【もっぱらイベントの準備しています】
嵐がニッポンの魅力を再発見する『ニッポンの嵐』の編集者 藤本智士さんをゲストに迎え、開催する今回のイベント。
ニッポンのローカルコミュニティについて考えるイベントですが、
我々イベントの運営側もそれを常々考えているような気がします。
Wantedlyで募集を出しているのは、この「聞き書き甲子園フォーラム」というイベントの運営インターン生です。
我々はNPOですから、ここWantedlyに掲載されている企業様と違い、「非営利」な活動です。
売れる製品をつくる、革命的なサービスを世に送り出す・・・そういったことは目指していません。
ですので、こうしたイベントをやる際にはどうしても
「こんなことやってます、すごいでしょ」
「ほら、こうして自分たちの活動は社会に役に立っているのです」
そんな目線でイベント内容を組み立ててしまい、
そこに来場者(受け手)のニーズはないのです。
だから人が集まらないし、「所詮NPOなんて・・・」みたいな感じで、社会から少し浮いてしまう。
でも、我々共存の森がお世話になっているニッポンの農山漁村、そこにあるローカルコミュニティでは、ニーズのない仕事、役割は一切ないということに最近気づきました。
農家のおっちゃんたちは、あまり金にならないかもしれないけども、自分の家族と、顔の見えない消費者のために今日も田んぼで汗をかく。
それを家で支えるおばちゃんたちは、腹を空かせて帰ってきた夫や子供たち、時には祭りで神輿を担ぐ同じ町内会の男たちに、料理を振る舞う。
田舎に腐るほどある草木だって、外車を飛ばしているようなイカした兄ちゃんが見ても「なんか田舎っぽいなぁココ」と思えるような、田舎らしさを演出、つくっている。
それぞれに、誰かから求められている役割があり、
それがあるがゆえに「助け合い」「協力」ということが成り立っている。
それがローカルコミュニティかなと最近少し思いました。
まあ、私の勝手な考えですからね。笑
でも、
そんなことを、一つのイベント運営に携わるだけで考えられちゃうって
本当に素敵だなと思いました。
副理事長 みねがわ
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