<<2019年9月度MVP>>立ち上げ期から拡大期を通して「自立」を追いかけ続けてきた話。
【塚本 星矢】通称:せーや(写真:左)
2019年9月度・MVP獲得。
2017年7月にITプロパートナーズへ入社。
(入社理由はこちらを参照)
inteeの立ち上げ期から参画。
趣味は筋トレ。
【宮武 郁実】通称:いくみん(写真:右)
MVP受賞者インタビュアー
2019年3月ITプロパートナーズへ中途入社。
新規事業Graspy事業部のカスタマーサクセスを担う
◆◇◆◇月間MVP制度のご紹介◇◆◇◆
ITプロパートナーズでは全社員がその月にValueを最も体現したメンバーを投票して決める月間MVP制度があります。社員一人ひとりが投票し具体的に頑張ったポイントを記載していきます。
定量的な成果はもちろん定性面(Valueの体現を通じた、全体への価値貢献など)も含めて投票されますので全員にチャンスがあります♪
(半期ごとの表彰では定量的な成果で表彰する場面もございます。)
《圧倒的当事者意識》が本領発揮される理由。
宮武:
率直な感想を教えて下さい!
塚本:
嬉しいけど「獲ったぜ!」というよりも、目の前の事を集中して真摯に対応した結果、勝手についてきた感じが強かったです。
宮武:
達成率が飛び抜けて凄かった!この1ヶ月は何を意識して行動をしていましたか?
塚本:
すごく正直な話をすると、個人達成はして事業部の達成も見えてきていました。
「次、俺何できるの?」みたいな思考になった時に、知り合いでITプロを受けたい人がいたらから声をかけたり、ダイレクトリクルーティングの活用で採用が加速しそうな企業様へGraspyの提案をしたり。
「もっと、出来る事あるんじゃない?俺」という想いがあったので、1個ずつクリアしていく感覚で進んだ時に、最終的に自社の採用活動にも関わったし、他部署のGraspyとも協業していて、小さな行動が積み上げた結果かなと思います。
「凄く大きな事や、今までやったことがないことをやろう!」というよりも「身近な出来る事」を愚直に行動した時に、周囲から見ると《圧倒的当事者意識》を発揮したように見えたのだと思います。
※ITPROPARTNERSvalueは、こちら。
あとは、結果は変えることができないので、「do the best」していただけです。
宮武:
入社当初からチームや事業部視点を持てていたんですか?
塚本:
全くなかったです!
最初、僕がITプロに入社した時は、2017年の夏頃でinteeの立ち上げタイミングだったんです。
事業自体が立ち上がりきれてなかったですし、ルールも決まってなければ、今より何も整備されてなかったので、最初の1年は「自分のやれることは守ろう・・・」くらいは思っていました。
僕に大きな影響を与えてくれたのは、事業部長の亀田がinteeに入ってきてからです。
(※intee事業部長、亀田の紹介はこちら。)
事業部長の亀田が(社会人歴も年齢も一緒。)ITプロ事業部で活躍されてからintee事業部に異動してきて、そのまま事業部長になった時、凄く複雑な心境になりました・・・。
その時に、《個人だけでなく、視座を上げてチームもみないといけないな》と。
《チームだけじゃなくて全社視点で会社を見ないといけない》と思うようになりました。
その原動力は、良い意味で「見返さないと」というコンプレックスかも知れません。
《働く》を通して大切にしている価値観」の話。
宮武:
働くことを通して大切にしている価値観は?
