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ジュニのディレクター2人に「ディレクターの働き方・考え方」をインタビュー

こんにちは。日本ディレクション協会(ディレ協)の助田と申します。

2019年11月から株式会社ジュニ(ジュニ)の応援大使をしています。

今日はジュニで全社的なバランスを取る「要」とも言えるディレクターの2名へフランクにお話を伺ってまいりました。
ちなみにディレ協ではWebディレクションの認知向上などを目的にした勉強会、交流会を企画運営しているディレクターのコミュニティです。

そんなわけで、普段から毎日のように色んなディレクターの方にお会いしているので、今回お二人とお話するのを楽しみにしていました。
全社平均28歳の若いジュニの中で、ディレクターの2名は38歳、35歳とベテラン勢であります。

ではどうぞ。

なぜ「今」ジュニで働くのか?

ー どもども。今日はよろしくお願いします。ちなみにお二人ともジュニに入社してどのくらいなんですか?

峯藤:
よろしくお願いします。私は2018年9月に入社しましたので、入社して約1年と3ヶ月ですね。代表の岡村とは入社前からも案件などで色々と関わっていたのですが、ちょうど私が転職を検討するタイミングで正式にジョインする流れになりました。

伊藤:
よろしくお願いします。僕は2018年11月入社です。きっかけは広告系の転職エージェントを通じてジュニを知ったのですが、デジタル領域で幅広く色々と面白いことをやっている会社だったので、自分のやりたいこととすごく近い印象を持って転職を決めました。

ー なるほど。お二人共入社してまだそこまで日が経っていないんですね。なのにだいぶ馴染んでいる感ありますね(笑)ジュニに入る前のキャリアはどんな感じだったのですか?

峯藤:
私は新卒から4年ぐらい紙媒体の仕事についていました。2008年からWebやIT業界に携わるようになって、最初は営業からスタートしました。その後、案件のディレクションをしていく中で、Webディレクション、プランニング職に転身しています。ディレクター歴は約10年ですね。ディレクションを行うようになってからは、直クラ案件、代理店案件など色々と経験してきました。

伊藤:
僕の場合は、新卒からコピーライターとしてカタログやWebサイトのコピーを書いたり、コンセプトワークをしてきました。6年目くらいからはプランナー的な立ち位置で、コンテンツの企画なども考えるようになりましたね。ディレクターとしては、主に制作物の表現に関するクリエイティブ・ディレクションがメインで、クライアントとの折衝はしてきましたが、現在のようなWeb制作全般のディレクションは経験がありませんでした。

ー そうなんですか。じゃあ、伊藤さんはWeb系のディレクションってジュニに入社してからの経験だったんですね、過去に経験してきた会社と比べてジュニの違いってどんな点がありますか?

伊藤:
ジュニって会社は、過去経験したどの会社よりも、社員みんなが仕事に対して「真面目」で、「仕事を楽しんでいる」と感じます。代表やマネージャーのみなさん含めて、間違いなく話しやすく相談しやすい環境ですし、みんな私服で雰囲気はぜんぜん堅苦しくなくて、普段から冗談なんかも飛び交ってる会社です(笑)。でも、ただ楽しくだけじゃなく、メリハリというか、仕事を楽しくするために全力で仕事に向き合っているという印象で、とても真面目な姿勢の人が多い環境だと思います。

峯藤:
確かにみんな真面目ですね。あと、私が過去に経験した会社と比べると、マネジメント、ディレクション、デザイン、エンジニア各チームの垣根があまりないですね。入社してびっくりしたのは、企画のネタ出しやプランニングからスタートする案件で、全社員がアイディアフラッシュに参加していたこと。メンバーは「ものづくり」への「こだわり」が熱いですし、最新技術に対して常にアンテナを立てていてアソビゴコロも忘れない。だから、これだけ多角的すぎるアイディアも出てくるのかな、とその時、仲間として心強く感じました。

あと、プロジェクトがスタートしたあとも、例えば、デザインデータに対してエンジニアから演出を視野に入れた意見が出るとか、演出をどうするかもエンジニア、デザイナー、ディレクターの3者間で意見を出していく、などプロジェクトチーム間での意見交換も活発なのも特徴なのかもしれませんね。

ジュニで大事にする「ディレクション」とは?


― 真面目で仕事を楽しむ、アソビゴコロを加えるものづくり、コミュニケーションが活発で風通しがいい。だんだんわかってきました。ちなみにジュニではどんな案件のディレクションをしていますか?

