2017年7月に入社したサービスUIデザイナーの矢部です。
これまで十年ほど受託でデザイン制作をしてきたので、KyashにJoinして事業会社に転身したわけなのですが、自分はもともとこだわりの強い人間なので、本当に良いと思える会社・サービスを見つけるのになかなか苦労しました。そのあたりの話をまとめてみます。
デザイナーだけに限らないのですが、受託から事業会社への転職を考える方は割と多いかと思うので、少しでも参考になればと思います。
◯立体デザインからUIデザインへ、受託から事業会社へ、意志を持ってキャリアチェンジしてきた
もともと工業製品を扱うデザイン事務所にて立体デザインを担当するところからキャリアをスタートしたのですが、ちょうど2000年代はモノを作れば売れるという時代から、モノが世に溢れ本当にユーザが求めるものを作らないと売れない時代になり、立体の仕事の総量が減る過渡期でもありました。
そこでこれからはタッチパネルにおけるユーザインターフェイスの時代が来るということで、まだアメリカでもiPhoneが発表されていない時期からカーナビなどのインターフェイスをデザインするUIデザイナーにシフトチェンジして、今に至ります。
デザイン事務所勤務の後、開発会社にてデザイン部署の立ち上げメンバーとしてweb・アプリのIA・UI設計を主担当としておりましたが、10年に渡る受託業務からより事業に近いところでサービス・UIデザインに携わりたいという思いが強くなり、Kyashへの転職に至りました。
◯ずっと付き合いたいサービスと、市場を切り拓く。きっともう二度と来ないチャンスだと思った
数ある事業会社の中からKyashを選んだ理由は、サービス自体の魅力と、そのサービスにアーリーステージで関われるということが大きかったです。
まず、10年の受託キャリアを経て案件の水平方向への広がりは十分出来たという思いで、次は垂直方向への掘り下げをしてみたく事業会社への転身を目指していたのですが、そこで一番ネックになったのは、ずっと付き合いたいと思うサービスがなかなか見つからないということでした。
Kyashはその点で初めて話を聞いた時から、まさにこれからのサービスで世の中の生活を変える影響力があると直感的に思え、大変魅力的に映りました。また、そのようなサービスにアーリーステージで携われるという点が自分としては大きかったです。
まだプロダクトマーケットフィットしていない製品、というかマーケット自体が日本ではこれからのジャンルに挑むというのは、非常にリスキーでもありますが、だからこそ今しか出来ない、そんなチャンスは今後二度とこないかもしれない、この経験は自分のキャリアでも重要になるという思いが働き、Kyashへのjoinを決めました。
◯プロダクトの成長に強く貢献するデザインフローを作っていきたい
実際に入社して改めて実感することは、CEOでありプロダクトオーナーの鷹取さんのデザイン思考の強さです。これはデザイナーにとっては大きいことだと思います。創業時は自身でビジネスモデルキャンバスや、ワイヤーフレームを描いていたということからも分かるように、日本において稀有なリーンスタートアップを地で行く会社だと実感しています。
一方で、スタートアップなので、サービスやUIデザインのフローは今後確立していくフェーズです。自分もこれまで蓄積してきた経験と知識を思い切りアウトプットして、中長期的にプロダクト成長に強く貢献できるデザインフローを作っていきたいと考えています。
ただ、正しくデザイン思考を取り入れるのにリソースが足りていないことは課題の一つだと思うので、そのような考え方で環境を一緒に作っていけるサービスデザイナーやUIデザイナーの方と一緒に働けたらと思っています。
ぜひ一度、気軽に遊びにきてみてください。
Yusuke Yabe Profile:桑沢デザイン研究所卒業後、デザイン事務所にて工業製品のUIデザインに従事。その後SI企業にてデザイン部署の立ち上げメンバーとしてIA・UI設計を中心にweb・アプリデザインにおけるメインデザイナーとして活動。Kyashではサービスデザイン・UIデザインを担当。招待制デザイナー向けSNS「Dribbble」のプレイヤーとしても活動。
株式会社Kyashでは一緒に働く仲間を募集しています