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「大手企業からwwwaapの取締役に。僕の人生を大きく変えた、2分の決断。」

高橋伸幸(たかはし のぶゆき)

2009年 株式会社セプテーニ 営業として従事
2015年 株式会社VASILY ビジネスプロデューサー
2016年 株式会社DeNA メディア営業責任者
2017年 株式会社横浜DeNAベイスターズ 事業戦略担当
2018年 7月より取締役として株式会社wwwaap(ワープ)にジョイン

▲代表の中川と私

こんにちは、wwwaap取締役の高橋です。wwwaapではマーケティング支援事業の責任者と経営に関わる仕事をしています。2017年8月頃、高橋個人にとって非常に大きな意思決定をしました。この記事ではそのときの様子や、入社後にどんなことを実現したいのか?を中心にご紹介していこうと思います。

▼僕の人生を大きく変えた、2分の決断

「のぶさん、wwwaapにマジで来てほしいです。のぶさんしかいない。」

8月の何日かはもう忘れてしまったけど、平日夜の21時、
代表の中川と私高橋の男二人が西麻布のカフェチェーンに入っていく。

コーヒーが届いた瞬間、開口一番、代表の中川から言われたのはそんな言葉でした。

そこから
「2分で決断するから、待ってくれ」と一瞬考えた後、「わかった。入るよ」と2分で入社を決めました。

大企業・ベンチャーと様々な規模の会社で仕事をしてきた私。

そんな僕がwwwaapで経営者として事業拡大に挑戦するまでのストーリー、また「2分の決断」のワケを、ここにご紹介したいと思います。

▼歩んできたキャリア

▲社会人三年目くらいの営業マン時代の私(世の中なめてました)

母方の家系がアート職の仕事をしている親戚が多く、実家にゴッホやモネの画集が大量あって、絵本の代わりにそれらを読んでいました。

それから、自分でも絵を描くことに興味を持ち、当時のデスクトップパソコンのペイントソフトで絵を書いて遊ぶのが日課に。何かを表現すると家族が褒めてくる。それがクリエイティブに興味を持つ原体験になっています。

そんな過去の経験から、芸術関連の仕事に興味を持ちつつ(東京芸大にチャレンジしたことは内緒。笑)、結果的にはより自分の得意分野に近かったIT領域の学科を選択し、青山学院大学理工学部情報テクノロジー学科に入学することとなります。

新卒で入社したのは、Web専業広告代理店の株式会社セプテーニ。
リーマンショックの大不況を経験しながら、営業マンとして広告販売を行うんですが、自分への過信から売上を上げることができないダメダメ営業マンでした。

そんな僕を見かねた上司や先輩社員から熱い指導と寵愛(笑)を受け、ビジネスマンとして大事なスキルセットをたたき込まれました。

紆余曲折ありましたが、営業マネージャーに昇格させてもらえてからは、会社を代表する営業チームになれたと思っています。セプテーニで学んだことは今の自分のベースになっているし、会社や当時の上司には本当に感謝しています。

その後、ベンチャー企業への転職を経て、株式会社ディー・エヌ・エーのメディア事業のセールス責任者を担当。

セールスチームの立ち上げ、マネジメント、商品作りなどを担当し、組織と売上の急成長・急拡大を経験するも、チームは1年あまりで解散してしまいます。

その後は、横浜DeNAベイスターズに出向となり事業戦略を担当。球団のマーケティング業務、新規事業、横浜スタジアムの大型改修などに従事します。ディー・エヌ・エーは、裁量も大きく様々なミッションを経験できる、とてもチャレンジングな環境でした。

一方、次のキャリアについて、なんとなく考えを巡らすことも多くなったのがこの頃です。

▼「100年後に残る仕事を」僕が仕事人生で体現したいテーマ

▲大好きな息子2歳と(完全に嫌がってますね)

30歳で一人目の子供が生まれ、家族との時間を大切にしたいという想いが芽生え始めたこともあり、時間拘束の強いサラリーマン的な働き方に疑問を持ち始めていました。
また、「世の中で最も面白い職種は経営者だ」と感じていたこともあり、次は経営者になろうと決めていました。