峯藤:
最近だとCMSを使ったサイト制作、ECサイトの構築案件や、DGグループとの取り組みでもあるWeb-ARの案件等、クライアントワークのディレクションを主に行っています。クライアントは、観光、アニメ、E-sports、自動車メーカー、通信など、多岐に渡ってますね。

クライアントワーク以外だと、採用活動をどうしていこうとか、自社サービスのロードマップを引いたり、今後の営業戦略をどうしていこうか、などにも自主的に携わっています。ジュニでは自分がやりたいことや、責任のある仕事を任せてもらいやすい環境ですね。

伊藤:
僕の場合もCMSを使ったサイトの制作がメインなんですが、某アーティストの会員向けサイトの制作ディレクションもしています。サイト内のコンテンツ企画をしたり、場合によっては撮影が入ることもあり、その段取りから最終的にアウトプットが完成するまでを一通りディレクションしています。

― 案件もWeb制作ディレクションだけじゃない訳ですね。例えば3D、ARや撮影のディレクションなど、Webとは異なる点もあるかと思うのですが、お二人はどんな考えでディレクションしていますか?

峯藤:
伊藤と一緒に考えながら、大きく以下の3つを意識しています。

まず1点目は、案件の全体像や目的やゴールを明確にすること。私自身、様々なプロジェクトに携わって来ましたが、迷走してしまうプロジェクトは、「あれ、何のためにやってるんだっけ?」とか、「関係者間でゴールが共有されていないよね。」などの共通した課題がありました。なので、プロジェクトの全体像、目的やゴールを常に意識して、情報共有しながらディレクションを進めるようにしています。

2点目は、クライアントによってコミュニケーションの仕方や、ドキュメントの体裁を変えることもやっています。担当の方のデジタルリテラシーの違いだけでなく、性格の違いも加味することもあります、業務効率化のためにある程度フォーマット化はしていますが、伝えたいことが伝わらないと意味がないので、相手次第で、一番伝わりやすい方法を選択できるよう、資料作成やアジェンダを整理しつつ、同時にシュミレーションできるようにしています。

最後に3点目は、デザイナーやエンジニアのクリエイティブメンバーからのアイディアを尊重しながら、自分含めた誰かの主観だけを押し付けていないか、常に振り返るようにしています。ディレクターとしては、ユーザー視点に立った上でクライアントの要望、クリエイティブメンバーのアイディア、これらの情報を使って最適解を導くのが仕事なので、その点を大切にしています。

ジュニのメンバーは、最新技術やアソビゴコロを持ったギミックが大好きで、いい意味でのめり込み、「やりすぎ」てしまう傾向があったりするので(笑)、その調整をしていくのも自分の仕事の一つだと最近感じています。

伊藤:
「やりすぎ」てしまう。たしかにそうですね(笑)。

峯藤が言ったことに加えて、個人的にはクライアントの要望を正確に把握する、ということを心がけています。打ち合わせの場だけだと拾いきれない行間と言うか、ニュアンスがあるので、自分からもう一歩クライアントに近づいてみる。そこで出てきた情報をニュアンスとして汲んで、クリエイティブのメンバーとのブレストでアイディアを進化させます。その上で、仕上がってきたクリエイティブがニュアンス含めたクライアントの要望にどれだけ応えて、どれだけ越えているかをチェックします。

ユーザー視点を忘れずにクライアントの想いと、制作側の想いを、どうやって組わせて、いかにしてすり合わせて、「良い」と言えるものづくりができるか。正直、これってめちゃくちゃ難しいとは思うんですが、最終的に目指すところは、プロジェクトの関係者全員が同じ目線でゴールを目指して辿り着くように、ときに橋渡しをしながらディレクションしていくことが自分の役割なんじゃないかなと思っています。

ー ディレ協内でもよく話すんですが、ディレクターって伝書鳩になっちゃダメなんですよね。意思(Will)を持って関係者を巻き込んでゴールに導く必要があると僕も思っています。ちなみに今だから話せる失敗事例とかあります(笑)?

峯藤:
そうですね(笑)ジュニにジョインして1年強ですが、今のところ、特に失敗したと言えることはないと思います。(たぶん。)これは以前いた会社の話になってしまいますが、各職域間での情報共有が甘くて、私は聞いていませんとか、把握していません、などの意見が出てしまうこともよくありました。結果的に当事者意識の欠如もあって、プロジェクトでトラブルに発生することがありましたね。

それに比べると、ジュニのメンバーは、当事者意識を持って、情報共有を頻繁に行って「チーム」としてプロジェクトに取り組んでいるから、失敗として至ってしまうケースは少ないのかなと自分では思っています。案件がWebだけではないので、難易度の高い案件はありますがこれも日々勉強ですね(笑)なので、私自身も、ジュニが持っている「らしさ」を発揮できるように、当事者意識や情報共有、目的の共有を行うように心がけています。

伊藤:
僕も失敗と言いますか、Webディレクションをするにあたって、必然的にサーバーの知識やCMSの仕様に関してなど、フロントだけでなく、バックグラウンドに関わることもあります。自分がまだ経験していない技術領域の部分もたくさんあって、時に困ることも正直ありますね(笑)。とはいえ、プロとして代理店やクライアントにきちんと説明し、対応しないといけない立場なので、分からないことは分からないままにせず、自分だけで抱え込まずに、社内で知っている人に教えてもらうことも積極的にやっています。自分で動いていかないとな、っていつも思っています。

一緒に働きたい人ってどんなイメージ?


