J・Gripの社長に聞きたい12のこと~前篇~

J・Grip設立12年目の記念に、田浦社長に聞きたい12個の質問を社員から募り、“ビジネス編”と“プライベート編”にわけてインタビューした。

今回は、“ビジネス編”。社長がJ・Gripの求める人材や、J・Gripを経営するうえで重要なことを詳細に語っている。Web業界の現場の第一線で働きたい人、今の仕事にやりがいを感じられない人は、ぜひ読んでほしい。

創業してから大変だったことベスト3

第3位 創業当時

『あえて3つに絞るとすれば、1つめは創業当時ですね。会社をつくること自体は簡単にできますが、利益を出すことが最も大変でした。

スタート時は、思うような利益が出ず試行錯誤が続きました。とにかく動き続けていた記憶があります。節約のため、都内なら電車を使わずに歩いたこともありますね。

ただ、12年たった今振り返ると、確かに大変ではありましたが「これからJ・Gripを作り上げていくぞ」という前向きな大変さで、必要な経験だったと思います。』



第2位 創業から5年目―業績が落ちる

『会社が軌道に乗り始めて、経営も順調でした。しかし、その喜びもつかの間で、5年目くらいの頃に驚くほど業績が落ちました。当時、特定の商品をメイン販売していましたが、その商品の影響を直接受けたことが大きな原因です。

経営者として先の業績の予測は立てていたにしろ、ある朝会社の通帳残高を見て、公開できないくらい少ない金額が目に飛び込んできたあの衝撃は忘れられません。結果的には、どうにか難を乗り越えて再出発しました。ネガティブな意味での大変さは、この時が1番だったと思います。』

第1位 現在―社内体制整備

『各部署のマネージャー、リーダー陣を中心に、人材採用および社内の規定や、研修資料の作成に注力しています。社員数が増えて事業が拡大しても利益を生み出し続けるためには、基本的なワークフロー等を明文化し、社内体制を整備しなければと、改めて感じています。』

Q.マニュアルを整備しているということでしょうか。

『マニュアルともいえますが、厳密には違います。マニュアルといえば、事細かに手順が書かれているものをイメージするかと思いますが、そうするとJ・Grip として必要な創造性が養われないことが懸念されます。社員の皆には、規定を守りながらも、次々と新しいアイデアを出し、明確な理由と目的をもって行動してほしいと考えています。

いわゆる「マニュアル通りの動き」をしてほしいとは思っていません。
また、規定や資料を作成して終わりではなく、それが社内全体に浸透し、機能することが最も重要です。人が増えている今、まさにこの社内体制づくりが最も大変で注力している部分ですね。』

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“大変”と聞くとネガティブな印象が先行するが、田浦社長にとっては全く違う。
J・Gripを作り上げるためという大きな目標における“大変”があるだけ。それはネガティブでなく、とてもポジティブな意味を持っている。

人材採用の際に、決め手となるポイント

『アウトプット力と読解力です。厳密には、採用の決め手は職種によって異なります。例えば、採用枠がデザイナーであれば専門家の視点が必須です。その場合は、私が最も信頼するJ・Gripのデザイナーの意見に深く耳を傾けます。
ただ、すべての職種に共通するポイントは、自分の考えを明確な理由と目的をもって表現することができるかです。それがアウトプット力ですね。そのような人間力を、面接の受け答えから判断します。読解力は、ある文章を読んで具体的にイメージできる力を指しています。』



Q.アウトプット力を判断する基準はなんでしょう?

『私の質問に誘導されるかどうかを見ています。』

Q.誘導?具体的には?

『この質問をすればこう答えるだろうな、という予想をしながら質問するのですが、面接者の方には、それをいい意味で裏切ってほしいのです。私を驚かせてほしいという意味ではなく、“自分が本当に思っていることを話しているか”という点を見るために、この質問をしています。苦手でも一生懸命自分の言葉で伝えようとするのか。あるいは、当たり障りのない答えを返すのか。これらは同じ“アウトプット”でも、意味合いは全く異なります。もちろん私たちが求める人材は、前者です。』

J・Gripの社員に求めていること

『主体的であることです。』

Q.田浦社長からみて、“主体的”とはどのような人でしょうか?

『“自分だったらこうするのに”、“こうしたい”という考えを持てる人です。また、“なぜそうしたいのか”という理由もあって、じゃあ目的達成のためにどう動けばいいのかを自発的に考えられる人ですね。』

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社長はこれまでの回答とぶれることなく、一貫して「目的と理由をもって適切なアウトプットができる人材」を求めていると語る。そしてそれには必ず「主体性」を伴わなければならない。

この1年で急激に社員数が増えていますが、今後どのくらいの規模拡大まで考えていますか?

『3年後までには今の倍にと思っています。』

Q.今の倍ということは50人以上ですね。設立当時は約数人の少数精鋭だったと伺いましたが、人数が増えたことでどのような変化がありましたか?

『少数だと社員同士の連携がとりやすかったり、個人への還元率も高かったりという利点がありましたが、事業領域が拡大し業務が増え続けている今は、社員を増やして更なる利益増を狙いたいと思っています。もちろん、還元率も下げたくはありません。
しかし、ただ社員数が増えればいいわけではなく、少数/多数に関わらず、皆が “精鋭”を目指すべきだと考えています。また、その環境も提供したいと思っています。』


オフィス移転の噂を聞きましたが、ズバリどのエリアを狙っていますか?

『交通、食、面積がそろった場所ならどこでも。でも、できれは渋谷がいいですね。移転するのであれば、J・Grip含めたグループ会社全社がワンフロアに収まるようなオフィスがいいと思っています。』


今一番やってみたいこと

『J・Gripは常に新しい事業を開発、実行しています。ただ、数多くある、やりたいこと/やらなければならないことの中で最も重要なのは、やはり『規定・研修資料作り』です。これまでJ・Gripは『現場主義』に近い体制でしたが、会社が成長するにつれて情報量も膨大になったので、新人がしっかり育つためにも、正となる規定や研修資料が必要であり、業務が円滑に進むための体制整備としても重要だと感じています。』



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田浦社長は、J・Gripで働く上で最も重要なことは、「目的と理由をもって適切なアウトプットを主体的にすること」であると、今回のインタビューで一貫して述べた。

そんなぶれない田浦社長は、私生活でもぶれないのか。次回は、田浦社長のプライベートに迫る。


文・絵:大石 咲 (ライター)

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