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不動産業界というフロンティア

不動産業界に対してみなさんはどのようなイメージを持っているでしょうか?

胡散臭そうだなぁとか、体育会系でゴリゴリの営業がいっぱいいそうというイメージを持っていませんか?

概ね正解です(笑)

私のキャリアはちょっと特殊で、27年前、新聞配達員を2年やって、そのあと投資マンションの電話営業からサラリーマン生活をスタートしました。

まぁ電話営業なんて、体育会系の典型例です。朝礼終礼は上司の怒鳴り声で始まり、1日300件ひたすら電話をかけ続けお客さんに怒鳴られ続け、時には受話器を手にガムテープでくくられ、トイレ行くにも上司の許可を必要とし、1日13時間労働は当たり前。みたいな感じです。

電話帳の角で頭を叩かれ、ミスをすれば灰皿を投げつけられ、上司が気に入らないことをすると蹴りを入れられ。そんなことを腐るほど経験しました。

私は高校時代ラグビー部だったので、そうした体育会系的な気質はあまり苦手ではなかったこともあり、それなりに楽しくサラリーマンをやっていましたが、今で言えば超パワハラな会社でした。

でもそういう不動産会社は今でも多く存在しています。

なんだかんだ言って、その会社に7年所属して、そのあとビッグ4と言われる外資系コンサルティングファームに転職をしたのですが、その時感じたカルチャーショックは相当でした。(笑)

コンサルティングファームでいろいろな業界のコンサルティングプロジェクトに関わり、いろいろな業界をみれば見るほど不動産業界は特殊だなぁとつくづく思いました。

当時コンサルティング業界では製薬業と不動産業は他業界に10年遅れていると言われていましたが、私からすれば不動産業界は20年は遅れているんじゃ無いかと感じていました。旧態然という言葉がこれほど似合う業界も珍しいと思っていました。

もちろん不動産業界の中でも超大手の財閥系不動産会社は、先進的な取り組みをしていましたが、それでも他業界の先進性比べてスピード感が遅いイメージでした。

体育会系的業界という点もさることながら、不動産業界の最大の問題は情報の少なさにあります。不動産の取引情報を業界内で共有するレインズという業界標準データベースがあるのですが、登録が義務付けられていないのです。

義務がなければ当然誰もが登録をしません。結果レインズには取引情報が集約されないということになります。

アメリカではMLSというレインズと同様の業者間情報共有システムがありますが、こちらは全取引の登録が義務づけられています。MLSは誰でもが使うことができ、様々なプレイヤーがMLSのデータを分析し不動産業界の透明性を高めています。

日本ではそもそもレインズに情報が蓄積されていないプラス公開されいないという問題から、不動産の査定は非常に属人的なものとなっています。

日本の不動産マーケットの透明性の低さは先進国の中でもっとも低いと言えるレベルにあります。典型的なレモンの市場です。

逆をいえば、これはビジネスチャンスでもあります。透明性が低いマーケットで、透明性を高めることができればマーケットボリュームが拡大するからです。それは中古車業界や証券業界の歴史をみれば明らかです。

日本の建築水準は世界トップレベルです。東京圏の人口規模は世界ナンバーワンです。東京のGDPは世界ナンバーワンです。ただし不動産のマーケットは現在先進国の中でもっとも割安水準にあり、透明性も低い状態です。

日本の不動産業界の従事者は127万人います。法人数は31万社あります。日本の不動産資産は2500兆円です。不動産業界は国レベルで見て超巨大産業であるにもかかわらず、未だに体育会系的で、属人的な業界です。

イノベーションを実現するためには社会的な課題をどう解決するかという視点が重要です。

これだけ課題が多い業界だからこそ、ベンチャー企業がイノベーションを起こせると考えています。

今、自動車産業や小売産業でイノベーションを起こそうとしたらそれなりの資本力が必要ですが、不動産業界は別です。課題が多くあるからこそ解決することで成功できる、ベンチャー企業にとって日本の唯一のフロンティア、それが不動産業界じゃないかと思っています。

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