塚本:
ITプロパートナーズに入社した1年目くらいから「幸福度」に関してはすごく考えています。
僕は中学頃まで比較的、裕福な家で生まれた方でして。
3人兄弟で、お金もかかる環境だったんです。
すごく親にお金をかけてもらい大切に育ててもらったはずなのに、
単純に享受していただけで何も考えずに進んでいって、中学くらいまでは誰もが認めるような学校に入学したり、成績も良かったんです。
でも、高校くらいから僕の歯車が、崩れ始めていって・・・。
高校時代は帰宅部で、1浪して大学に入ったけど、勉強もしない、部活もしてなかったんです。
なんとなく、良さそうだな〜みたいな自分が気持ちいい方向に走って行ってたら、いつの間にか何もない人間になっていました。
それが凄くコンプレックスで、そのまま社会人になったので新卒時代は全然成果が出てなくて同期の間で、2番目に出世が遅かったんですね。
社会人でも通用しない・・・。学生時代に誇れるものもない・・・。
かといって、先輩・後輩から慕われてる感じもない。
「俺なんで生きてるんだっけ」みたいに感じていました。
「どこかで変わらないといけないな」と強く思ったのがITプロパートナーズ に入社してからようやく気づいて、ハッとさせられた感じです。
「結局ここでも自分に負けるのか、いつ勝負するのお前?」と自分に問いただす日々が続きました。
「自分に誇れる状態になっておかないと、ずっとこの状態が続く・・」みたいな衝撃が走った感覚です。
ITプロパートナーズに入社した1年目の時から、徐々に誇れる自分になるように仕事をして行動するように心がけています。
学生時代までは、何故だか僕は幸福じゃない人間だったと思い込んでいました。
客観的に見たら、しっかりお金も出してもらっていたし、裕福な家で育ててもらっていたにも関わらず。
ITプロパートナーズで働くようになって、与えて頂いていたことに対して何も返せてなかった自分にやっと気がつきました。
自分も幸福にならないといけないし、何者かにならないといけないし、何者かになった上で、親・兄弟や友達に僕を誇ってもらってから、死なないとなという危機感を持った感覚になりました。
《幸福度》という観点でもう1つ大きなきっかけが、父の影響です。
親父が、僕が生まれた時から、京都で広告代理店を営んでいました。
僕が生まれた時は、バブルのタイミングだったようで家がすごく裕福で、外車も3台あって、煙突のある大きな敷地の家で暖炉があって、ドアノブ黄金だったんですよ!
そこからの、栄枯衰退を目の当たりにしてしまい。
バブルの崩壊で大波にのまれた事態に直面しました・・・。
広告は、マスメディアであるラジオ・新聞・雑誌の広告代理店をやっていたので、パソコンや携帯が普及して、誰もがインターネットを当たり前に使う時代になって、世の中の変化に事業が追いつけなかったんですね。
車を売り、時計も売り、家も引っ越して今はマンションです。
僕が育った家も、もうないんですよ。
それって何故かというと僕の親父は、今までやってきたことと《同じやり方》をずっと行っていたんです。
バブルの頃の意識でずっと経営していて、そうすると世の中の変化に対応できなかったんですね。
何より嫌だったのが親父は、昔はカッコ良い姿の親父でしたが、今は昔よりも仕事の愚痴や弱音を吐くことが多くなりました。
今の状況を聞いて「世の中的にも、こういう流れだから厳しい・・・」という風に話していた事もありました。
それを聞いた時に、自分に誇れる人間になってないとおかないとネガティブな人間になってしまう。
死ぬ時に「この人生でよかったっけ?自分」という状態で死んでいってしまう気がしました。
身近で、父親を反面教師にしているところはあります。
立上げ時からメンバーに伝え続けている3つのこと。
宮武:
新規サービスを創る現場のリアルが知りたい!
形がない所から、どう形にして行ったのかを教えてください!
塚本:
大前提のマインドセットとしては《行なっている事業が良いサービスを提供している》ということです。
「学生のファーストキャリアを考える」という大きなテーマと向き合うinteeは、世の中にあった方が、絶対に良いサービスだと僕自身が深く確信しています。
僕も今、自分の人生の大事な時間を使い、この会社にいる以上はinteeを広げない手はないと思っています。
同時に自分自身も成長することが、サービスの拡大・会社の拡大にも繋がります。
一石三鳥なので、やらない理由はないです。
使命感のような《今、この大事な時間を使うのであれば》という良い意味での危機感を全員がマインドセットとして持っていれば新規サービスも大きくなるはずです。
あとは、自分やチームメンバーを信じてやるだけかなと思います。
ただ、ちゃんと熱量が高いチームでないと成し得ないのと、皆で【なぜ、このサービスがあるのか】をしっかり説いていかないと、後から入社したメンバーがついて来れないです。
メンバーと向き合う時は【なぜ、やるのか】を、もの凄く大切に問う必要があるかなと思います。
宮武:
塚本さんが、inteeチームメンバーと向き合う時に特に意識していることはありますか?
塚本:
3つあります。
1つは、サービスの存在意義を伝え続けることです。
常に「大前提inteeは、在る意味があるよね」という話をします。
2つめは、メンバーひとり一人のキャリア感と向き合うことです。
1on1で話す時は必ず「どうなりたいのか」の話を聴いています。
視座をあげるサポートや、今のサービスを通して「メンバー自身がどこに向かっているのか」の原点回帰をするようにしています。
3つめは、逃げない事を伝え続けることです。
大変なのは重々承知で、今やることは簡単ではないですが一度逃げたらずっと逃げ続けてしまいます。
《逃げなかった先に何があるのか》をひたすら伝え続けています。
優秀なマネージャーが実行していること。
宮武:
メンバーをいつも鼓舞していてポジティブな発言が多いので、新卒メンバーは特に助けられているのかなって思います!
