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VRは未来を創りだすのか、過去を創りだすのか。

VR(ヴァーチャルリアリティー)がコンシューマー向けに登場した2016年はVR元年と言われ、
PSVRも世に出回っていよいよ本格的に「VR業界」というものができた気がします。
ハードがそろった2017年、これからはコンテンツの時代になっていくとおもいます。

VRは様々な業界での導入が期待されていますが、一般的にVRが実現できる世界は以下の2つだと思います。
1つ目は「実際にやろうとするとすごくお金や時間がかかること」、
2つ目は「実際にやろうとすると不可能なこと、もしくは限りなく不可能に近いこと」
たとえば、VRで宇宙関連のコンテンツが沢山あるけども、宇宙旅行は実際にやるともちろん莫大なお金と時間がかかりますし、VRゲームのほとんどは現実世界では不可能なことです。

お金がかかったり、不可能なことがVRを使えば簡単にできるので価値があるのです。
エジプトにもお金と時間があれば行けるけど、お金と時間がない人は、
ワンクリックで行けるようになります、こんな感じに。

Describing Egypt
360° Virtual Reality tours in all of Egypt historical locations. We take you to places so remote and make you feel as if you are there.
http://describingegypt.com/

Rのメリットは上記の2つの他、実はもう1つあると思っています。VRコンテンツの中でも特にノンゲーム系を提供する人たちは何を目指すべきかというと、「行動のトレース」だと思います。
例えば住宅系VRコンテンツの場合は、部屋ごとの滞在時間や、シミュレートした家具の種類や配置、視線推移などそういった情報が手に取るようにわかる(わかるように開発する)のがVRです。リアルをデジタル(ヴァーチャル)にするということは、現実世界のあらゆる情報をデータ化し解析することができる、つまり「人間の行動を全てトレースする」ということだと思っています。そのデータがあれば何ができるか、考えただけでもワクワクしてきませんか。
住宅関連のVRをやっている身としては未来をつくるものだと思っていましたが、もっと色んな可能性があるなあ、と感じています。たとえば、江戸VR化とか面白いですよね。

そして、我々も最近VRの可能性を探求すべくAngkor VR(仮)という新しいプロジェクトを開始しました。詳細はまだ明かせないのですが、その名の通りアンコール遺跡群のVR化をするプロジェクトです。ブラジル人の背景アーティストやアンコール遺跡群の研究者と一緒に進めています。現在スポンサーや、クリエイターの方々を募集しておりますので、興味があればご連絡ください。



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