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Twitterから新たな仕事を作るには?営業女子のSNS活用座談会

ビジネスのデジタル化によるインサイドセールスの浸透、そして長期化する新型コロナウイルスの影響ー。従来の営業スタイルが大きく変化している2020年、「非対面営業」ツールとしてのSNS活用を改めて模索する動きも出てきています。そこで今回は、営業職のSNS活用法についてリサーチ。SNSだからこそできるスムーズな関係構築のコツやトラブル回避策などを、3人の「営業女子」に聞きました。

SNSを仕事で使いこなす営業女子たち


「個性あふれるマイペースアカウント」

転職エージェント MAP アドバイザー 清水 彩加

外資系アパレル企業で副店長としてマネジメントと人材育成を経験した後、人材業界へ転身。神戸出身の1Dファン。モットーは迷ったらトキメク方へ、好きな言葉はLiveYour Life。

@work_shimmy



「かまってくれるとよろこぶアカウント」

ファーストキャリア構築支援事業 WORX 営業アシスタント兼広報 相葉 まどか

商業施設の受付担当から、さらなる成長を目指して人材業界へ。キャリアアドバイザー職を経てWORX事業部へ異動。ダイエット中でもお菓子類はデスクに常備。

@madodododo_do



「エモいキャリアアドバイザーアカウント」

日本若者転職支援センター アドバイザー 井崎 麻結

文系大学院卒、アニメ系専門学校で教務事務として勤務した後1年放浪し、現職。声優オタク⇒アイドルオタク⇒フェス通い⇒クラブでパリピ⇒戸惑いながらジャニーズにハマる(今ここ)。

@MAP_izaki

2020年春、新たな営業スタイルを模索して

ー営業活用のためのSNSアカウント運用を開始した時期と、開設のきっかけについて教えてください。

清水:私は転職エージェントMAPのリクルーティングアドバイザーとして、主に企業の人材採用支援をしているんですが、以前社内で他部署の者が

電話でアポ取りするよりも、SNS経由で経営者層と直につながった方が営業効率がいい

と自慢げに話していたんです。4月の緊急事態宣言で対面営業ができなくなったときにその言葉を思い出して、自分もチャレンジしてみようと考えたのがきっかけです。

清水さんのテーマは「個性あふれるマイペースアカウント

清水:SNSの中でもTwitterを選んだのは、ビジネス系アカウントがアクティブに動いており、人事担当者と直接つながれるチャンスがあるのではと思ったからです。

相葉:私も同じく今年の4月ですね。広報的な役割の他、営業や採用にもつなげられるよう能動的に仕事がしたいと考えたのがきっかけです。

相葉さんのテーマは「かまってくれるとよろこぶアカウント

井崎:私は6月末頃に同じくTwitterを始めました。

井崎さんのテーマは「エモいキャリアアドバイザーアカウント

井崎:私は日本若者転職支援センターのキャリアアドバイザーとして、主に求職者の方の転職を支援しているのですが、新たな集客チャネルを開拓する目的で始めました。

清水:2人のアカウントは「フォロワーを増やして事業内容をPRしたい」という意向もあると思うんですが、私の目的はシンプルに見込み客開拓と新規アポの獲得。これまでテレアポメインだった新規営業をTwitterでも実施するようになりました。

清水:Twitterを営業活動で利用するメリットは、担当者とダイレクトにつながれる点。完全新規開拓の場合、代表番号に電話しても人事・採用担当者とは直接話せないことも多々あって、アポ獲得率は4%ほど。一方、Twitterを使ったアポ獲得率は14%とハッキリ差が出ました。ただ、アポ獲得のハードルが低い分、契約には至らず「情報交換」で終わるケースも多い印象です。

(清水さんのアポ獲得率比較データ)

