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転職は悪ではない! 3度の転職を経て起業した社長の転職実録

「地域を活性化し、日本を元気にする」をミッションに掲げている弊社。地域企業様のマーケティング・ブランディング支援や、営業支援ツールのご提供、WEB広告代行などのサービスを行っています。今日のコラムでは、前回(メディアの力で地域活性化を実現!「地元に貢献しながら家庭と仕事を両立できる人を一人でも増やしたい」)に続きライターの中島さんに協力していただき、代表の曽根田が取材を受けましたのでその模様をご紹介いたします。曽根田は、3度の転職を経て弊社を立ち上げました。その過程で、どんなことを思い、どんなことを学び、どんなことに挑戦してきたのでしょうか。

インタビュイー:ローカルパワーエンジン株式会社 代表取締役 曽根田太郎

取材・執筆協力:中島宏明さん(ライター)

学生時代はどのように進路を決めた?

大学時代は英語サークルに所属

――まずは、曽根田さんの高校から大学時代のことについて教えてください。進路は、どのように決めたのでしょうか?

曽根田:高校までは、地元の学校に通っていました。大学に進学するかどうかは、高校2年生のときに考えました。「専門学校で手に職をつける」という考えもありましたが、具体的にやりたいことは特になかった。専門学校に進学すると、後から方向転換できないと思ったので、大学へ進学することにしました。

大学は、関東の私立大学に入りました。学生時代は、サークル活動とアルバイトばかりしている、よくいる大学生という感じでしたね。就職活動のとき、どんな会社に入るか考えていましたが、いつかは独立したいという気持ちがあって。自分の場合は大企業よりも、小さな会社でいろいろな仕事をした方が良いだろうと考えるようになりました。

就活時に検討した業界と、実際に就職した業界

――では、就活のときはどんな業界を検討しましたか?実際に就職したのは、どんな会社だったのでしょうか?

曽根田:就活時は「いつか自分で会社を経営するなら、人にどう働いてもらうかが重要」と感じていたので、人事について経験しようと思って外資系の人材コンサルティング会社やベンチャー企業の人材会社などを希望していました。しかしたまたま新卒一期生で募集していた税務・会計系のコンサルティング会社の仕事が目に止まったんです。会社の守りを固める上で、会計知識は必須だと感じていましたが、会計士や税理士のような士業になりたいわけではなかった。新卒から、経営の現場で使う会計知識を得られる!と感じてそのコンサルティング会社に入社を決めました。

就職した会社では、バブル期に過大な借り入れに苦しむ企業の事業計画作成などのサポートをしていました。おそらく当時、そのような仕事を新卒でできる企業はなかったのではないでしょうか。いろいろな会社経営の現実を間接的ですが間近に見て、体験できた貴重な経験だったと思います。

最初の社会人時代に得たこと

初めての社員旅行

――最初の社会人時代は、どんなことを学べましたか?印象に残っているエピソードがあれば教えてください。

曽根田:「社長がダメだと会社はダメになる」という現実を知りました。自社のことにしっかりと取り組まず、外の会合にばかり行っている社長さんは会社をダメにします。トップが大事だということを学びましたね。

記憶に残っているのは、印刷会社の社長さんです。業績悪化し、月1回面談をしていたのですが、組合の会長をしていて、本業に力注いでいない。それでは、経営はいつまでたっても良くなりません。

また、ある宿泊施設の社長さんは、バブルのときに土地を購入したのですが、購入時の1割未満の価値にまで下がっていました。ホテルは老朽化し、業績も悪化。多額の借金返済もありました。実際に支援したこととして、所有と経営の分離を進めました。自分が退職した後も、そのホテルの社長さんからはいろいろな相談をされましたね。昼夜に関わらず奮闘していましたが、社長さんから感謝の言葉をいただくこともあって、やりがいはとても感じていました。

最初の転職経験

2社目の研修で富士登山を初経験

――最初の転職は、どんな心境の変化があったのでしょうか?

曽根田:4年ほどコンサルティング会社で仕事をして、マネージャーも経験させてもらいました。次は「営業の仕事をやりたい」と思うようになり、転職という選択肢がちらついてきて。コンサルティング会社で実感したのが、会社経営は売上を上げることが最大のポイントであること。独立して会社を経営するには、まずは売上です。それで、営業志望で転職活動を始めました。

転職エージェントに相談して、2008年に不動産ポータルサイトを運営するに転職を決めました。ウェブの勉強もしたかったし、成長企業で経験を積みたかったからです。まだ社員が100名未満の頃でしたから、転職したタイミングも良かったと思います。テレアポから経験して、転職から1年ちょっとでマネージャーになりました。ただ、その頃は社員を育成するよりも自分でやっちゃうタイプのマネージャーでした。

2度目の転職でマネジメントの重要性に気づく

――不動産ポータルサイトの運営事業は成長著しかったと思いますが、2度目の転職にはどんな理由があったのですか?

曽根田:転職して3年。社内の大きな組織改編がありました。そこで「これからどうしようか」と考えたのがきっかけですね。ずっと今の仕事を続けるというイメージは湧かず、そんなときにコンサルティング会社時代の先輩から同級生が会社経営をしていて、経営企画ができる人を探しているという話を聞き、その会社に転職しました。エンターテイメント機器のメーカーの会社でした。

2度目の転職後は、財務分析や経営課題の抽出、海外事業部とのつなぎ、在庫調整など、たくさんのことをやりました。22時に仕事が終わって、朝まで飲んで帰るようなハードな生活でしたが今となってはいい思い出ですね。

私の上司は取締役でした。上司は「俺よりお前のほうが優秀だから、お前が仕事しやすいようにする」と言ってくれました。前職の上司はプレッシャーをかけてくる上司だったので、すごくギャップを感じて。私自身やる気になり、仕事もとてもやりやすかった。上司次第、マネジメント次第で仕事って大きく変わると思いましたね。それから、マネジメントを学ぶようになりました。

3度目の転職

――3度目の転職は、不動産会社向けのデジタルマーケティング支援事業をしていたスタートアップ企業と伺いました。

曽根田:そうですね。創業してまだ半年くらいのタイミングでそこに、第一号社員として入りました。社長は不動産ポータルサイトを運営する会社の先輩だったんですが、在籍中に交流があったわけではないんです。不思議なご縁ですよね。

そこでは営業、ウェブ解析など一人親方状態でなんでもやりました。ベンチャーなので手取り足取り教えてくれるわけではない。自分で調べて自分でやるしかなかったんです。でも、自分でやらないと身につかないこともわかり、良い経験ができたと思います。

その後、独立に至るまでの経緯はまた次回お話しますが、この記事をここまで読んでくださった方には「転職は悪いことではなく、挑戦の証と思ってアピールしてほしい」ということをお伝えしたいですね。私自身も3度の転職を経験しています。ぜひ挑戦の証としてアピールしてほしいです。


次回は、弊社代表・曽根田の独立・起業エピソードについてご紹介する予定です!



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