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失敗を恐れず堂々と生きることをモットーにしているマーケティングロックスターの池上です! (でも、靴下の左右の色が違う時はこっそり教えてください)。
さて!
マーケターとして仕事をする上でもっとも重要なことは「テストと検証」
と言って差し支えないでしょう。
ようするにPDCAですが、計画を立てて、実施して、検証して、その結果に応じて修正を加える。
さらなる効率化だけではなく、新たな仮説を立てることでマンネリズムを防ぎ、新しいチャレンジをどんどんしていくことです。
このチャレンジが前進であり、マーケターとしての成長にもつながります。
マーケターが前進できない理由
しかし、多くの現場を見ていると、この「チャレンジ」ができていない。
既存の枠組みの局所解ばかりを追い求め、テストをせず、自らの可能性をどんどん狭めていってしまっています。
その原因がどこにあるのかと言うと、まぁ、残念ながら並以上の結果を求める割にはリスクが伴うチャレンジには消極的で、長期的展望よりも目の前の売上目標を達成するために焼畑マーケティングをしたりという、本質を理解してくれない人たち……と言うと、首がもげるぐらい激しく縦に振る方が多いと思います。
が、実はそこだけじゃないんです。
リスクについての考え方、「失敗を恐れない」ということが何なのか、十分に理解して実践に反映できていないマーケターが多いのも事実です。
そして決定権を持つ人がリスクを取りたくないのにも、ちゃんと理由はあるんです。
それは
「無限のリスク」を避けたい
からです。
あえてリスクを取るためには?
リスクと一言で言っても色々ありますよね。
ささいなリスクならあまり深く考えずにチャレンジできますが、そうでないと及び腰になる。
だから、決定権を持つ人を口説くためには、そのリスクの度合いと確率、成功の度合いと確率について、ある程度の客観性をもつ論拠をもって説得する必要が出てきます。
漠然とリスクを恐れるその前に! まずは成功と失敗の定義づけから
ざっくりとこの6つの分類をKPIで示し、その影響範囲と発生確率を出せばいいわけです。
例えば、「大失敗して今季マーケティング予算の3%が無駄になる」、けれども「中成功をすれば前期比+20%のリード獲得」、そして「小成功の達成確率が80%」であれば、これまでやったことのない施策だったとしてもチャレンジに対して前向きになれるでしょう(もちろん、その数字に根拠があれば、という大前提は必要ですが)。
「『チャレンジをしろ』というのにチャレンジさせてくれない!」とボヤいているマーケターはぜひ、成功と失敗の定義づけを習慣化して適切な判断を仰げるようにして、真に失敗を恐れないマーケターとなってください!
*こちらの記事は2017年10月10日投稿のブログ「前進するマーケターは失敗を恐れない!!」(https://www.lucidas.co.jp/challengers.html)より転載しています。