相葉:確かに、電話や対面、SNSなどのオンラインツールでは、それぞれ反応が変わりますよね。

井崎:そうですね。対面営業の機会が減ったのは営業としてはマイナスですが、一方で物理的距離による営業ハードルは下がったと感じています。

井崎:Twitterもロケーションに依存せず使えるツールなので、私は採用企業と求職者の方いずれとも接触機会を増やせるチャンスだと思っています。

相葉:私が所属しているWORX事業部は、IT人材を未経験から育成するプロジェクトなので、SESやIT派遣関連企業の方と積極的にコミュニケーションを図っています。Twitterを介して知り合い、事業内容に興味を持っていただけた企業の方に、別途営業担当をご紹介するのがひとつの目標です。

相葉:後は、単に私にかまってくれる人をTwitterで見つけたい、というのもあります(笑)

ーみなさんそれぞれの業務に応じてうまく活用できていますが、プライベートでもSNSを利用していますか?

清水:ひと通り使っています。それぞれ用途が違って、Twitterは趣味に関するディープな情報収集用、Instagramではエリア情報などを広く浅くチェック、Faceboookは外国人の方や海外在住の友人との連絡やアルバム共有ツールとして主に使用しています。

相葉:私も以前開設したプライベートアカウントがありますが、厳密に使い分けてはいませんね。

井崎:私はTwitterも以前ハマってしまい使用を中止した経緯があるので、このアカウントも過剰にのめりまないよう気を付けています。

営業女子のマイ・ベスト・ツイート

相葉さんの「ベスト・ツイート」



清水さんの「ベスト・ツイート」



井崎さんの「ベスト・ツイート」



井崎:ありがたいことにDMで転職相談もいただくんですが、チャットでのやり取りにはどうしても限界があって。希望される方にはZOOMや対面での個別キャリア面談をご案内しています。

Twitterをきっかけに今後チャレンジしたいこと

相葉:いつかライブ配信をやってみたいです!IT業界やエンジニア職への転職についてはもちろん、単純に「私としゃべりたい人集まれ!」みたいな場も作ってみたくて。noteも始めたんですが、テキストでは伝えきれないことがたくさんあるんですよね。

井崎:私もnoteにはチャレンジしたいと思っているんですが、まだ書くことが定まっていなくて計画中です。あとは…飲み動画とか?(笑)あ、顔出しじゃなくて音声配信メディアのvoicyも使ってみたいですね。

清水:私は営業ツールとしてもっと動画を活用したいと考えています。動画のインパクトって頭に残りやすいので、まずは社内の情報共有に動画を活用出来ないかと模索しているんです。新規営業で動画を効果的に使う方法なども、いろいろ考えています。

井崎:動画の活用は進めていきたいですよね。手始めに、我々でMAPグループのCMでも作りますか(笑)

相葉:いいですね!

相葉:日本でTwitterが人気なのって、リアルで本音を話せなかったり、それこそ愚痴のはけ口がないのも理由かなと。今はこうして営業活用や新たなつながりも求められるツールになっていますけど、いずれ単なる「つぶやきツール」に戻っていくのかもしれませんね。

これからSNSを始めたい、セールスパーソンへのアドバイス

清水:「マナーを忘れない!」これにつきます。手軽に使えるツールだからこそ、距離感を見誤ると大きな損失になりかねません。SNSも人同士のコミュニケーションであることを忘れてはいけないと思うんです。社名や実名を公開している場合だけでなく、匿名利用のプライベートアカウントでも、社会人としての責任を持って発信したいですね。

相葉:私は逆に、深く考えすぎるのもよくないと思うんです。あれこれ戦略を練りすぎて動けなくなるのなら、まずはやってみる!の精神で気軽にチャレンジしてみて欲しいですね。

井崎:当面は継続利用を目標に設定してみては。営業目的であれマーケティング目的であれ、継続しなければ結果は出ません。フォロワーが増えたり、反応が出始めたりすると自然に運用モチベーションはあがってくるので、まずは一定期間続けることをおすすめします。

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