鳶か火消しか、火消しか鳶か。
こんにちは、重枝です。
かつて、消防活動と言えば火災周辺の住宅を破壊して延焼を防ぐ破壊消火(除去消火法)が中心だったことはご存知でしょうか。
享保三年(1718)、江戸南町奉行大岡越前守忠相公により江戸町火消 いろは四十八組が制定され、その担い手として選ばれたのは鳶職人たちでした。
その技能は「梯子乗り」という伝統芸能として、今なお現代の鳶職人たちに受け継がれています。
鳶口と呼ばれる道具で梯子を支え、1~3人がその梯子の上で技を披露します。足一本で身体を支えたり、おなかで身体を支えたりする姿にドキドキハラハラ。全体重を一箇所で支える技なんて、痛そうなのに平気な顔をしている所は流石鳶職人ですね。
義理と人情とやせがまん!
第65回宇部まつり
さて、来る11月6日(日)第65回宇部まつりにて、小野田古式消防組保存会として、関連会社の有限会社栗栖工業と共に「梯子乗り」を披露いたします!
オープニングでの披露の後、パレードにも参加しますので是非見にいらしてください。
宇部まつりは県内外から約22万人もの来場者のある、山口県内で大きな祭りの一つです。特に今年は山口宇部空港開港50周年記念と銘打っていますから、更に盛大になることでしょう。
私もカメラ片手に職人さんたちの雄姿を堪能つつ、祭りを楽しみたいものです。