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ぼくの本棚(飯島編)

こんにちは。飯島です。

最近では心理学や、ビジネス書といったジャンルを読むことが多いですが、読書をするようになった学生のころは小説を好んで読んでいました。

当時特によく読んでいた「有川浩」という作者の数ある有名作品の中の一冊を紹介しようと思います。

『キケン』

有川浩といえば、『図書館戦争』や『塩の街』といったSF要素の強いものや、『植物図鑑』や『レインツリーの国』といったラブコメ要素の強い作品を思い浮かべる人が多いかと思います。

ですが、この作品は登場人物が男ばかりの青春物語です。

話の内容としては、とある理系大学のサークル「機械制御研究部(略して機研)」で起きる、このサークルに所属するメンバーが、新入部員の勧誘や学祭などのイベントを、男子校のノリで、時には犯罪スレスレのキケンな実験をするくらい、本気で遊ぶ話です。

ぼくは大学時代はサークルにも入っていなければ、学校行事に積極的に参加したわけでもないので、作品の中でとはいえ、全力で遊ぶ登場人物たちに憧れました。

男子校ではなかったので、男子校のノリはわからないですが、それでも「男同士の友情ってこんな感じかもな」と共感できる部分もあって、楽しく読み進めることができます。

テンポもよくて、文章も読みやすいのでスラスラと読み進められて、最後まで楽しく読める作品だと思ったら、最後のところで泣ける感動のシーンで締めくくられる、いい意味で裏切られる素敵な作品です。

みなさんは学生時代からずっと続いている友人はいるでしょうか。全力無意味、全力無謀、全力本気。そんな時間を人生の中でどれだけ過ごせるでしょうか。

社会人になってからはできない、キケンなことを本気で遊ぶ登場人物たちがうらやましくなる本作品を、手にとってみていただけたらと思います。

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