カンボジアのIT事情、人気のWEBサービスとは?
こんにちは!本日はラストマイルワークス開発拠点のカンボジアについてお話したいと思います。
そもそもカンボジアってどんな国?
まずはカンボジアの特徴について簡単にお話しします!
観光大国カンボジア!
カンボジアはかの有名な世界遺産アンコールワットを筆頭に、アンコール時代の遺跡がたくさん残っています。また、アンコールワット観光の拠点となる街シェムリアップにはホテルやゲストハウス、レストランなど、観光客向けの施設がたくさんあり、毎日世界中からの観光客で賑わいを見せています。
国民平均年齢はなんと24歳!!
日本で生活していれば街中でお年寄りに会うことは日常茶飯事ですね。しかし、カンボジアへ来ればその頻度の低さに気づくはずです。なぜならカンボジアの平均年齢は24歳!若年層率が圧倒的に高く、活気に満ち溢れています!しかしその平均年齢の低さには、カンボジアが抱える負の歴史が大きく関わっています。
1975年〜79年にかけてカンボジアを支配したクメール・ルージュ(カンプチア共産党)のポルポトは、「考えることができる人は政権に反対する」という考えのもと、当時の総人口約800万人ほどのこの国で、200万人〜300万人もの国民を虐殺したそうです。
これは今からたった40年ほど前に行われたこと。現在40代以上の人は、ポルポト時代を経験している人々なのです。
カンボジアのIT事情とは
次にカンボジアのIT事情についてお話しします!
インフラ面
意外にもWi-Fiは発達しています!空港やホテルはもちろん、路上でWi-Fiが拾えるところも少なくありません。また、市内のショッピングモールや観光都市シェムリアップの土産物店などではクレジットカードが利用できる店舗は多いものの、国全体で見ればクレジットカードの普及率は決して高くありません。そして、スマートフォンに関しては普及率が非常に高いと言えるでしょう。街中では、若者から中年の方までスマホを使っている姿を頻繁に見かけます。
ITリテラシー
若者が非常に多いこともあり、ITリテラシーは低くない印象です。しかしまだまだネットサービスは根付いておらず、発展途上の状態。これから伸びてゆくという高いポテンシャルを感じます!
カンボジアで人気なWEBサービス
次に、カンボジアで人気の高いWEBサービスをいくつか紹介します!
カンボジアで人気のWEBサービスと言えば圧倒的にFacebook!カンボジア人とFacebookで「友だち」になるとその更新頻度の高さや、「いいね」の速さに驚かされます。国内大手リサーチ会社によると、カンボジアのインターネット利用者はカンボジアの人口の34%で、うち90%以上がFacebookを利用しているそう。また、スラム街に住むこどもでもアカウントを持っているという話も耳にするほどです。そんな定着度の高さから、国の重要な伝達がFacebook上で行われることも。2016年1月には「125cc以下のバイクを運転する場合は運転免許を不要とする」という法律変更の声明がフン・セン首相の公式Facebookページ上で発表され、国内外で話題になったそうです。
Khmer 24
Khmer 24は日本でいう「メルカリ」のようなフリマサービスの一つです。しかしメルカリとは規模が違います。パソコン、スマートフォンなどはもちろん、車やバイク、さらには建物や土地、求人まで探すことができます。
Wing
Wingはクレジットカードの普及率の低いカンボジアで大活躍しているモバイル送金・決済サービスです。携帯電話、身分証、手数料の2.5ドルさえあれば誰でも開設手続きができ、都市の人々にはもちろん、遠くへ出向く必要がなく、地元でサービスを受けることができるため、農村部の人々からも人気が高いです。
Khmerload.com
Khmerload.comとは、メディア会社Medialoadが運営するクメール語で書かれたカンボジア版BuzzFeedのようなニュースサイトです。アメリカ資本VCから初めて投資を受けたカンボジアの企業であり、今後にも注目です。
まとめ
日本からは「まだまだ発展していない」というイメージを持たれがちなカンボジアですが、独自の文化・習慣の中で、それに適応するように日々急速に発展を続けています!このカンボジアという国へ来て、この国のIT分野における伸び代は本当に大きいと感じました。これからも周りに目を凝らし、さらに深くカンボジアの現状を理解できるよう努めたいと思います!