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誰かと働くときに知っておくと良い事とは?

今回は、仕事をしていくにあたって、知っておいた方が良い事について考えていきたいと思います。おそらく、今の時期、卒業シーズンでこの4月から心機一転、新しい場所で頑張る方も多いかと思います。働くまではいくつかの壁を越えながら、仕事を掴んで一息ついている頃でしょう。ただ、いざ働いてみたらなんだか色々大変、なんてこともきっとあるでしょう。仕事が慣れなくてつらいとか、仕事がつまんなくて嫌だとか、人間関係で悩むなんてことがあるかもしれません。そんな時は、一旦立ち止まって『自分の強み』が一体どこにあるのか?を考えると良いかもしれません。

誰かと一緒に働くということは、自分一人で何かするのとは勝手が違う。

自分の仕事に集中しすぎて周りの動きを掴めていなかったり、自分の作業が遅かったために次の工程で待っている担当の方を待たせてしまったり急がせたり、といったことが起こらないように注意しないといけません。自分が周りの人や仕事をする人に及ぼす影響を考えられていないと全体の流れを鈍らせることになるからです。周りの流れを見て、今自分が何を優先すべきなのかを考えたりといった配慮が必要になります。ただ、周りに気を取られすぎるのもよくありません。周りが頑張っているからこそ、自分も可能な範囲で自分の仕事をいち早く処理すると考えることも、間違いではありません。他人のことに気を取られすぎると自分のことがおろそかになり、自分のことに集中しすぎると気付かないうちに周りの流れをせき止めてしまいます。だから、働くときにはお互い多少なりとも相手の事を気遣いつつ、自分の仕事を進めていくことになります。ただ、この気遣いというのが曲者で、人によって全く加減が変わるので、気遣いが苦手な人はものすごく神経をすり減らすことと思います。会社には色んな人が集まるので、誰でも1度は人間関係で悩むのかもしれません。

そこで、あきらめるのか?

また、実際には、実力以上の仕事をしなければならない状況があったり、角を立てずにやっていきたいと思っていても相手から嫌われてしまったり、自分が求めていた理想の仕事とは違った内容の業務をやることになったり等、予想外に上手くいかないことが多々出てきたりします。そんな時、もうゲームオーバーなんじゃないかと思う人も多いかと思います。しかし、人生長いので基本的にはどんなことが起きても、日々は続いていきます。某有名漫画の監督のセリフにも『最後まで…希望を捨てちゃいかん。あきらめたら、そこで試合終了だよ…』とあるように、追い詰められた時こそ真価を問われます。今がだめ、環境がだめ、自分の能力がだめ、とわかったその時、ただそれを受け入れて終わりじゃありません。ダメだとわかったその日が終われば、また明日が来ます。だから、明日が来る前に準備をしないといけません。さもなければ、明日は、また『つらい1日』になります。だから、現状はわかった、自分の気持ちもわかった。じゃあ、次はどうするのか?を考えるのです。真面目な人ほど、常識や周りの人の考えに同調しすぎて『自分は状況を打開できない人間なんだ』と思わされやすいので、注意しないといけません。隠されている選択肢は無数にあります。たとえば、休みを取るにしても、有給をとって3日間のんびり海に行って過ごしてみるとか、転職活動をするとか、実家に帰ってみるとか。行先は様々あります。転職の意向を信頼できる友人に聞いてもらうのもいいかもしれません。そして、新しい職場を考えるにしても、今の場所でもう少し頑張るにしても、別の部署への異動を希望するにしても、準備が必要になります。

明日のために準備をする。

そのいくつかある準備の中で大切なのは、自分の強みを知る事です。それも単純にどんな性格か?とかどんな特徴か?といったことではなく、今一緒にいる人と比べて何が得意なのか、何が優れているのかを知るという事です。人の名前を覚えるのが得意で一度会ったら絶対忘れないとか、数字や計算は絶対にミスしないとか、普通の事を普通にやっていくのが得意だとか、人にはそれぞれの良さがあるかと思います。物事は二面性を持つので、良く捉えられるか悪く捉えられるかはその時の会社の雰囲気や評価する担当者に左右されるかもしれません。しかし、だからこそ、自分で自分を過不足なく認識することはとても重要だと言えます。人間、生きてれば良い時も悪い時もあります。他人の評価を基準にしていると精神的に落ち着かなくて安定しません。不安定な状態で最高の成果を出すのは至難の業です。誰が何と言っても結果に関わらず、自分が間違ってないと思って頑張ったことは必ず力になっています。自分は自分で、他人は他人なのです。今の世の中、自分の事で精いっぱいな人は沢山います。他人のことは、根っこまではぶっちゃけよくわからないのです。「人間は感情の生き物だ。」「人間は社会性の生き物だ。」と言われるように、お互い影響し合って生きています。だから、それを分かった上で他人に影響されすぎない為に、自分の強みを知っておくことが状況打開の鍵となり、自分を守る糧になります。単に能力的な意味合いだけでなく、組織の中でどんな役割が今欠けていて、仮に自分がそれを補う存在になれるのかどうか?など、色んな角度から考える事が必要です。


