こんにちは、ラワンセ 遠藤(ネットワークエンジニア)です。
ネットワークの基礎を学ぶシリーズの第10回として、CCNAの問題を題材に知識を身につけていきます。
□前回の振り返り
前回は3ウェイハンドシェイクについて解説しました。
TCP通信では、データを送る前に接続を確立する仕組みがあるという内容でした。
今回は、同じ機器の中で「どのアプリケーションに通信するか」を識別するための仕組みである「ポート番号」について解説していきます。
目次
■問題
■選択肢
■回答
■解説
□イメージ
□具体例
□なぜ必要なのか
□初心者ポイント
□もう一歩理解を深める
■まとめ
□今後について
■問題
ポート番号の役割として正しいものはどれか?
■選択肢
A. 通信する機器を識別する
B. 通信経路を決定する
C. 通信するアプリケーションを識別する
D. 通信速度を制御する
■回答
C. 通信するアプリケーションを識別する
■解説
ポート番号とは、1つの機器の中で「どのアプリケーションと通信するか」を識別するための番号です。
IPアドレスは通信する機器を特定するためのものでしたが、ポート番号はその中の「どのサービスに届けるか」を決める役割を持っています。
□イメージ
IPアドレスが「住所」だとすると、ポート番号は「部屋番号」のようなものです。
例えば1つのサーバの中でも
Webサーバ
メールサーバ
SSHサーバ
など複数のサービスが動いています。
ポート番号を使うことで、同じIPアドレスでも正しいサービスにデータを届けることができます。
□具体例
例えばWebサイトを見る場合、通信は以下のように行われます。
IPアドレス → 接続先のサーバ
ポート番号 → Webサービス(通常は80や443)
このように、IPとポートを組み合わせることで通信先が決まります。
□なぜ必要なのか
もしポート番号がなければ、1台の機器で複数のサービスを同時に提供することができません。
どのアプリケーション宛の通信なのか区別できないため、通信が成立しなくなります。
そのため、ポート番号によって通信を正しく振り分ける必要があります。
□初心者ポイント
「IPアドレスだけで十分では?」と思いがちですが、それだけでは機器の中のどこに届けるかが分かりません。
実際の通信では
IPアドレス:どの機器か
ポート番号:その中のどのアプリケーションか
という形で役割が分かれています。
□もう一歩理解を深める
ポート番号にはあらかじめ用途が決められているものがあり、これをwell-knownポートと呼びます。
この内容については次回詳しく解説していきます。
■まとめ
ポート番号はアプリケーションを識別するための番号
IPアドレスと組み合わせて通信先が決まる
1台の機器で複数のサービスを動かすために必要
通信の仕組みを理解する上で重要な要素
□今後について
次回は「well-knownポートとは何か」について解説していきます。
ポート番号の具体的な使い分けを理解することで、通信のイメージがより明確になります。
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