、新規事業開発部門で人材を募集していました。馴染みのある金融業界で新規事業に携われることに魅力を感じ、インヴァストを選びました。

―インヴァストではどのような仕事をしていましたか。

主に、書籍要約アプリ『Bibro』に携わっていました。要約本でお金と投資について学ぶというアプリで、今は子会社に移管していますが、このリニューアルのプロジェクトに参画していました。『Bibro』と、『Bibro』に付随したオウンドメディアに携わっていて、前職の証券営業とはまったく違う仕事でした。

―インヴァスト証券システム管理部に転籍・異動した経緯を教えてください。

実は親会社のインヴァストにいたときから、お手伝いのような形で『マイメイト』のプロダクトに関わっていたのです。恐らく証券会社時代の知識が役に立つからでしょう。手伝っていたのはリリース前の確認作業（UAT）で、テストを実施してバグ出しなどをしていました。その縁で話すようになった当時の『マイメイト』のプロダクトオーナーから、「君は今、新規事業をやっているけれども、いわゆるゼロイチをするよりも、今あるものを広げていくほうが向いているのではないか」と言われ、子会社インヴァスト証券のシステム管理部への転籍を打診されたという経緯です。その言葉は、自分としても非常に腑に落ちるところがありました。

元々、『マイメイト』に対しても非常にポジティブな印象を持っていました。AIによる自動売買は、ほかにないサービスでしたから。個人的に、非常におもしろいプロダクトだなと思いながら関わっていたので、誘っていただいたときは「是非、参画したい」と、とても前向きな気持ちでした。

―伊藤さんのことをよく見ていてくれたことも嬉しいですね。

本当にその通りです。

『マイメイト』で主にUATを担当。勉強、勉強の毎日。出社は週3日

―現在の仕事内容を教えてください。

システム管理部で『マイメイト』を担当しています。『マイメイト』チームの業務は、第一に障害が起きないようにする対応策の企画立案と推進。それから『マイメイト』の機能追加やメンテナンスなどを行う際の要件定義とUATです。『マイメイト』主要部分の開発は弊社のIT部で、フロント開発については外部ベンダーさんにお願いしています。

『マイメイト』は、これからどんどん機能が拡大していくので、よりよいプロダクトにするために、非常に開発に力を入れています。ビジネスサイドから「こういうことをしたい」という要望が来て、それに対してシステム管理部で要件定義を行い、開発部隊に引き継ぐというフローです。プロジェクトは、開発部隊からの提案で始まることもあります。そして、開発が終わるとUAT（ユーザー受け入れテスト）の工程で、システム管理部でユーザーテストの実施からリリース作業までを行っています。

これらに加えて、突発的な障害が起きた場合はその対応と、再発防止策を講じることが、システム管理部の主な業務内容になります。

『マイメイト』チームは私を含めて4人。タスク管理をはじめとするメインのマネジメント部分をやってくれているリーダーのほか、主に要件定義をしているメンバーが1人いて、残りの私ともう一人でリリース管理の部分をやっています。開発を終えたあとのUATからリリースまでで、内容はテストケースの作成やリリースに向けた資料作成など。このような役割分担になっています。

―テスト項目の作成は大変ですか。

大変ですね。複雑な開発を行うときだと、何百というテスト項目を作成しないといけません。これまでに蓄積されたナレッジがあるので、それを参考にしながら作成する形ですが、自分で考える部分が多いので、非常に骨が折れる作業ではあります。

作成したテストは、カスタマーサービス（CS）のほか、管理部や経理部など関係する部署の方たちに依頼して、実施してもらいます。そうすると要望やバグ、要求したものと違うといった課題が出て来るので、開発側と連携して解決していきます。

―いずれは要件定義など、いわゆる上流工程へと業務を広げていきたい希望はありますか。

そうですね。私としては上流工程のほうをメインでやりたいという気持ちは持っているので、今は勉強中です。毎日、家に帰ると勉強しています。インヴァストでアプリ開発に携わっていたものの、システム管理部に来るまではITの経験や知識がほとんどなかったので、本当に日々、勉強、勉強です。IT部のエンジニアの皆さんなど、周りはみんな知識がすごくて、ミーティングでも知らない単語が飛び交っています。それらをインプットするように日々意識しています。やはり知識的なところが、私としては今、いちばん苦労している点ですね。