1.人はらせん状を描いて成長する。

ある会社の社長が言っていました。人は、らせん状を描いて成長していくそうです。傍から見たら、一見毎日同じことの繰り返しで、同じところをぐるぐる回っているようにしか見えません。先輩も上司も「お前は毎日同じことの繰り返しで成長がないなぁ」なんてよく言ったりします。しかし、よくよく角度を変えてみてみると、徐々に徐々に上へと上がっていっているのです。ちなみに、このことに気付けるのは一部の人しかいません。自分でも気づかないことの方が多いくらいです。だから、力がないとたどり着けないてっぺんに着いて初めて、「ああ、この人はちゃんと力をつけてきたんだな」と周りにわかるのです。

階段を上っていると同じ景色ばかりで変化がありませんが、ぐるぐるしながら確実に上がっています。

2.未来を発明する。

ひとつだけ、注意があります。今の世の中、マニュアルなんてすぐにネットで検索できてしまいます。ネットは電話帳代わり、辞書代わり、教科書代わり、先生代わり、実店舗代わり、憩いの場代わり、ゲーム機、看板代わり…色んなものの代わりを果たしています。ネットはいまや、引っ張りだこで大人気です。ただ、ネットの本質は過去の蓄積です。過去に起こった事や今までやってきた事の集大成であって、今を超えることはありません。つまり、「これから」の「未来予測」ではありません。大体の事は同じ事の繰り返しだから、マニュアルの焼きまわしが可能だと思ってしまうかと思いますが、そうではありません。自分がやったら、化学反応が起きて違う結果が起こる事だってあります。突然変異はいつ起こるかわかりません。ほんの些細な事で、起こり得る未来は変わるのです。上手くいくようにどうするか?を知りたい時、どうすると失敗するのか?とどうすれば上手くいきやすいのか?がネットや書籍でわかります。ただ、今回の自分のやり方で絶対に成功するのか、それとも失敗するのかは極論、誰にもわからないのです。周りからのアドバイスについても同じです。経験則から、「やった方がいい」「やらない方がいい」と言っているのです。それは、絶対的な未来予測ではありません。多くの場合、大多数の人が難しいという事柄は普通にやっても成功しません。だから、工夫が必要になります。どんな工夫が有効か?については、自分のセンスで見つけていくしかありません。皆の意見が正しいのか?正しくないのか?については自分の身を持って知るしかないのです。ゴールにたどり着く道筋は一つではありません。いくつもあるのです。今後の戦略や方向、対策を決める参考にするのはもちろんですが、それだけですべてを決めるのはもったいないです。予定は未定という言葉があるように、未来が持つ、物事の可能性の余白を忘れてはいけません。ちなみに危機管理についても同じです。いつだって想定外の事が起こる可能性を忘れてはいけません。


3.人との関わりを知る。

もうお気づきかと思いますが、今ある問題を考えた時、やはり最終的には人との関わりが絡んできます。タイプの違う人間を理解し、協力と支援を引き出すだけの人間力が必要とされるのです。逆に言えば、自分にとっての強い味方を見つけられれば、ガラッと世界がかわります。誰かと一緒に働いていると、自分の見えている景色と相手の見ている景色が違う瞬間があります。人によってはその範囲がものすごく大きいかもしれません。その差を埋める必要がある場合、自分で表現を変えたり言葉を増やしたりして伝える工夫ももちろん大切ですが、それでもだめな時は架け橋になってくれる人を探すのが良いと思います。過去を振り返っても今の時代の技術革新は、多くの人の尽力なくしてはありえないのです。人が集まり協力して初めて、一人では出来ないことが出来るようになります。


4.自分の配役と出番に気付く。

多くの人は共感性で生きています。それ以外は再現性で生きています。ほんの一握りの人は創造性で生きています。ほんの一握りの人が新しいものを作り、少数派の人がそれを再現しマニュアル化します。そして、その後は多くの人によって、支えられ継続していくのです。組織にはこの3者はそれぞれが一定数必要になります。ほんの一握りの人は数が少なく理解者も少ないので、そこに居続けるには理解者が必要になります。周りとの軋轢を緩和させてくれるような役割も果たしてくれるような人材が必要です。再現性を身につけた人と共感性で生きる人は守られた環境にいる限り、基本的には問題ありません。ただし、仮に経営者のような立場や頭脳的役割を担う人は創造性を持つ人を見つける事ができないとある時点から発展継続していくことが厳しくなってきます。ビジネスをやっていくなら、創造性を持つ人を見つけてサポートする力も重要です。かつ再現性を持つ人に助けてもらうのです。再現性で勝負している人については、定量評価で測れない世界がある事を知る必要があります。もし、その上で創造性を持つ人が見つかればその人が最高の相棒になります。なぜなら自分が越えられない壁を、代わりに越えてくれるからです。一回越えられれば、後はあなたの独壇場です。こんな風に創造性のリーダー、再現性のマネージャー、共感性のサポーターがいて初めて上手く組織が回ります。その割合は何をするかによって変わってきますが、適切なバランスが崩れると互いに反感が生まれて破綻します。たとえるなら演劇と同じです。今がどの幕で誰の出番なのかを考えて、配役を決める必要があるのです。自分の出る幕でない間は出番をゆずり、自分は出番に備えて配役に合った準備をしないといけません。必ず出番は巡ってきます。場面によって、誰が輝くのかは変わってきます。その役割も変わってくるのです。


どこの会社に行っても、上手くいくことと上手くいかないこと、それぞれあると思います。だから、最初から上手くいかないかもしれないという理由でチャレンジをあきらめてしまうのはもったいないです。色々な事がわかり始めてから、仕事の楽しさが出てきます。

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