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【システム開発TOPメッセージ】これまでの歩みとビジョンの体現に向けて

今回は当社のシステム部門の責任者である平木一成に、これまでの歩みや当社のビジョンの体現、主力商品カスタメディアMASEの競争優位性についてインタビューを実施いたしました。

エンジニアとしてどのように成長をされてこられたのかを、じっくり聴いてまいります。


◼︎平木部長のこれまでの歩みについて教えてください

平木一成(以下:平木):金融機関(保険等含む)のシステム開発に始まり、電力会社、そして今のカスタメディアでの開発と一貫して開発畑を歩んでまいりました。

専門学校の卒業後に勤めた企業は、私が入社する直前に設立されたばかりのスタートアップで、営業・開発などのスペシャリスト4名で構成されていました。

入社後は主にC言語やSolarisといったUNIX系のOSをもとに、金融系のシステムを開発、その後は保険外交員が顧客との商談時に活用する端末のソフトウェアを開発するようになり、主にWindows系のOSで動くアプリケーション開発に携わっていました。

その後Visual C++をベースにWEB上で動作する損害保険のシステムの開発に従事いたしました。

当時の法改正に伴い銀行でも保険を販売できるようになった為、行員がWEBで保険を販売できるシステムをJavaベースで開発をいたしました。

また金融系だけでなく、大手電力会社の資産を管理するシステム(数多くの電信柱、変圧器などの資産を管理するシステム)もJavaベースで開発をいたしました。

様々な経験をさせてもらった後、1年間フリーランスとして活動を開始いたしました。

フリーランスになりましたが、それまで勤めていた先を円満退職していましたので、ありがたいことに仕事を回していただき、WEBアプリケーションの開発に携わるようになりました。

約1年間のフリーランス経験後、カスタメディアに入社いたしました。

編集部(以下:編集):入社後はどのような業務に携わっていらっしゃったのですか?

平木:入社後はオープン系のアプリケーションの開発に従事しました。前任者が開発しましたSNSサイトを制作するためのWEBアプリケーションパッケージ案件を引き継ぎ、機能の追加、顧客毎のカスタマイズを行っていました。

その後スマートフォンのアプリケーション開発に携わり、AndroidやIOSのアプリを開発に従事しました。AndroidはJava、IOSはObjective-Cをベースに開発していました。

開発業務に携わりながらも、サーバー管理者の業務も一部担当していました。当時はデータセンターに購入したサーバーを設置して、システムインストールからサーバー稼働までさせていましたね。

その後、現在の当社主力であるカスタメディアMASEの開発にも携わるようになりました。

この辺りから、自前のインフラからクラウドを利用した開発に移行し、顧客によってはAWSなどを活用して開発するようにもなりました。

顧客毎に仕様や改修の難易度も異なります。顧客毎にカスタマイズを行いながらパッケージの基本機能の増強を試行錯誤しながら今に至ります。


◼︎ご自身の成長に寄与したイベントはございますか?

平木:振り返って最も大きいと感じますのは、最初に入社した会社での日々の仕事全てですね。

最初に入社した会社は、システム会社に勤務していた営業やシステム開発のエキスパート4人で立ち上げたばかりで、新入社員の私も含めて総勢6人の規模でした。

4名の先輩は私の地元の大手システム会社に勤務していた方々。

営業責任者の方からは「商売とは」「ビジネスとは」何かを教えてくださり、開発責任者の方からはシステム開発のいろはを教わりました。その方々がいるからこそ、今の自分があるのだと思っています。

営業責任者の方には顧客や関係者とのコミュニケーション、顧客との接し方、仕様説明の仕方、SEとしての話し方などを一から鍛えていただきました。

開発責任者の方からはドキュメントの書き方から設計の仕方、プログラミングに偏った技術ではなく、技術仕様のまとめ方も一から教えていただきました。

先輩方はとても厳しかった方々でしたが、その厳しさを乗り越えられたからこそ今の自分があるのだなと思っています。当時の環境全てに感謝ですね。

入社したばかりのころは「自分ができることなんて…」という思考でいることも多かったのですが、先輩方の指導のおかけで「こんな自分でも出来るようになる」と自信を持っていられるようになりました。頑張れば出来るという気づきを得て、見える世界が変わりましたね。


◼︎カスタメディアのビジョンを事業成長に繋げる為に自ら体現していることは何でしょうか?