塚本:
数字も見るけど、僕がフォロワーシップを発揮することで《メンバーの皆が、どうしたら気持ちよく働けるのか》という思考を持ち、その視点で話すことを意識しています。
今後入社するメンバーも含めて、メンバーに対しては数字の話しないであったり、詰めることしたくない想いも強くあります。
もともと性格的にも温厚な方で、頭ごなしに怒る方じゃない。
良くも悪くも僕は体育会系に属していなかったので、とにかく周囲を楽しく回すことに長けていると思っています。
そして、怒られる側も、根本として別に怒られて仕事しているわけではないし、そんな職場が楽しいはずもないです。
そういう雰囲気を意識的に創るようにしているので、怒るみたいなのに一旦、蓋をするようにしています。
宮武:
後輩メンバーに対しての想いが強いのは何故?
塚本:
新卒で入社した1社目の経験が強く影響しています。
もちろん、新卒で入社した3年間の間に、社会人の基礎をめちゃくちゃ叩き込んでもらいました。
すごくシンプルなビジネスの大原則から、ビジネスマンとしてのあるべきスタンスまで。
1社目にその会社を選んだことは全く後悔していないし、いつか恩返ししないといけない使命感もある。
営業として数字を追っていくことは重要である一方で、
数字を追う日々が続き、なんでこれやってるんだっけ?と疲れていってしまったこともありました。
(今思えば、めちゃくちゃダサいことなんですけどね笑)
そこからの学びとして、
《顧客への想いや、自分たちが何の為にやっているのか》を見失うようなことは、後輩やメンバーには絶対させたくないとも思っています。
もう1つは、経営者やビジネスマンの記事で影響を受けた記事があったからです。
ZOZOTOWNの田端さんの記事で心に残っているのが《優秀なマネージャーはDJみたいなものだ》という言葉です。
詰めるとか故意に誘導するとかではなく、《皆が気持ちよく働けるようにする奴が一番良いマネージャーだ》という話があった時に「これだ!」と思いました。
「やるって言ったことをやらないじゃん!」ではなくて、「やるって言ったことを、やらなかった自分に対してかっこ悪くないか。」とメンバーに自覚させるようにしています。
同時に《僕自身は一体、何を考えながら仕事しているか》については、今、後輩に伝えていることもあり《自分自身がカッコよく在らないといけない》ので、皆んなから慕われていて実績も出し、ビジョンも語れるような観点を持つようにしています。「格好悪い行動は辞める」というのも大事にしています。
宮武:
人に伝えることで自分を律しているんですね。
塚本:
有言実行は必ず掟として守っています。
宮武:
有言実行って結構、難しくないですか?勇気がいりますよね。
難易度が低ければ出来るけど、難易度が高い場合に達成するには想像以上に頑張らないと達成できない。
塚本:
めちゃめちゃ、それはあります!毎回、プレッシャーを感じています!
一方で、過去の経験上「意外とやれるな」みたいな感覚もあります。
且つ、個人的には若いうちに伸びないと後々勝負できないと思っているので、出来るだけ所謂《大きいこと》を言って自分自身を高いレベルに帳尻合わせにいく感覚で実行しています。
言ったらやらざるを得ない。自分はものすごく怠惰な人間なので、有言実行を掲げることで僕が自分自身の目指す姿に向けて進めている感覚があります。
宮武:
塚本さんの一言で「こうやって進めようよ!」と他のメンバーが主体的に動いているのが本当に凄いです!何を意識してメンバーと関わっていますか?
塚本:
僕の場合は、周囲の良い所を吸収するように意識して取り入れています。
代表の木村は、ビジョナリーマインドで溢れる人で「何故、これをやっているのか」を凄くうまい単語で話してくれます。
【視座をあげる為にどうすればいいか】のHOWまで伝えてくれるので、参考にしています。
事業部長の亀田は、端的で締める所は締めるのが上手なのも取り入れています。
加えて、ネット記事や本から【メンバーが気持ちよく働く為にマネージャーがやっていること】の原理原則を組み合わせて僕自身の言葉にして伝えるようにしています。
宮武:
本はどのくらい読みますか?
読む動機がないと、どうしても手に取るのが億劫になるので・・・。
塚本:
本を読んで、インプットしたことを実行したタイミングですごく効果が出た経験がありました。
最初は興味がある本だけを選んで、買って読んでを繰り返していると習慣になりました。
一度読んで結果が出たので、読んだ方がいいんじゃないかなと確信しました。
僕がカッコ良いと思う社会人は、必ず本を読んでいる印象です。
読書をすることで、自分自身がアップデートされた感じが気持ちいいですね!
