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いろはの「い」の字は色づかいの「い」!

巷でよく意見の分かれるテーマの1つに「見かけと中身と、どちらが大事?」というのがありますね。

で、ここでとかく優勢になりがちなのが「やっぱ、中身が大事でしょ」という中身重視の意見ですが(別に結婚相手の話じゃないんだからw)、そうはいっても

見かけだって、かなり大事な働きをしていると思いませんか?

見かけの中でも特にここでは「色」を取り上げますが、人はパッと何かを見た瞬間に色、続いて形を本能的に認識します。

が、文字というのは本能的に捉えることができないので、そのあとから追いつくようなタイミングで理論的に認知されてしまうのです。

そのため、

どれほどに中身が素晴らしい書類や宣伝物、資料だったとしても、その良さを配色の面からもキャッチできないと、パッと見の印象をプアな仕上がりと捉えてしまう

という性質が人の眼にはあります。

ここではそんなムダなハンデを負わないための、効果的な配色のコツについて触れていきます。

会社に今ある環境を活かして社内文書や宣伝物をキレイに作ろう! という、主にMS Wordを対象にしたデザイン(レイアウト)系のエントリに続き、同じデザイン系で、今度は配色についての実践的なTipsの数々です。

題して、「いろはの『い』の字は色づかいの『い』!」

色で表現できること・できないこと

まず「そもそも色とは何か?」といった話はパス(面倒というより、本筋にほとんど関係ないので)。
ただ1つ心に留めておくべきは、色というのは人がそれを目にするときに、必ず何らかの形を伴っているので、純粋に色だけでその効果は語れないということ。
つまり「色と形とは二人三脚」ってことですね。

「カラーコーディネーション」という言葉もあるように、ものの見栄えの良し悪しに配色が占めるウェイトはかなり大きいですが、それでも色の組み合わせさえ良ければそれでOK! というわけではありません。

たとえばその色がどのくらいの広さ(面積)で使われているか、どんな色と隣り合っているか、つまり色が塗られているものどうしの形や位置次第で、センスの良い配色の正解は変わってきます。

では形やレイアウトの問題と絡めて考える前に、色単体ではどんなことが表現しやすく、また表現しにくいのでしょうか。

ざっとですが以下にまとめてみました。

色で伝えやすいこと

これは、文字や形よりも色で表現したほうがいい内容という意味で、つまり「色が得意とする表現」と言い換えたほうがいいかもしれません。

「餅は餅屋、こういうのは色におまかせあれ!」という内容ですね。

  • 標識やラベルのように種類を分け、すぐわかるように違いを示さなければならない内容
  • 寒暖を表す赤と青のように、感覚的な次元に直接訴えかけるような内容
  • 信号のように、たとえ文字や形がわからなくても伝わる必要がある内容
色では伝えられないこと

これは反対に色では表現できない内容という意味で、「文字や形によらなければできない表現」ということになります。

  • 指示やお知らせのように、具体的で言語的な内容
  • 数字やアルファベット見出しのように量や順位、序列を表す表現


これ、色でどこまで表現できる?

それぞれの例に出ている内容には、あまり一般的でないものも含まれていますが、それでも色の使いどころがどこなのかは、だいたいおわかりいただけると思います。

特に「分類して違いをわかりやすく示す」ことや「感覚的な次元へ直接訴えかける」などは、色だからできる表現として、特別に意識されることなく多くのデザインに取り入れられています。

そして、上のどちらにも含まれない内容(これが一番多いと思いますが)は、言ってみれば「色を使っても使わなくてもいい」ということになりますから、そこは作り手次第、ということになりますね。

内容のどこに色を使っていくかが腕とセンスの見せどころですが、大事なのは内容に応じて、それに合った表現を心がけること。

では具体的に、色と形の関係を踏まえつつ、どこにどんな色を使うか、はたまた使わないか。

この辺りの実践的なTipsは、また別のエントリで取り上げますので、乞うご期待!

*こちらの記事は2017年6月9日投稿のブログ「いろはの「い」の字は色づかいの「い」!」(https://www.lucidas.co.jp/color_scheme.html)より転載しています。

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