当時の自分の年齢は32歳。30代半ばに差し掛かるタイミングのキャリア観を考えた時、自然に出たテーマは【100年後に残る仕事をしたい】ということでした。

「どうせ一回きりの人生だし、未来に残るものを創りたい、それが誰かの人生を豊かにする。」

そんな仕事を一生をかけてしたいなと考えるようになりました。

テクノロジーに限らず、新しい事業、カルチャー、価値観… どんな分野であっても、100年後に残る何かを創りたい。

そんなふうに悶々と次のキャリアを考えているタイミングで、中川から前述のオファーがありました。

▼2分で決めた、大きな決断。その背景にあったもの

オファーに対し、2分という短い時間で即断即決することになったのですが、その決断の理由は大きく2つ。

① wwwaapであれば「100年後に残る仕事」を実現できるという確信

ディズニー映画の「白雪姫」は1937年の公開から80年経過していて、手塚治虫の「鉄腕アトム」も1952年に連載を開始し65年経過しています。

これだけ長い年月が経っても人々に愛される作品は本当に価値の高いもの。

「白雪姫」や「鉄腕アトム」はあくまで作品ですが、このような未来に語り継がれる作品やカルチャーのようなものを、wwwaapが持つクリエイターの集合知を使えば実現できる。
その点が、自身のテーマであり今後の仕事人生で体現したい要素に、まさに合致すると考えたのです。

② wwwaapという船は、自由自在。変化を楽しむことができる。

セプテーニ時代に大好きな言葉で「迷ったら変化の大きい方を選ぶ」という標語があります。
中川から声をかけられたときに「うーん」と悩んだ時点で答えは出ていました。
wwwaapでのチャレンジは私にとっては変化の大きい方だったから。

「この船は、今の自分にとって最もチャレンジングな環境だ」

と心から思えたのです。

また原体験から、クリエイターをリスペクトしている気持ちが自分にもあり「wwwaapが実現したい世界を実現できたら、クリエイターにとっても良い世の中になる」と、そんな未来に単純にワクワクしていました。

ただし、当時の仕事への責任や家族への説明の必要性もあることを納得してもらい、十分な調整期間を経て、結果的に1年後にwwwaapに入社することになりました。

▼「つくりたい人の未来を創る。」wwwaapのミッション

SNSで活躍するクリエイター達は才能の塊だと思っています。

もっとクリエイターの価値が発揮される場所や正しい価値の理解者は世の中にたくさんいるはず。
その仮説から僕らの事業はスタートしています。

現在はSNS上で人気のある漫画家の発信力を活かして、企業(広告主)のプロモーションを行うマーケティング支援事業が中心ですが、新しい事業としてIP事業も立ち上がってきています。

僕らのコアコンピタンスは「クリエイターの”できる” ”やりたい”を最大限実現させること」。


クリエイターの活躍を証明するためにwwwaapとしてできるチャレンジは最大限実行していき、そのチャレンジの数だけ事業を立ち上げようと思っています。

漫画を作成しSNSで発信することだけでなく、番組を作ったり、グッズ販売をしたり、個展を開いたり、海外に仕掛けていったり...
チャレンジの先には「クリエイターが生きやすい世界がある」と信じています。

▼事業創造の主体者となる営業を育成したい。「営業3.0」の推進

もう一つ、僕がwwwaapでチャレンジしたいことは、「営業3.0」の推進です。

営業職の人達と話をしていると、
「今後は営業以外をやりたい」
「頭下げる仕事はしんどい」
「営業は飽きたので次は違うことやりたい」
などという声をよく聞きます。

営業職は面白い仕事なのに、なんで世の中の理解が得られないんだろう?

「営業3.0」という考え方を思いついたのは、そんな日々の疑問がキッカケです。

営業は「圧倒的に成長できるポジション」です。

wwwaapもそうですが、特に形のないものを販売するような業態の営業は、【お客様の課題】【自社が解決できるもの】【解決後のお客様の姿】を考えながら、商談を繰り返すため、課題解決のスキルが身に付きます。

また、社外の人と会う機会も多いため、様々な考えに触れることができます。
20代の若い時期にいろいろな考えに触れること自体が、20代後半以降の成長角度を決めると思っています。

さらに、営業活動は「提供価値」と「適正な価格」をマッチングさせていく業務なので、事業作りの基本を学べます。

特に将来経営者になりたい人であれば、営業職として経験を積むことはオススメです。

▼営業3.0の営業スタイル

営業のイメージが悪いのは、世の中一般的な営業職のイメージが、
「自社内で作ったものやノウハウを社外の人に頭を下げて販売する。ノルマを達成させる仕事」
というものであるからだと思います。

ただ、それは「営業1.0」の時代。
売り物が決まっていて「いかに多くの人に買ってもらうか」が大事な考え方。
営業マンは”人に好かれるスキル=対人力”に長けた人が活躍できる時代です。

