1
/
5

【インタビュー】印刷業界からWeb業界に転身!子育て奮闘中のWebデザイナーの1日を公開-後編-

今回は、未経験からWebデザイナ―へ転身した橋本さんにお話をお聞きしました。
後編では、在宅Webデザイナーのメリット・デメリットやスキルアップについてお聞きしています。

まだ前編をみていない方はこちら↓
https://www.wantedly.com/companies/listingplus/post_articles/299957

未経験でも研修と仕事でスキルアップ可能

リ:橋本さんはWebデザイン未経験で入社されたんですよね。入社後はどのようにスキルアップされてきたのでしょうか。

橋本さん:Webデザインについては、前の会社で自社サイトのデザインをちょっと触ったくらいしか経験がありませんでした。

なので入社後すぐにWebデザインの専門スクールに通わせていただいて、しばらくそこで勉強しましたね。でも学校に行って思う事は、やっぱり学校で教わることって基本であり、デザインに使うツールの使い方がほとんどなんですよね。

だから、それ以降は本当に仕事を通して学んでいった感じです。その後も会社からさまざまな研修に参加させていただいて、それはすごくありがたかったです。

リ:特に業務を通じて学べたこととかありますか。

橋本さん:そうですね・・・私がやっているWebデザインの場合、集客や販売のページが多いのでコピーライターさんが書いた原稿をどう意図通りにユーザーに届けるかという視点が必要なんです。

そのために効果的なデザインは、という風に考えるので「キレイであればいい」「かっこよくするのがいい」という主観ではなく、広告の効果という点で考えられるようになったのが良かったと思います。

そのためのテクニックとして、特にタイポグラフィという文字の配置・デザインについてはかなり研究しました。タイポグラフィは広告がユーザーに与えるイメージに大きく影響しますが、しっかり理解している人が少ないので役立つスキルだと思いますね。

またWebデザイナーとしては、ただ依頼主の言う通りに作ることが正解ではありません。見た目をキレイにつくるのではなく、依頼主の求める効果が得られるようにこちらから提案をしたり、制作内容について根拠を持って説明できることが大事だと思っています。

実際に制作を続ける中で、そのようなデザイナーとしてのコミュニケーション能力も身についてきたと思います。

在宅Webデザイナーのメリット・デメリット

リ:Webデザイナーとして在宅で勤務されていて感じるメリットはなんですか?

橋本さん:やはり通勤時間がないことですね。私の場合、通勤に片道1時間、1日2時間かかってしまうので年間に換算すると何日を通勤に費やしているのかという話になるのです。
今ですとその分、子どもと過ごす時間が減ると思ってしまうので、やはり自宅で勤務できると大分違います。

リ:逆に在宅デザイナーだからこそ感じるデメリットなどはありますか。

橋本さん:会社にいた時は、意識しなくてもみんなの会話が耳に入ってきて何が起こっているのか、どんなものが流行っているのか、そんな情報にふれることができます。

しかし1人で在宅勤務だとそうはいきません。静かで集中できるといえばそうなのですが、自分の世界以外の情報が入ってこない事はデザイナーの仕事ではいいことではありません。

だから、週に1回は会社に行くことにしているんです。
チャットや通話では時間の掛かる確認も、実際に話せばスムーズに行くこともありますし、たまにはみんなの顔を見たいです。

あと、フリーの在宅デザイナーにありがちが悩みとしてはやはり自分で努力をしないとスキルの向上が止まってしまうということもあるようです。
私の場合は今も会社で必要なスキルについて研修を受けています。会社に所属していることで自分のスキルについて客観的に判断できるのも、今の働き方のメリットだと思います。

リ:自宅で勤務するために必要な能力やスキルはありますか?

橋本さん:やはり、私の場合は子どもの送り迎えという絶対の時間の制限があります。そこでしっかり成果を出さなければいけないので、タイムマネジメントやセルフマネジメントは出来ないと難しいですね。

物理的には、自宅勤務をするために家の回線を変えたりしたので、家でも会社と同じくらいのパフォーマンスが出せる環境づくりは大事です。

元の業界にいたらきっとこんなに成長していなかった

リ:橋本さんは5年前Web業界に転職をされましたが、元の業界で働いていた場合、どんな人生になっていたとおもいますか?

橋本さん:今よりのんびりできていたかも(笑)・・・ほとんどがルーティンワークでしたから。
でも今のように新しいことを勉強したり、成長したりは出来なかったと思います。

前の会社では、私が一番若い社員だったんです。でも今は私が一番上くらい。成長していく若い人に囲まれて、世の中の流れも読まなければいけない仕事で、大変だと思う事もありますが、やっぱりこの業界に転職してきてよかったと思っています。

Web業界で手に職を見つけるのは女性におすすめ

橋本さんの場合、未経験ながらWeb業界に飛び込み、その後は研修や仕事を通じてスキルを高めていらっしゃいました。そんな橋本さんだからこそ、会社もより働きやすい環境を用意し、長く一緒に働きたいと考えたのだと思います。

また、Web業界というと「仕事がハード」というイメージがありますが、必ずしもそうではなく同じ年代の人が多いからこそ、また制度が柔軟に運用できるからこそ、個々人が働きやすい環境が得られるということも新しい発見でした。

女性の場合どうしても結婚や出産によって自分自身のキャリアが中断しがちです。
調査によると、7割の女性がこれらのタイミングで従来のキャリアを諦めて退職や転職をしているそうです。

橋本さんもおっしゃっていたように「子どもがかわいいからそばにいたい」という人は多いでしょう。しかし、そのために女性が仕事を諦めるのは、社会にとっても大きな損失です。

Webデザイナーに限らずWeb業界の仕事はPCを用いて自宅で行えるものも多く、自宅勤務やリモートワークを取り入れる企業も増えています。
結婚や出産で諦めずに長いキャリアを築きたいのであれば、Web業界なら可能性が高いのではと感じたインタビューでした。

デジタルアスリート株式会社では一緒に働く仲間を募集しています
2 いいね!
2 いいね!
同じタグの記事
今週のランキング
デジタルアスリート株式会社からお誘い
この話題に共感したら、メンバーと話してみませんか?