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人生が急変したあの日から救ってくれたフィットネスに恩返しがしたい【社員紹介vol.28】

こんにちは!株式会社レバレッジ広報担当です!
今回は、常勤監査役として社内をより良くするために動いてくださっている髙野さんにインタビューをしました。
少し離れたところからいつも見守っているからこそ見えるレバレッジとは、一体どんな様子なのでしょうか?
今回は、髙野さんの過去から遡ってインタビューしました!
ぜひ最後までお読みください。

──本日はよろしくお願いいたします。
まずは簡単に自己紹介をお願いします。

常勤監査役を担当しています髙野です。
金融機関に42年間勤めていました。
うち、日本銀行に32年、川崎信用金庫に10年勤務しました。
合わせて30年間は、監査業務を行っていたのですが、外部監査・内部監査の経験がある中で、経営者に対して強いグリップを発揮したいと思い、常勤監査役になろうと思いました。
より会社のガバナンスを強化できると思ったためです。

──金融機関に40年も…!
フィットネス業界は遠い存在のように思えますが、なぜ転職しようと思ったのでしょうか?

実は、フィットネスが自分の人生を大きく変えてくれたんです。
いつか恩返ししたいと思っていたので、何らかの形でフィットネスに携わりたいと思っていました。
転職のタイミングで関われたらと思いましたが、監査役を募集している企業が少ない中、フィットネス業界に出会うなんて本当に難しいことです…。

ところが、エージェントの方から突然…
「フィットネス企業のレバレッジが常勤監査役を募集している」と連絡が入り、レバレッジを紹介していただきました。
タイミングと自分の想い全てが重なり、運命だと思いましたね。

──監査役は本当に狭き門なのですね…!
フィットネスに恩返ししたいと思う大きな理由があるとお聞きしました。
お伺いしてもよろしいでしょうか?

今から20年以上前の出来事ですが、自分の人生を大きく変える事件がありました。

自分の大好きだった父が山で遭難しました。
今でも当時のことは鮮明に覚えています。

当時、日本銀行に勤めていた父に憧れて、私も背中を追うように日本銀行に入行しました。
いつまでも憧れでずっと追いかけたい存在でした。
父はよく山登りに行っていたので、山には慣れていたはずです。
「きっとどこかで助けを待っているに違いない」と思い、地元の方含め100人規模で必死に1ヶ月間捜索しました。
ですが、父が戻ってくることはありませんでした…。

どうしても探し出したいという想いとは裏腹に、大勢の方にこれ以上時間を割いていただくわけにはいかない、と断腸の思いで捜索は諦めました。
ただ、この後襲いかかってきたのは、父を失った悲しみだけではありませんでした。
山岳会や捜索を手伝ってくれた地元の方たちに、巨額の捜索費用を支払わなければならなかったんです。
父を失った悲しみと、どうしようもできない巨額の返済金。
自分だけではなく、家族や親戚の面倒を見ながらどうやって生活していけば良いのか悩みに悩みました。

「このままでは人生が変わってしまう」と。

そんな私の様子を見て、一人の上司から突然「明日君を連れていきたいところがあるから、運動用具を持ってきてほしい。」と声をかけられました。
素直に準備していくと、連れていかれたのはスポーツジムでした。
ジムに行くのは初めてだったのですが、周囲の方々がかけてくださった温かい言葉とは違うものを感じました。
父の事件以来、あんなに辛かった気持ちを初めて忘れられる時間ができたんです。
何をしてもどこにいても考えてしまう事件の事を、ジムで運動している時間だけは忘れさせてくれたんです。
当時の自分にとってその時間は、もう本当に救いの時間で…。
以降、その時間がとても大切なものとなり、頻繁にジムに通うようになりました。

そうやって自分の辛い思いを少しずつ整理できるようになりました。


※当時よく山登りに行っていたお父様の写真

──そんな過去があったんですね…。
髙野さんにとってフィットネスが、どれほど大きな存在だったのかとても伝わりました。
当時の上司の方は、そこを見抜いて連れて行ってくれたんですね。

きっとそうだと思います!
他にも、ジムに通っていたことで恩恵を受けたことがあります。
15年間、国内外で出張している期間があったのですが、1年の1/3しか家にいれないような生活でした。
日本でジムの素晴らしさを知っていたので、海外でもそのわずかな時間で自分の身体のために土日はほとんどジムに行っていました。
そのおかげで海外にいても体調を崩すことは無かったですし、60歳を超えた今でも健康的に過ごせているんだと思います。
そうやって運動を続けたことで素晴らしさを体感し、「いつか自分の人生を変えてくれたフィットネスに恩返しをしたい」という想いが芽生え始めました。



──なるほど。
様々な経験の中で、救ってくれたのがフィットネスだったんですね。
自分のつらい過去を人に話すのはかなりの決意だったと思いますが、打ち明けたきっかけを教えていただけますか?