宮武:
インプットは自ら意識的にしないと、誰かが教えてくれる年齢でもないですもんね!
塚本:
意識的にインプット・アウトプットを実践して自分自身をアップデートしないと「後々、損するのはお前だぞっ!」と自分自身に言い聞かせています。
宮武:
塚本さん自身が、自己理解をしているんですね!
要因は「顧客の利益を優先する」こと。
宮武:
塚本さんは、顧客志向が強い印象です。顧客の要望を第一に考え始めたきっかけは何ですか?
塚本:
転機となったのは、代表の木村の影響です。
「できる人は売らないんだ!」ということを背中で見せて頂きました。
何度か一緒に営業に行かせて頂いた時に、まず組織の課題を聴いています。
決算・次年度の予算設計、向こう3年の事業戦略とか顧客をまず理解しようとしています。
顧客理解があり初めて「これやった方がいいですよね」とか「今じゃないですよ」とか、顧客の信頼を得ている姿を目の当たりにしてきたので、それを真似するようにしています。
宮武:
営業としての自分の利益より顧客の利益を尊重しているイメージで、結果的に会社にも大きく貢献している。どんな考え方で企業様と向き合っていますか?
塚本:
顧客の課題とニーズは、考え続けています。
ただの人材紹介事業の営業になりたくなくて、顧客課題に対してベストな選択肢がinteeであればinteeを提案しますし、ITプロサービスならそちらを紹介します。
弊社のサービスでは、お役に立てそうになければ他社を紹介するかもしれません。
僕が「企業の担当者だったらどうなのか。」をめっちゃ考えます。
もしかしたら本質的なニーズが人材サービスの利用じゃないかもしれません。
人材がほしい要望を頂いているけど、実は違うかもしれません。
顧客の全社課題から紐杖けゴールを見据え、僕らは何ができるかをひたすら考えます。
このコンサル観点を持った営業スタイルが僕の特徴です。
顧客視点に立たなければ意味がないと思います。
宮武:
顧客視点で考え続けることで信頼を得ているのですね!
塚本:
全てに対してクオリティーが高くて《あった方がいいじゃん!このサービス》と思う人が、一人でも増えたら良いなと思います。
果てしない先を追い求めて行くよりも、まずは足元を見て事業にとって挑戦した方が良いアクションを積み重ねて、サービス品質を高く創りたいです。
宮武:
まず身近な人が幸せにならないと、その先にいる人たちも幸せにならないという気持ちが伝わってきます。今まで心に残ったお客様の話が聞きたいです!
塚本:
1つは、創業約9年程度不動産ベンチャー企業のお客樣。
一番最初は、お付き合いが全くないところからご商談させて頂きました。
この企業様は、もともと不動産事業を主軸に展開されていて今後は運営しているメディアにAIを取り入れ更にサービス拡大へと参入していく企業樣でした。
ご依頼としては「エンジニアが採用できない」に加えて「採用手法や、媒体選定がわからない」という状況から入らせて頂きました。
求職者(特にエンジニア職を目指す学生さん)からの企業様の見え方が、不動産事業会社として見られていたのが潜在的な課題でした。
今後、AIやITの技術を使ってサービスを拡大へ向かう企業樣と僕らinteeの提供している《これからプログラミングの勉強をしようと思っている人》かつ《地頭が良く面談を突破した学生さん》の求めるニーズとのマッチング精度が凄く高かった。
学生さんへの訴求も一緒に考えさせて頂き「学生の皆さんに真摯に向き合えば採用できる」事を実感して頂き、だからこそ翌年もリピートしてご活用頂いてエンジニア職での採用に成功されていました。
inteeとしても過去最高の採用実績となりました。
今年に関しては、めちゃめちゃ大きい予算をお任せ頂きました。
その中で《何ができるのか》についてディスカッションから入らせて頂き、当然僕ら以外にもパートナー企業はありますが、inteeをメインパートナーとして考えて頂いていています。
僕に信頼を置いて頂き感慨深いです。
2つめは、コンテンツマーケティングやメディア事業を展開しているベンチャー企業様です。
最初はご紹介でお会いさせて頂き、実績が出てリピート活用して頂いていました。
ただ、今年はやらない決断をされたんですね。
最後の最後まで一緒にディスカッションさせて頂き、企業様の採用方針上、今年はサービスを利用しないこととなりました。
やらない理由も、企業様から「ここまで対応して、考えてくださったのに申し訳ございませんでした。」という真摯なご対応を頂き、更にはその後、飲みにも連れて行ってくださり細かな事情もお伝え頂きました。
営業の枠を越えて「個人的にもお付き合いしたいので。」というお言葉を頂いた事も、本当に嬉しかったです。
inteeと会社の未来について。
宮武:
今後のinteeがどう成長していくか知りたいです!