平木:システム開発のプロフェッショナルになることを目指した行動を常にとっています。

私は「攻殻機動隊」というアニメーションが好きなのですが、劇中の「課長」の言葉で「我々の間には、チームプレーなどという都合のよい言い訳は存在せん。有るとすればスタンドプレーから生じる、チームワークだけだ」というものがあります。

システム開発者として、またマネージャーの立場といたしまして「スタンドプレーから生じるチームワーク」は、社員が自分のあるべき姿や、すべきことを明確にし、最終的には個々のスタンドプレーがチームワークとして一つにまとまるものだと解釈しています。

メンバーそれぞれのマインドが、誰かに言われて何かをするのではなく、ビジョンを持ち、組織の向かうべき方向を自らも主体的に考える状態であるのならば、チームの個々人が一見スタンドプレーをしているようでも、向かうべき先は一つとなり、結果素晴らしい商品やサービスが出来上がると思っています。

個々人が試行錯誤を繰り返すことで、各々何らかのシステム開発のプロフェッショナルに成長するのでしょうね。

私はメンバーに手取り足取り指示を出すことはそれほどいたしません。メンバーが自身の想いをもとにした行動を取り、行動の結果の先まで考えて自分なりのリーダーシップを発揮して欲しいと思い、コミュニケーションをとっています。

人間はまず「想う」ことから全てが始まりますよね。空を飛んでみたい、海に潜りたい、そんな想いから始まり、どうすれば良いのだろうと。それは日々の業務においても同じです。

人と人との繋がりを大事にして「自らの想い」もつないでいきたい。想いが伝われば、相手は必ず動いてくれます。


◼︎システム開発においてリスクを徹底的に排除する為に日々どのような姿勢で業務に臨まれていますか?

平木:まず自らで考え抜くことを徹底しています。

技術面で不明なところが少しでもあれば自ら調査し、考え抜いた結果、仕事やプロダクトに対して「こうしたい、こうすべきだ」という自分の想いが生まれます。

考え抜いて想いを形にするのだけではなく、顧客やマネージャー、開発メンバーなどへの確認や意見交換を絶対に欠かしてはなりません。

自らの想いは行動につながり、それにより起こる行動には「責任」が必ず発生します。システム開発者はその責任をしっかりヘッジできるように周囲と考えや足並みを揃えて業務を設計することが大切です。

ただし思考停止状態で、責任を誰かに押し付けてはいけません。

考え抜いて選んだ行動には責任が伴いますので、その責任を分散、リスクヘッジが出来るように業務を適切に設計することが必要です。

リスクヘッジをしておきませんと、何か起きた際に全て自分自身で責任を取らなければなりませんので、このことはメンバーにもことある毎に伝えています。


◼︎カスタメディアMASEの競争優位性とは何でしょう?

平木:MASE(matching and sharing economy:シェアリングエコノミーやマッチングサイトが簡単に構築可能とするシステム)は顧客が保有している既存の仕組み、例えば会員組織を持っている企業の自社サイトやアプリケーションに上手く融合することが出来ます。この点がこれまでにないスピードで顧客獲得が出来ている要因ですね。

また顧客の会員データと連携して、会員もストレスなく新たなシステムを追加できるところが強みです。

当社の顧客(エヌ・ティ・ティレゾナント株式会社様)の検索エンジンサイト「goo」の中にgooブログというサービスがございます。

gooブログの更なる活性化のために、gooブログのアカウントを使い、主に会員が制作したハンドメイド商品をC to Cで売買が出来るようにしたいというニーズに、カスタメディアMASEは速やかに応えることが出来ました。

to Cビジネスを行なっている企業は多くの会員情報を既に持っており、既存のシステムに融合して動作できるMASEは競争優位性があると考えています。

導入する企業としても今ある仕組みをそのまま流用が出来て、手間もかからず導入がスムーズです。導入時に人的リソースも軽減出来ます。

既存のアプリを利用される個人会員の皆様も、既存のアプリやサービスに一度データ連携をするだけの最小限の手間で済みますのでこの点も競争優位性になっています。


◼︎業務でバリューを出すために気をつけていることは何でしょう?

平木:技術選定に特に注意しています。

システム開発だけでなく、ものづくりをする際に、昔から確立されている仕組みを使うことは安定して制作や開発が出来るというメリットがあります。

ただしシステム開発で言えば、昔の技術にばかり依存しますと、環境に縛られて使いにくいシステムが出来上がってしまうというデメリットもあります。

新しい技術に目を向けますと、機能が豊富で環境に依存せず開発がしやすくなるというメリットがあります。

反面出たばかりの技術は、強固で信頼出来る仕組みを構築しにくいというデメリットもあります。

適材適所を考えて現実的な開発を絶えず行なっていくためにも、昔からある技術も新しい技術も考えなしに飛びつかないようにしています。

自社で開発するパッケージでは仕様を自分自身で決めることが出来ます。

しかし土台を作る際は自らで綿密な調査をした上で、様々な関係者に協力を仰いだ後に実践しています。

◼︎カスタメディアに入社された際の動機と、今のカスタメディアを親しい方に勧めるとしたら何と仰いますか?

平木:当時から客先常駐もありませんでしたし、役職を付けずにコミュニケーションをとるなど風通しの良い雰囲気も感じていました。完全自社開発の体制も魅力と感じましたね。

今親しい人を誘うとしましたら「責任を果たせば時間に縛られず好きに働ける」ので良い職場です!と言いますね。

一同:本日はありがとうございました!

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