私は1秒で退職を決めた。4年前の約束を果たすのは、“今”しかないと思ったから。

昔、何していたの?

学部首席で表彰された学生時代

神奈川県横須賀市の海が近く山の上にある住宅地で、四人兄弟の末っ子として生まれ育ちました。年の離れた親とはあまり意見が噛み合わず、子どもながらに早く自立して自由に生きたいと思っていたんです。なので、将来の目標はなんでも一人でできるようになることでした。高校を卒業したらすぐに就職するか、専門学校に入って資格を取って就職したいと思っていましたが、両親にどうしても四年制大学に行けと言われたので、仕方なく指定校推薦大学の中から進学先を決めるとても消極的な進学だったんです。

大学キャンパスは神奈川県伊勢原市の山の中にありました。通学に往復5時間近くかかっていため、実家通学を1年で諦めて大学の近くで一人暮らしをはじめました。半ば無理やり家を出たので仕送りはしてもらえず、奨学金とアルバイトの掛け持ちで生活費と遊ぶお金を稼ぎ、学校とアルバイトと遊びであまり休まず過ごしていたら数ヶ月で体を壊して入院する事態に。確か大殺界と厄年が重なっていた年だったので、それからは、しばらく大人しく過ごしました。

今思えば、この頃までは自分の育った環境への反発心があらゆる原動力になっていたように思います。あまり覚えていませんが、とにかく文句を言われることにうんざりしていた私は、文句を言われないためだけに猛勉強をして、学部首席で表彰されました。当時は常に金髪でしたが、それ以降文句を言われることは減りました。 こうして私の中のパンク精神が確立されたようです。

*自由に遊んでいた大学時代。髪の毛の色がよく変わっていました。

両親は共働きで祖父母の介護もしながら聞き分けの悪い兄弟4人を育てていた訳ですから、「言う通りにしろ」と言いたくなる両親の気持ちも、今となってはよくわかります。 大人になって自立し、自由な生活をしている今、子どもの頃の目標は無事に達成されました。 それも大学卒業まで学費を出して卒業させてくれた両親のおかげなので、結果オーライですが今ではとても感謝しています。

「Webで何かをしていきたい」と思うようになった原点

大学時代は教育用プログラミングソフトウェア [Squeak e Toys] を使って、子ども向けのプログラミング教室を開催するゼミ活動を行なっていました (卒業するころにはSqueakに変わって [Scratch] というソフトウェアが主力になりました)。 教室では子どもたちがパソコン上で書いたものを動かすゲームを作ってもらい、パソコンやプログラミングの面白さに触れてもらうような活動をしていました。

この頃は、Facebookのようにイベント開催のお知らせを簡単に広める手段がなかったので、地域の科学館にお願いしてホームページに掲載してもらったり、大学の学園祭のゼミ発表ブースで家族連れを捕まえて体験してもらったりしていました。 しかし、やはりこれまでの活動記録や開催のお知らせを「ここを見ればわかるよ!」という場所を作りたかったので、ゼミのホームページを作ることが卒業研究テーマになりました。 これが「Webで何かをしていきたい」と思うようになった原点です。

リーマンショックの就職氷河期にエンジニア職で内定獲得

私が就職活動をはじめる直前、リーマンショックが起こり時代は突然の就職氷河期を迎えました。先輩の話では”就職なんて楽勝”と聞いていたお気楽学生からしたら「聞いてないよ!」と嘆きたくなる現実に襲われました。多くの会社が新卒採用を縮小するなどで会社説明会の予約が取れず、実に過酷な就職活動でした。人生で二度とやりたくないことの1位が就職活動です。 そんな中、なんとか内定をもらえた会社で、エンジニアとしての第一歩を踏み出すことになります。