正直、自分も人にわざわざ話すことではないと思っていました。
なので、入社前の面接の段階でも志望理由に関しては「フィットネスに感謝しているため」で止めていました。

ただ、社内で開催される誕生日会に招待されたときに、社長から「なぜそんなに感謝しているのか」と聞かれたんです。
100人弱の従業員を抱えているレバレッジですから、社長が1人1人と向き合うのは難しいと思うんです。
ですが、自分がフィットネスに感謝していることを覚えてくれていて、きちんと従業員と向き合っている姿に感動し、初めて打ち明けることにしました。
後日、社長との1on1のときに、ぜひ当時の話を他の社員にも伝えて欲しいとお願いされ、Wantedlyを通じて皆さんにも打ち明けることにしました。
社長の向き合い方を含め、社長と話していると当時の感情が蘇ってくる瞬間があり、この会社なら思い切りフィットネスに恩返しできるのではないかと思っていたこともあり、決意しました。

──色々な思いがある中で打ち明けてくださってありがとうございます。
社員にもかなり響いているかと思います。
レバレッジに入社してみていかがでしょうか?

レバレッジの社員は平均年齢29歳とかなり若いです。
自分が今まで付き合ってきた人たちは平均40~50歳の方が多かったので、若い年代の方たちと繋がれるのかという不安がありました。
ですが、そんな心配は不要でした!
驚くくらいに若い年代の方たちとも繋がれるという実感ができたんです。
しかも、レバレッジに入社して若い世代の方々と関わるようになってから、自分の身体も若返っているように感じます。
実際に、人間ドッグの結果が全て改善されていましたし!
気持ちの面だけでなく、生活スタイルもこの会社に入ってから改善されたこともあり、自分の身体はこの会社に合っているんだなと思いました。
きっと若いメンバーと一緒に働いて常に刺激を受けていることと、自分がやりたい領域のことができて、やりがいを感じられているからだと思います。

──とても嬉しいお言葉です!
元銀行員と聞いていたので、最初はお堅い方なのかなと思っていましたが、髙野さんからは全くそのような雰囲気が感じられず、とても話しやすいです。
何か工夫していることがあるのでしょうか?

まず第一に家族の存在があると思います。
「こういう話のときはこう答えるんだよ」と若者目線で答えてくれますし、「もっと褒めた方が良いよ」などとサポートしてくれているおかげでスムーズにコミュニケーションを取れています。

2つ目に、自分がかつてされて嫌だなと感じたことはしないようにしています。
例えば、打ち上げなどで若い方たちと飲みに行く機会があるとします。
そんなときは、貴重な時間を自分に分けてくれているのだから、わざわざ指摘をしたり仕事の話をしたりするのは無しにしています。
そうやって付き合ってきたので、前職の部下たちとは今でも仲が良いです。

そして最後に、1番大切にしていること。
「さん」呼びにすること。
○○部長や○○課長など役職を付けて呼ぶ方もいると思いますが、社内では統一して「さん」呼びをしています。
この呼び方で、お互いにフラットな関係であることを自分なりに示しています。
自分は全てを持っているわけではなく、人から学ぶことがまだまだあるんです。
「みんなと同じ目線。上司や部下関係なくお互いに高め合えるような関係でいたい。」
そんな想いを込めて呼び方を変えることで、相手もフラットな関係でいてくれます。
フラットな関係でいることで、自分よりも若い年代の人から学べることがたくさんあります。

──深いところまで考えて接しているんですね!
実際に皆さんとフラットにお話されている場面をよく見かけます。
髙野さんから見たレバレッジの社員はどうでしょうか?

とても素直だと思います。
例えば、自分は入社当初「バズる」という単語がよくわかりませんでした。
若い方には定番の単語かと思いますが、自分には馴染みがなく、わからなかったんです。
ですが、聞いたときに決して笑ったりせずにきちんと答えてくださりました。

他にも、一見控えめに見えても、自分に必要だと思う事はきちんとメモを取ったり、周囲を見てチームのコミュニケーションが円滑に取れるように声をかけていたり、目に見えない部分で動いている人が多くいると思います。
最近特に感動したことは、イベント担当の方のアフターフォローです。
外部の方との交流だけでなく、社内でも他部署が交流する会を企画してくれているのですが、終わった後にきちんとフィードバックをしています。
アンケートを取って、すぐ次に活かすんです。
その行動力と、きちんとPDCAサイクルを回せているところにさすがだなと思いました!
こうやって若いうちから自ら考えて行動し、それを素直に実行しているメンバーがとても多いなと思います。


※wantedlyを執筆する広報メンバー

──確かにスピード感と高い熱量はレバレッジの特徴ですよね!
最後に、今後の目標を教えていただけますか?

自分は「伴走型マネジメント」を意識し続けたいと思っています。
上の立場から物を言うのではなく、皆さんの変化にいち早く気付いて、その変化が良いのか悪いのかを判断して接してあげられるようにしたいです。
今でも気を付けていますが、今後も良いところはきちんと褒めながら一緒に伴走していきたいです!

そして、何よりもフィットネスを教えてくれた当時の上司に「髙野すごいな」と言ってもらえるようになりたいです。
そのためにも、自分が救われたフィットネスを世の中により浸透させたいと思っています。
ですが、ただ運動にフォーカスするだけでなく、みんなが少しでも気持ちよく利用できるように対応してくれているインストラクターさんのホスピタリティにもフォーカスしていきたいです。
VALXというブランドを運動だけでなく、そういったホスピタリティを浸透させていくブランドにしていきたいですし、それをやってのけるのがレバレッジのメンバーだなと思います!

──私もフィットネスが健康的になるだけではなく、人の人生を変えるきっかけになったら嬉しいです!
髙野さんありがとうございました!
引き続きよろしくお願いいたします。

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