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塾講師=教える仕事…?

新型コロナウイルスの混乱のなかで始まった新年度、早くも4分の1が過ぎました。
最初の2か月間は生徒と対面の授業を行うことができず自宅で過ごすことの多い期間となりましたが、ブランクが明けて1ヶ月、日常を取り戻してきたと感じます。(第2波の到来などまだまだ安心できない状況が続きますが…。)

ココロミルでは対面での指導を6月から再開し、生徒と直接向き合う毎日を送っているわけですが、日々試行錯誤の繰り返し、まだまだ成長していかなければいけないと実感しています。
今日は、より良い講師になるために何が必要なのかを模索していくなかで思う、「塾講師という仕事」について書いてみることにします。

一般的に、塾講師と聞くと「勉強を教える仕事」というイメージがあると思います。
教材の内容を伝えることや問題の解法を示すことは、もちろん指導の中で日々やっていることですので、教える仕事だというイメージは間違っていません。
実際私も学生時代にアルバイトで塾講師をしていた頃は、「塾講師=教える仕事」だと思っていました。
ただココロミルで働くようになって、それは表面的なほんの一部分に過ぎないと感じています。

塾講師の仕事の本質を見つけるにはまだ至っていませんが、重要な要素の1つとして「知識を吸収しやすい状態に生徒を導く」ことがあると私は考えています。

どんなにわかりやすい解説をしても、生徒がそれを受け入れられる状態でないと効果が上がりません。
逆に、知識を吸収しやすい状態に生徒がなっていれば、多少ぎこちない解説だったとしても納得してくれます。

では一体、どうやって知識を吸収しやすい状態に生徒を導くのか。この問いに答えはありません。
生徒それぞれ性格や得意分野が違うのはもちろん、ちょっとした出来事でも生徒の状態は変わるものです。
少し雑談を増やしてみたり、声のトーンを変えてみたりと、一瞬一瞬の生徒の反応を見ながら試していますが、これが正解というものは見つかりませんし、絶対的な正解など存在しないのです。

ただ、どの生徒に対する場合でも共通して必要なことは、生徒と向き合い、伴走していくことでしょう。

「知識を吸収しやすい状態」といっても、やる気に満ち溢れた状態にさせるということではありません。ちょっとやってみようかな、授業が楽しい気がする、そんなふうに生徒に感じてもらえるよう生徒との対話を繰り返すことが必要なのだと思います。

塾講師の仕事の本質にはまだ至っていないと先ほど書きましたが、どんなに経験を積んでも本質はわからないのかもしれません。
より良い講師になるにはどうしたらいいのか、塾講師の仕事とは何なのか。答えの無い問いを繰り返しながら、目の前の生徒と真剣に向き合い、日々成長していければと思います。

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