子ども向けのプログラミング教室をやっていたとはいえ、実践的なプログラミングの知識はほぼなく、ゼロからのスタートでした。 研修期間を終えて、初めての業務でWordPressのプラグインを作ることになりました。メルマガを作成するプラグインで送信日時を選択できるセレクトボックスを作りたかったのですが、Date関数という存在を知らなかった私は、自力で日付計算をし、ご丁寧にうるう年の計算も組み込みんだ独自のDate関数を作りました。今では考えられないものすごく無駄なことをしていたのですが、当時はなぜか根性があると褒められました (笑)。

その後は大手企業のWebサイトリニューアルや、CMS構築・カスタマイズ、ネットワーク関連機器のWebコンソール画面の改修、自社アプリサービスの保守運用など、少しずつ守備範囲を広げながらあらゆるプロジェクトに関わり、受託もSESも幅広く経験させてもらいました。 こうして、KitchHikeに入社する直前までの約7年間を同社で勤め、社会人としてもエンジニアとしてもなんとかやっていけるまでに育ててもらい、最後は背中を押して送り出していただきました。苦しい就活の中で、とても良い会社に巡り会えて働けたことに、改めて感謝しています。

*退職した後もフットサルに誘ってくれたり仲良くしてもらっています♪

なぜ、KitchHikeに携わっているのか?

2011年6月、取引先が主催する開発合宿に自社チームを作って参加することになりました。 エンジニアたちが集まって徹夜で好きなものを作って発表するという合宿なのですが、当時入社2年目の若手で元気のあった私は、なんとなく上司に声をかけられ、なんとなくOKし、軽い気持ちで参加したんです。そこで出会ったのが、後にKitchHike CTOとなる藤崎さんでした。 それから1年後、開発合宿に参加していたことを藤崎さんが覚えてくれていて、KitchHikeをこれから始めるぞ!という立ち上げ時に、お手伝いの話をいただきました。

依頼されたのは、フロントエンド開発でした。フロントエンドに関しては完全に独学で少し齧っていた程度したが、KitchHikeのサービス自体が面白そうだったので、お手伝いさせてもらうことにしました。 不慣れながらも要件をまとめ、ワイヤーフレームを書き、でも、次第にKitchHikeの目指したい形が見えていくのが楽しかったのを覚えています。本職の仕事ではできない部分をKitchHikeでやらせてもらっていました。サブワークのような形でしたが、”自分たちでサービスをつくっている”実感が楽しくて嬉しくて、本職や私生活においてもいい影響が出ていた時期でした。

そして、2013年5月。KitchHikeが初めて世に出たリリースの瞬間に立ち会えて、とても感動したことを覚えています。 それから半年後、KitchHikeがシンガポールで開催されるスタートアップコンテストに出場することになり、私も同行させてもらいました。(なんと、アジア各国から80チーム以上が出場する中でグランプリ受賞。)

シンガポールから東京への帰路で、山本さん、藤崎さんから「いつかKitchHikeに正式にジョインしてほしい。その準備ができるまで待っててね」と言ってもらいました。冗談のような、本気のような、でも本当だったら嬉しいな、というムズムズした感じを覚えています。その後の4年間、先述の会社でエンジニア業務を続けることになるのですが、シンガポールで話したことを胸に「いつかKitchHikeに貢献できるエンジニアになりたい」という思いを密かに抱きながら、スキルを磨いてきました。

時を経て2016年10月、上野に移転した新しいKitchHikeオフィスに遊びに行き、2年ぶりに二人に会いました。KitchHikeが資金調達をして、頼もしいメンバーも加わり、新たなステージに入ったことを改めて聞き、自分ごとのように嬉しく思っていた時でした。藤崎さんから「あの時言ったこと覚えてる?」と言われたのです。私は 「あ、ついにこの時が来た」と思いました。今思い返すと この時の私は、反射的に「会社辞めなきゃ!」と思っていました。”断る”という選択肢はまったく思い浮かばなかったんです。退職を1秒で決めた瞬間でした。4年前の約束が果たされたこと、尊敬している藤崎さんが必要としてくれたことが嬉しくて、浮き足立って家に帰り、そのまますぐに上司に電話して退職の意向を伝えました。(すごくびっくりされましたが、応援してくれました)

こうして、愛着と思い入れにマミれたKitchHikeに、2017年2月、4年の時を経て正式に入社するはこびとなりました。我ながら最高にドラマチックな入社だと思います。ありがとうございます。

KitchHikeで何をやっているのか?

