こんにちは!
レタープレスの寺本です。
今回は社員紹介をさせて頂きます!
記念すべき第一回はやはりこの方!!
代表取締役社長 増田達朗
厳密に言えば社員じゃないですが、細かいことは気にしない!!!
はい。
という事で、社長にレタープレスの特徴や今後の展望をインタビューしました。
レタープレスの特徴
【創業から125年、培ってきたノウハウ】
当社は、1891年(明治24年)1月に「増田兄弟活版所」として創業。以来、126年もの間、印刷を事業基盤として成長してきました。
戦争で工場が焼失した後は「大学印刷株式会社」という名前で、全国の大学で発行される論文誌(紀要)、学術団体が発行する論文誌(学会誌)の高等数式なども含めたややこしいレイアウトを文字組版することを始めました。
学術論文に特化した事業展開を始めたきっかけは
「人がやりたがらない、複雑な分野」だったからです。
レタープレスは人が面倒がる仕事にこそ活路を見出してきました。
日本の電子ジャーナルの代表的サイトに、初めてHTML(XML)で記事全文を掲載しました。
そもそも学術論文は構造的な文章で書かれていて、タイトル、著者名、キーワード、要旨、本文、引用文献などの要素があります。
その要素をコンピューターが理解できる言語に置き換え、データとして専門機関のサイトのデータベースにアップします。
こういったノウハウの蓄積も特徴の一つです。
掲載した論文の引用頻度の多さで評価されたり、学術誌自体の評価につながったりもするのです。
「まじめにコツコツ、丁寧に」をモットーに、努力とチャレンジを続けてきた結果だと感じています。
今後の展望
【アカデミック×アーティスティック】
「『伝えたい思い』、『知りたい思い』を理想的なコミュニケーションを通して形にしていき、そこから生まれる新しい発見を大切にしていきます。」
情報をデザイン、加工するだけでなく情報とともにあるライフスタイル、生き方をご提案していけたらと思います。
普段から決まっているやるべきこと、業界の常識に固執することなく、時代を感じながら柔軟に対応し、人々の生活にどんな良い変化を与えられるか考え続けていきます。
20年ほど前に商業印刷の分野に参入し、デザイン力を強化していますが、学術出版を得意としている全国の印刷会社の中で、当社のようにデザインができる「アカデミック×アーティスティック」な会社は特異な存在です。
印象に残っている出来事を紹介します。
当社がデザインしたポスターのデザインが気に入って研究所の講演会の話しを聞きに来ましたという方がいらっしゃったそうです。
アンケートにそのことが書かれていたらしく、広報の方からお礼を兼ねてご連絡いただいたことがあります。
もしかしたら、その講演会の後、その人は統計に関する勉強に目覚めたかもしれません。
そしてデータサイエンティストとして将来活躍するかもしれません。
当社がやってきたこと、目指しているところは間違いないんだと確信した出来事でした。
これからはさらにブランディングを強化し、会社案内カタログや講演会のポスター、各種パンフレットの受注のほか、学会の全国大会で配布される要旨集制作に必要なデータの収集を通じて学術分野の強みを広島で発揮したいと思います。
代表取締役社長 増田達朗