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エンジニア版「フィットする暮らし」

こんにちは。昨年末(2017年12月)に入社したエンジニアの廣瀬です。最近、我が家に Amazon Echo が来ました。 Alexa の好きな食べ物は炊き込みご飯らしいです(僕はどちらかというと白いご飯の方が好きです)。

同時期に入社した佐々木と僕と合わせて、クラシコムのエンジニアチームは4.5人となりました(0.5は社外からアドバイザリーとしてサポートしてくれているオリバーさん)。いよいよチームらしくなってきたわけですが、人数が増えたからといってそのままアウトプットの量や質がそれに比例するわけではありません。人が多ければ多いほど、どうしても考え方や価値観の相違による衝突も生まれやすくなるものです。

僕たちはいま、自社のサービスの開発・運用と同じくらい重要なミッションとして「良いチーム」を作ることに取り組んでいます。メンバー同士の違いがデメリットとならない、むしろ違いを活かしていけるようなチームとするために、チームならではの、チームでしか成し得ないことをやっていくために、また、今後も新しい仲間が集まってくるようなチームにするために、どんな「良いチーム」であるべきかをメンバーで話し合いました。

そこで生まれたのが、『エンジニア版「フィットする暮らし」』というエンジニアチームの行動指針です。

エンジニア版「フィットする暮らし」(行動指針)

1)やりたいことやろう

  • それぞれが主体的に、自分がやりたいこと、挑戦したいこと、やるべきだと思うことをやろう。
  • 失敗を恐れたり咎めたりするのではなく、やりたいことをやろうとする人をチームで支援しよう。
  • やりたいことを結び合わせて、みんなが自分ごととして取り組める「チームがやりたいこと」をつくっていこう。

2)言いたいこと言おう

  • それぞれが遠慮せず、無理に同調したりせず、言いたいことを率直に言える雰囲気をつくろう。
  • 言いたいことを言い合い、お互いを知り、お互いを尊重し合おう(何かあったら飲めばいい)。
  • 何でも話そう。分からないことは聞こう。どうでもいい話もしよう。自分らしく、楽しく仕事をしよう。

3)ハイパフォーマンスを目指そう

  • やりたいことやって、言いたいこと言って、それでも、だからこそ、価値を生み出せるチームを目指そう。
  • 常に最善を目指し、常に今よりも良いものを作り続けていこう。常にもっと楽ができる方法を考えよう。
  • 個人として、チームとして、成長していこう。自分たちが誇りを持てるプロダクトとチームにしよう。

どうやって作ったの?

僕が入社して間もないころ、マネージャーの濱崎から「良いチームを作っていきたいけど、そもそも“良いチーム”とは何かをみんなで話し合いたい」という提案がありました。そこで、以下のような方法で話し合い、まとめてみることにしました。

  1. それぞれが考える「良いチーム」とはどんなチームかを各自付箋に書き出す。
  2. 付箋に書いたことを口頭で説明を加えながらメンバーに共有する。
  3. 付箋をグルーピングして、共通する点、言及が多い点などを見出す → まとめる。

各自が考えを述べ合う中で、最も共通していたのが「やりたいことやりたい!」という点でした。これは好き勝手やりたいということではなく(それもちょっとあるけど)、自身の考えや判断によってやるべきだと思うことをやることこそがエンジニアとして最も価値を発揮できる、ということだと思います。これはある種のプロフェッショナリズムであり、「許可を求めるな謝罪せよ」という言葉やプログラマーの三大美徳の一つである「傲慢(Hubris)」に通ずるものでもある気がします。

ただそれだけでは個人で開発しているのと変わりません。それぞれがやりたいことを主張し、その上でうまく連携し、お互いの長所や短所を活かし補い合ってこそチームです。そこで大事になってくるのが、最近よく聞く「心理的安全性(Psychological safety)」なのではないかというのも共通して出た意見でした。それを僕たちの言葉に直して「言いたいこと言おう」となりました。また、最終的に何のためにやっているかといえば、ユーザーさんに価値を提供するため、良いものをつくるためです。そのあたりを「ハイパフォーマンスを目指そう」という言葉にしました。

こんな感じでまとめていったのが、『エンジニア版「フィットする暮らし」』です。「フィットする暮らし」という言葉は、クラシコムのミッションである「フィットする暮らし、つくろう」から持ってきました(詳しくは代表の投稿をご覧ください)。良いチームだと感じられる状態というのは、エンジニアとして何を大事にしていきたいかやどんな風に働きたいかが尊重されている状態、いわばチームとフィットしている状態だと思います。つまり良いチームを作ることがそのままメンバーの「フィットする暮らし」に繋がるという考えです。

作って何が変わった?

言葉にしたところで急に何かが変わるわけではありません。ちゃんと実践していってこそ意味があります。それでも、個人的にはいくらか言いたいことを言いやすくなった気がします(もともと言いたいことを言わずにはいられない性格だということもありますが)。具体的に生まれたアクションとしては、日々の開発の中で出てきた不満や改善すべきところをとにかく書き出す Trello のボードを作ったり、知見を共有するために本棚を作ったり、読書会を始めたりと、少しずつでも着実に実践できているのかなと感じています。

また、月に一回、この行動指針についてレビューする時間をとっています。実践できているか、実践できていないとしたら何が障害になっているのか、内容に修正すべき点はないかなどを話し合っています。なかなか好き勝手なことを言っている指針ですが、すべてが満たせている状態が作れれば、理想的なチームになるはずです(なにせ、やりたいことやって、かつハイパフォーマンスなので)。そして何より、自分たちで作った指針であるからこそ、これを目指すということは自分たち自身が楽しんで働ける状態を目指すということなので、頑張って実現しようと思えます。

エンジニアを募集しています

クラシコムではエンジニアを募集しています。こんなチームで働きたい方……というより、あなたはどんなチームで働きたいですか?どんなチームにしたいですか?というフェーズです。まだまだ色々なことを整備したり、考えたり、作っていく必要があります。そんな状況こそ楽しいと思える方、興味がある方はぜひオフィスに遊びに来てみてください。

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