エンジニアとして働いています。KitchHikeのサービスをユーザーさんに快適に使っていただくために、システムをより良く洗練していくことがミッションです。 前職と同じくエンジニアという職種は変わらないのですが、自社サービスのシステムを手がけるとなると心持ちは大きく異なります。

前職の場合、受託案件でのシステム開発は、ある程度やりたいことや仕様の決まったシステムを受注しシステムを作ったのちに納品します。作ったシステムが(保守・運用フェーズまで続く場合もありますが)いつかは手を離れていくものなので、サービスの成長をずっと共にすることはできません。SESの場合は案件によって長く一つの製品に携わることもありますが、やはり決まった契約期間が終了すれば、手から離れることになります。

一方、自社サービスの運営と共にシステムを内製するKitchHikeでは、作ったシステムを手離すことなくずっと関わっていけます。サービスの成長と共に機能も仕組みも改良し、つまりどんどん良くしていけば良いだけなので、とてもシンプルで分かりやすいです。

私はエンジニアの仕事が好きです。エンジニアの仕事は「作って楽しい、使ってもらって嬉しい。」だと思っています。 作りたい機能や画面を設計におこして、実装しながらイメージしている完成系に近づいてくるととてもワクワクします。 また、実際にKitchHikeの現場に行けば、使っているユーザーの反応がダイレクトにわかります。 私にとってはまさに「作って楽しい、使ってもらって嬉しい。」の理想形なのです。

入社して4ヶ月ほど経った今現在、いくつかの機能実装を任せてもらい、すでに世にリリースされました。前職では配属プロジェクトが変わるたびに、働く環境も使う技術もガラッと変わるのが当たり前だったので、鍛えられた順応力の高さがここで役立っているかもしれません。4月上旬にはモバイルサイトのPop-Up検索やCOOK検索がリニューアルしました。私にとっては初めて全体的に実装を担当したプロジェクトだったので、無事に世に出た喜びはひとしおでした。ひとつの機能ができるごと・リリースされるごとに、少しずつ成長できている気がしています。

オフィスで一番たのしいことは?

日当たりが良くて開放感のあるオフィスで、購入したてのワークチェアに座って仕事をしている時間です。 お昼になるとキッチンからいい香りがしてきて、みんなで色んな会話をしながらまかないをいただきます。そして午後は挽きたてのコーヒーをすすりながら仕事をします。毎日夢っぽいな〜と思っていて、時々やっぱり夢かなと思います。 環境もそうですが、KitchHikeには常にこれから作りたい・作るべき仕組みや機能があることにワクワクしています。まだまだ不慣れで悩みながらですが、システムを作っていることがとても楽しいです。

最近うれしかったことは?

3月に地元のマラソン大会に出場し、部門2位に入賞しました。私が生まれ育った横須賀は、海が近く、海岸沿いを走るマラソン大会が毎年いくつか開催されています。 今回参加した北下浦ふるさとマラソンは、自治体の方々が主催している手作りの大会ながら、今年で31回目という長寿大会なのです。2位入賞って一見すごそうですが、私が出場した「29歳以下10キロの部」は、毎回出場者が少なくて入賞しやすいカラクリがあるのです。今年は14人中の2位でした。自己ベスト更新もできたので満足です。

入賞者にはメダルと賞状に加えて、副賞として地元で採れたキャベツが贈呈されます。3年連続でキャベツGETに成功しました。このキャベツは翌週のプロダクトチーム初のまかない当番の時にロールキャベツになり、みんなで美味しくいただきました。

好きな料理、食べ物は?