※オフィスでは、入口近くの席でお仕事をしています。

―出社と在宅のバランスや一日の仕事の流れは、どのような感じでしょうか

私は週二が在宅、週三で出社というパターンです。出社の日は大体9時台に出社して、リモートだと8時半頃から仕事を始めています。メールチェックや夜間のシステムの動きなどを確認して、午前中にzoomで『マイメイト』のミーティング。IT部などのプロダクト関係者、フロント部分を担当してくれている外部ベンダーさんなど、関係者が集まって進捗報告などをしています。

そのあとは、UATのテスト作成やリリースに向けた資料作成など自分の業務を進めますが、あちらこちらからいろいろな問い合わせが入るので、そういうものに対応しながらの作業になります。やはり、何かあるとひとまずシステム管理部に連絡するという感じなので。テスト工程で、要件の確認が必要になれば、適宜打ち合わせが入りますし、そのようにしながら、一日が終わっていきます。お昼休憩は、大体12時から13時の間に取っています。

出社の日は、コミュニケーション重視。やはり、出社していないとコミュニケーションを取れない部分もありますので。リーダーが隣の席にいるので、よく質問もしています。

生まれたばかりの子どもに夢中。育休後は予防接種も保育園送迎もしっかり分担予定

―チームの雰囲気はいかがですか。前職の証券会社と比べて、働きやすさなども教えてください。

風通しがよく、言いたいことは自由に言える環境だと思いますし、何より皆さん優しい方たちなので、質問をするとすぐに答えてくれます。ただ、いい意味でとてもきっちりとした空気はあって、それはやはり、障害を出さないことがシステム管理部のいちばんの使命だからでしょう。お客様が使っている、インフラに近いものを取り扱っているという点で、責任の重さは非常に感じています。

前職との比較では、やはり風通しの点がまったく違っていて、意見を言えるし、しっかりと意見を聞いてもらえます。提案すると「やってみたら」と背中を押す風土があるのも、非常にいいなと思います。仕事の幅も広がりましたし、飽きることがありません。どうしても、前職はどこまで行っても証券営業だったので。その点はまったく違います。仕事の進め方も、タスクとして振られますが、やり方は決まっていなくて、自分の考えで進めていけます。それに対して「こうしたらよりいいのでは」とフィードバックをもらえる形です。

社長が同じフロアで仕事をしていて、経営層との距離も近いですし、コミュニケーションもとても取りやすいです。

―プライベートな話も聞かせてください。休日はどのように過ごされますか。

最近は子育てですね。今年の6月に子どもが生まれたばかりなので、子どもと遊んでいます。平日も在宅勤務の日は私がお風呂に入れて、寝かしつけもします。休日はもう、ひたすら子ども中心の生活ですね。

在宅勤務があるので、家庭との両立もしやすいです。例えば、子どもの予防接種の日は在宅勤務にするなどの融通も利きますし。今は、妻が育休中ですが、来年から復職するので、子どもの発熱など何かあったときに、柔軟に勤務形態を変更できることはありがたいですね。保育園の送り迎えなども、しっかりやっていくつもりです。

―転職活動中の方に向けてアピールをお願いします。

私は、今はシステム管理部ですが、マーケティングなどほかの仕事も、手を挙げたらやらせてもらえるチャンスがあるので、ほかの会社よりもいろいろなことが身につくのではないかと期待しています。多方面に仕事の幅を広げていきたい人には、非常にいい会社ではないでしょうか。実際、私も転籍していろいろな経験を積むことができています。システム管理部でサービス全体を把握することで、開発やマーケティング方面へのキャリアも拓けると思うので、ジェネラルな活躍ができる環境だと思います。

一方で、システムに集中したいといった人なら、もちろんそれも可能ですし、いろいろな方に来てほしいです。

―ありがとうございます。これからも頑張ってください。