ー ありがとうございます!そろそろ終盤なので、Wantedlyっぽい質問を。今、ジュニはディレクターの募集をしていると思うのですが、お二人が一緒に働きたいディレクターってどんなイメージですか?

伊藤:
僕はシンプルに一言!「自己主張」と「思いやり」の両方を持ってる人と仕事がしたいです。

峯藤:
そうですね。つきなみかもしれませんが、指示待ちや受け身ではなく、主体的に動くことのできる人、むしろそう動きたい人、あとは仕事を楽しめる仕事が好きな人ですかね。

さっきもお話ししたように、ジュニのメンバーは、最新のデジタル技術やアソビゴコロある演出におもしろみを感じて、その表現をすることが好きな人たちなので、最新のデジタル技術や、クライアントの業界や状況、アニメなどのコンテンツなどを、常に情報をキャッチアップしているようなスタンスの人はマッチすると思います。

現状、ものごとを俯瞰視したり、ロジカルに物事を考え表現することを課題としているディレクターの方がいるならば、僕はその辺が得意だったりするので、仲間として積極的にサポートしたいと考えます。

ー 良いディレクターの定義として勝手に仕切る、でも合意形成を取る、と言い続けてきたのですが、最近は大局を見る、というのも大事なスキルの一つなんですよね。お二人がこれから取得したいスキル、実績ってありますか?

峯藤:
私はディレクターなのですが、デザインやプログラミングは経験はしていないキャリアの人間です。これまで色々なプロジェクトに携わっていく中で、デザイナーやエンジニアとのコミュニケーションを通じて、ディレクションや仕様整理のスキルは積み上がってきたので、ディレクション業務自体には支障は感じないのですが、技術的にもう少し深い理解をするために、プログラミングの初級編くらいの知識と実務は身につけておきたいな、と思う時はありますね。

伊藤:
Web制作やディレクションに関する経験や知識は引き続き身につけていきたいのですが、Webサイト以外のリアルな体験コンテンツなどもジュニはクリエイティブしているので、次はそれらのプロジェクト企画から実装までに必要になる知識だったり、ディレクションのやり方なども、これから経験して学んでいけると良いなと思っています。

ー Web以外のプロジェクトも多数進行するジュニの特徴ですね。普通は転職しないと得られにくいキャリアパスも社内にあるので、ディレクターにとって良い成長環境だと僕も思います。では、最後の質問となりますが、ときにお二人の趣味を教えて下さい。

峯藤:
最後に趣味なんですね(笑)。私の趣味は読書です。特にビジネス関連書や小説はよく読みますね。また、最近Voicyという音声のブログサービスがあるのですが、本やITビジネスの記事を毎朝聞いています。年齢も30代後半に差し掛かってきていますので、健康もキーワードで、週に2〜3回は、ジムで運動することも最近の習慣にしています。

伊藤:
自分も読書ですかね。あとアニメを見ることでしょうか。ソード・アートオンライン、転生したらスライムだった件、など好きなアニメです。読書は一般的な文学が多いですがラノベも読んでいます。あ、一緒に働きたい人はラノベやアニメ好きな人、も加えていいですか?ジュニでは案件としてラノベやアニメのプロジェクトもありますので、好きな人はマッチすると思います。あとは子供とレゴで遊ぶってのも入れておいてください(笑)

ジュニのディレクター2名にインタビューをしてみて

ということで、ディレクターチームのマネージャー峯藤さんと伊藤さんにざっとお話を伺いました。

会社の特徴としては、Web制作だけではなく、Web AR、サウンドAR、デジタルアート、キャラクタープロデュースなど幅広いプロジェクトがあるので、ディレクターとしてなかなかやりがいあるキャリアが得られそうだなと改めて思いました。

また、社内にないリソースを外注に頼ってしまいがちな制作会社も多い中、プランニングからデザイン、エンジニアと心強いメンバーが社内の近い席にいて、部門間でコミュニケーションが活発に行われているため、クライアントワークを行うディレクターとして、武器がたくさんあってすぐに動きたい場面が多いディレクターにとって、環境メリットも同時に感じられました。

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