数年前までセロリが苦手でしたが、セロリを克服して以来なんでも食べられるようになりました。食べるのが大好きです。特に肉と米とパンが好きです。 好きな飲み物はコーヒーとコカ・コーラです。

コカ・コーラの好きなところはもちろん味もですが、常に挑戦し続けているところが素晴らしいなと思っています。ラベルに名前を入れたり、リボンの形にしたり、最近ではスマホと自動販売機を通信させたり。商品の飲料部分ではなく”いかにコーラを楽しむか”という付加価値の追及に余念がないところが好きです。それだけで他のコーラよりも美味しく感じます。 料理を作る方は、自炊生活が長いので人並みにできる方だと思っていましたが、KitchHikeに入ってからあまりのレベル違いに驚愕したので、料理はできません。

今、はまっていることは?

趣味は山登りです。社会人になった7年前くらいから、少しずつ本格的に登るようになりました。最近は年に1〜2回は山小屋やテント泊で登りに行きます。特に夏山が好きです。山でいただくごはんとコーヒーは格別なんです。これまで登った山は40ほど。まだまだ登りたい山がたくさんあります。日本の山は世界と比べると低い山ばかりですが、四季折々の景色や植物が楽しめる自然豊かな山がたくさんあります。登山は年齢を重ねても自分に合った楽しみ方ができるので、時間をかけてたくさんの山を巡りたいと思っています。

*2014年10月、八ヶ岳の最高峰赤岳山頂にて

それと半年前から猫と暮らし始めました。 雑種の男の子でちょっとおデブです。驚くべきことに毎日可愛いです。 今までも犬や鳥を飼っていて、今となっては動物がいない生活の方が不自然になってしまいました。 猫との暮らしは、1人暮らしよりも生活にハリが出ます。部屋の掃除も片付けも火元の確認もしつこくするようになり、癒してもらい、お布団をあたためてもらい、遊び、遊ばれ、たまに開発の手伝いもしてくれます。予期せぬタイミングで叩かれるエンターキーには要注意ですが、動物暮らしおすすめです。

*だいたい寝てます。もうすぐ1歳。

自慢したいことは?

25歳の誕生日にゴムゴムの実を食べました。KitchHikeの立ち上げ当初のみなさんが、誕生日のお祝いと共に用意してくれたケーキです。私が漫画のワンピースが大好きな話をよくしていたので、ケーキ屋さんで「ゴムゴムの実のケーキ作れますか?」と聞いたら、Googleで画像検索して作ってくれたそうです。世界に一つだけのゴムゴムの実のケーキ、嬉しくて歓喜したのを覚えています。 ワンピースの世界と違って効果が出るまで時間がかかるようですが、いつか手が伸びる日を楽しみにしています。

これから、やっていきたいことは?

良くも悪くも先のことはあまり考えていないです。 ちょうど1年前、人生何が起こるか分からないことを身を以て経験して以来、先のことを考えるのをやめました。 「大事なのは結局今だ」と宇宙兄弟でムッちゃんも言っています。 なにか人生の分岐路に立った時、自分が楽しい・面白いと思える方を選択できるようにどんな時も身軽でいたいと思っています。そうした結果KitchHikeに入りました。

私は、KitchHikeの食を通じて人を繋ぐ仕組み、それぞれの場で生まれるグルーヴにとても魅力感じています。この多幸感を多くの人に知ってもらいたいし体験してもらいたい。そのプラットフォームとなるKitchHikeがもっと広まって欲しいなと思っています。 KitchHikeの成長に少しでも貢献できるように、私自身も成長し続けたいです。

そして、手元を離れずにずっと関われるサービスが仕事になっていることに、この先何がどうなっていくのか、楽しみで仕方がありません。

KitchHike: https://kitchhike.com

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