塚本:
現段階では大学3年生・院生に向けてサービスを展開していますが、その時期では少し遅いと感じています。もう少し早い段階の大学1年・2年生向けに何か出来たら良いなと考えています。
《世の中の当たり前だよ》というのが《当たり前じゃないよ》と伝えるには早い時期の方が良いと思います。大学生、高校生・・・むしろ幼児教育くらいからやった方が良いと考えていて、最終的にリーチしていきたいのは幼稚園生・小学生・中学・高校生・そして大学生です。
ここまでできたら、僕らのやりたいことは実現できる!
宮武:
具体的に、サービス拡大に向けてやりたいことは?
塚本:
もっと実践に近いサービス提供をしたいです。現在は、約7割の学生さんは大手企業しか知らないが実情です。例えばですが、実際に1週間程度の期間で学生さんに企業研修へ参加頂き、実際の仕事をしてもらうなど、「社会って思ったより自由かもしれない!」と体感してもらってから就職活動をして頂きたいです。
大手企業しか知らない背景の1つには学生さんのご両親の意見や考えの影響があります。
1つ前の世代を過ごしたご両親の意見を聞き続けるのは世の中や価値観の変化がある以上、彼らの人生ではないはずですが、両親の望む人生を生きようとしている学生さんたちがすごく多いように感じます。
彼・彼女らのご両親は誇らしいと思っていても、当事者である本人達は自分のことを誇らしいと思えていないはずです。「大手企業であるべき」「世の中、一般的に」「妥当だよね」という価値観に、自分を寄せようとしていて、それ自体に気づいてない学生さんがものすごく多いです。
海外の就職活動は、まず働いてから内定を貰えたり、インターンシップは当たり前にあります。
やりたいことが選べる状況なんです。(新卒一括採用の礎は明治時代からある説もある。)
日本は海外の就活事情と全然違うから。
日本は所謂、新卒一括採用・大手が正義観や、キラーカードみたいな手段も持っている。
それは、通年採用になった今後もまだまだ続くんじゃないかな。
宮武:
塚本さん自身は、今後のITプロパートナーズでどんな姿を目指していますか?
塚本:
大黒柱的な人間にはなりたいかな・・・。
宮武:
精神的なサポートを指していますか?
塚本:
「あの人に相談したら突破口見えそう!」みたいな人間になりたいですね。
まさに代表の木村に近いかもしれないです。
僕は、頻繁に代表の木村に相談している訳ではないですが、ご飯にいった時は弱いところも話しています。
社内では何度か言ってしまっていますが、木村は世間一般でキラキラ見えている所謂カリスマ起業家ではないと思っています。
すごく苦労されて努力家で遅咲き。それが故に、僕が通ってきた道やこれから通るであろう道を確実に打ち破って、あの位置にいます。
なので、僕が道半ばの時に「如何にしたら良いか」を既に経験して通っているから完全に理解してくださっています。
何か迷ったり、壁にぶつかった時、代表の木村に相談したら都度、突破口が見えてくるんです。
それが物凄く有難いし、この人にならついていけるという一番の要素だと思っています。
宮武:
inteeは、今後の新卒市場にどういう影響を与えていきますか?
塚本:
日本の新卒採用市場に、一石投じる気概でやっています。
「世の中の一括採用をやめる」とか「選考●月になったら始める」に対して、「社会で働くって、もっと自由だよ!」って訴求したい。
「自由に働くことが幸福度高く実績も出せるよ!」という想いをinteeに接してくれた学生さんから徐々に波及させたいと思っています。
結果的に、intee事業で提供している価値が口コミで徐々に広まるサービスになると良いと思っています。
《やって良かったね!このサービス!となるまでやり続ける》ようにしたいです。
僕自身に《小さくても良い連鎖を生じていくことが大事である》という価値観があり、関わってくれた人が幸せになって、更に自立できるような社会に向かえば幸せです。
宮武:
最後に、inteeを牽引する塚本さんが一緒に働きたい人はどんな人ですか?
塚本:
自分の弱さに向き合える人と働きたいです。
人間誰しもコンプレックスなどの弱みを持っていると思います。
その方がお互いに気持ちよく働けるし、時間が経ってからの思い出も深いものになると確信しています!