一方、今は「営業2.0」の時代だと思っています。
営業1.0に必要とされたスキルは継承されながら、「お客様の課題」と「自社でできるその解決策」を提示し、実行していく課題解決型営業が主流だと思います。
お客様ですら気づけていない課題を発見するのは営業の醍醐味です。

そして、次に求められるのは「営業3.0」の考え方だと思っています。

「営業3.0」は、課題解決型の発展形で、事業創造の領域です。
クライアントの課題ではなく、市場全体の課題や隠れたニーズに対して、自社のソリューションや、個人が持っている能力を最大限活用しながら、クライアントと一緒に事業を前進させていくものです。
それは、その事業にとって小さなチャレンジでもいいわけです。

これは広告営業に限らず、アライアンスや、ビジョン作り、商品開発、ステークホルダーへの渉外活動、など、すべてに必要なスキルセットになります。
営業の進化形であり、「事業創造」そのものだとも言えます。

wwwaapで体現したいのは、まさにこの「営業3.0」のスタイルです。

wwwaapの営業活動は、以下ステップで進めることが多いです。

1)お客様と課題設定、課題発見を行う
2)漫画家の才能を使って解決できる方法(表現方法や仕組みそのもの)を提案&一緒に検討する
3)お客様に提案し、実施判断をいただく
4)「そのコンテンツは面白いか?」を考えながら、お客様、漫画家、編集チームと一緒にコンテンツや仕組みを作っていく。
5)完成したら、世の中に発信し、レビューを

漫画家を軸に解決策を考えますが、方法は必ずしもSNS上に限ったものだけではありません。
時にはインターネットを飛び出して、POP、パッケージデザイン、チラシなどの販促物や、イベントなどを立案していきます。

また、課題解決の先にある、「営業3.0」的な考え方の事業創造も今実現できつつあります。
wwwaapのプロデュースするコンテンツを使って、お客様と新商品を作ったり、海外展開を一緒に考えたり。

お客様と一緒に、新しいビジネスをプロデュースする伴走者。
wwwaapを、そんな「営業3.0」時代の営業パーソンが生まれ・育ち・活躍する場にしていきたいと考えています。

▲外出で持ち歩くもの(終日外出が多いので充電器は必須品です!)

▼wwwaapで事業創造に取り組む仲間を募集中!

漫画やクリエイターの仕事をリスペクトしている人、
一緒に漫画家とたくさんのチャレンジをしたい人、
そして、一緒に「営業3.0」を作ってくれる人!

一緒に100年残る仕事をしましょう。

是非ご応募待ってます!


セールス・事業開発
前年比550%増の漫画×SNSスタートアップに、営業として更なる加速力を
Mintoは、アニメ・漫画などのエンタメビジネスを、新たなテクノロジーと社会変化を活用してアップデートするスタートアップです。世界4カ国に拠点を持ち、コンテンツ×広告、越境IPプロデュース、Webtoon、Web3・メタバースの事業を展開しています。 ■コンテンツソリューション事業 クリエイターの創作力を活かし、生活者と企業のコミュニケーション課題の解決を行っている事業です。企画のプランニングからディレクション、効果分析までをご要望に合わせて行います。 多くのタイアップ実績や漫画・アニメのコンテンツ制作のノウハウが蓄積されており、多くの企業様にご評価いただいております。また、アジアを中心に海外におけるSNSコンテンツマーケティングやコミュニティ運営サービスなども展開中です。 ■IPプロデュース事業 SNS発のIP・コンテンツをプロデュースする事業です。自社スタジオによるIP開発及び、クリエイターや企業のIPのライセンスを行っています。スタンプの累計ダウンロード数は50億件超。現在は中国、タイ、ベトナムにある海外支社を通じ海外ライセンス展開にも注力中です。また、2021年よりwebtoonの制作スタジオを立ち上げています。 ■Web3事業 ブロックチェーン技術などを活用した「Web3」×「クリエイター/コンテンツ」の新規事業です。2018年にリリースしたブロックチェーンゲーム「CryptoCrystal」のNFTは、2021年12月時点で約5億円を超える市場流通額となりました。2021年11月の「The Sandbox」でのMintoキャラクターLandセール(NFT販売)では4分間で2.5億円以上の売上に。2021年12月にはLINEブロックチェーンのNFTコンテンツ実証実験にも参加しました。 ※下記、よろしければご覧ください。 ▼Minto会社説明資料 https://speakerdeck.com/minto/tutus ▼Minto公式note https://note.com/quan_official/
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