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プロダクトマネージャー紹介シリーズvol.3 ヤクメド 高橋

メドピアの成長を牽引するプロダクトマネージャー(PdM)の紹介企画、第3回目は集合知プラットフォーム事業部調剤支援グループリーダーの高橋さんです。

ご自身のキャリアやサービス開発の面白さなどを語っていただきました!

高橋 睦

(インタビュー・執筆:古田)

――高橋さん、本日はよろしくお願いします!早速ですが、簡単に自己紹介をお願いします。

高橋:2015年6月入社の高橋です。現在は、薬剤師の業務における課題や悩みを医師と薬剤師の集合知で解決する薬剤師専用コミュニティサイト「ヤクメドを担当しています。

――まず、メドピア入社前のキャリアについて教えてください。

高橋:大学では都市計画の研究を行っており、公共性の高い仕事をしたいと考えていました。新卒でコンサルティングファームに入社し、都市計画、スマートシティ、位置情報・ICT施策等、国の施策検討のための調査業務や実証実験等に携わりました。その後、クライアント先の国土交通省へ出向し、政策テーマである地理空間情報の利活用推進業務に従事しました。

きっかけはハッカソン、エンジニアとモノづくりができる環境を求めてキャリアチェンジ

――前職からはIT業界への転職が想像しづらいのですが、IT業界に興味をもったきっかけを教えてください

高橋:シンプルに言うとITエンジニアと一緒にモノづくりをしてみたい、という気持ちになったからです。国土交通省に出向していた時に地図情報や位置情報を世の中に普及させる事業を手掛けていたのですが、業務の一貫で「位置情報を活用したアプリを2日で開発する」というハッカソン*¹を開催することになりました。その時はじめてエンジニアと仕事をして、2日でモノづくりが出来てしまうスピード感に大きな衝撃を受けました。それがとても面白く、その後も個人的にいくつかのハッカソンに参加しました。

出向を終えてコンサルティングファームへ戻り2年ほど勤務して、改めて自身の今後のキャリアについて考えたとき、ハッカソンのようにスピード感もってエンジニアとモノづくりができる仕事をしたいと転職活動を開始しました。

*¹ハッカソン…ソフトウェア開発分野のプログラマーやグラフィックデザイナー、ユーザーインタフェース設計者、プロジェクトマネージャーらが集中的に作業をするソフトウェア関連プロジェクトのイベント。

――メドピアへの出会いと、興味をもったきっかけは何でしょうか?

高橋:「公共性の高い事業」「ITエンジニアとモノづくりができる」を軸に転職活動を進めていたのですが、実は、選考1社目だったメドピアの1次面接を終えた時点で既に入社意向が固まり、結局選考を受けた企業はメドピアのみだったんです。当時、メドピアは今よりも小規模なベンチャーでメンバーも少数精鋭でしたが、視座が高く優秀な方が多い印象でした。面接官だった天坊さん(メドピア取締役)がコンサル出身でフィーリングが合ったのか会話していてとても楽しかったんです。入社後も社風やメンバー間の感覚ギャップはなく、その時の直感は正しかったと確信しています。


セールスから新規事業立上げ、メドピアの成長と共に歩んだ6年間

――メドピアに入社してから携わったお仕事について教えてください。

高橋:入社してから約4年間は「MedPeer」の薬剤評価掲示板やWeb講演会等の医師向けのプロモーションサービスを、製薬企業に提案するセールスとして過ごしました。

――4年間というと濃い経験だったのではないでしょうか。印象的だったことはありますか?

高橋:当時の「MedPeer」は常に新しいサービスを開発して展開提案している状態だったので、立ち上げたばかりの新規サービスでトラブルが起こり、クライアントにご迷惑をおかけすることがありました。チーム全員で協力し最速で対応、1件1件を自分事として真摯に向き合う姿勢をクライアントにご評価いただき、トラブルが発生する前よりも深い信頼関係になったこともあります。この文化は今もメドピアに根付いており、トラブル対応時の姿勢はクライアントから評価を頂くことが多いです。

――セールスを務めた後、制作事業を立上げられていますが、そのときのエピソードを教えてください。

高橋:セールス時代のクライアントに「制作もお願いできませんか?」と聞かれたときに、思わず「やります!」と応えてしまい、実際に案件を受注することになった事が制作チーム立ち上げのきっかけです(笑)。それまではプロモーションコンテンツの「配信」のみを提供していたのですが、ちょうどその頃、社内でコンテンツ制作の事業化を検討していたこともあり、タイミング良く本格的な医療従事者向けコンテンツ制作をスタートすることが決まりました。

 それからの2年間は、制作事業の新規立ち上げとチームマネジメント・運用ルール整備に邁進しました。製薬企業の戦略に基づいた医療従事者向けのプロモーションに利用するコンテンツの企画提案、ライティングから動画等の制作、品質管理のマネジメントなども行いました。戦略に基づいた企画提案は前職のコンサルティングに近しい部分もあり、経験を活かしながら新しいことにチャレンジできたと思います。事業の立ち上げは初めての経験でしたので、大変でしたが学ぶことが多く楽しかったです。

「ヤクメド」だからこそできるエンジニアとのサービス作り

――6年間、製薬企業をクライアントとするビジネスを経験されたのですね。現在ご担当されているサービスについて教えてください。

高橋:2021年3月から「ヤクメド」を所管するチームのグループリーダーを担っています。「ヤクメド」は薬剤師専用の会員制プラットフォームであり、医師の処方意図が分かる「薬剤評価掲示板」や、薬剤師同士のナレッジ共有「調剤事例集」、「コミュニティ」等で薬剤師が抱える疑問や悩みの解決をサポートするサービスです。

 2019年のリリースからまだ2年程のサービスなので、これからの伸びしろが大きいサービスだと考えています。エンジニアとのより深いコミュニケーションが求められたり、今まで経験したことの総合力が問われていて、日々新しい挑戦を続けています。

キャリアチェンジをした当初、やりたかった「エンジニアとモノづくりをすること」に本格的に取り組むことができているので、大変ですがやりがいは大きいです。

――キャリアチェンジで叶えたかったこと、ですね。モノづくりを行う「ヤクメド」はどんなチームでしょうか?

高橋:ひとりひとりが自立していて、サービス成長への意識が高いチームです。構成としてはチームの半数がエンジニアです。私はエンジニアリングについては素人なので、メンバーから教えてもらう事も多いです。私が売上や営業、サービス企画、開発計画に対する責任を負う一方、エンジニアリングについては専門知識に長けているメンバーに任せる部分、自身が判断する部分で上手くバランスをとることを心がけています。

 ヤクメドのエンジニアとは事業について議論することも多く、職種の垣根を超えて積極的にコミュニケーションができるチームになっていると思います。今後も「壁」のない、できるだけ透明性を持ったチーム運営をしていきたいです。

――今後「ヤクメド」をどのように成長させていきたいと考えていますか?

高橋:ユーザーである薬剤師の役に立つサービスに成長させていきたいと考えています。医療業界全体の変革の中で、薬剤師に求められる業務やスキルは大きく変化してきています。さらに、将来的には薬剤師は供給過剰になるとも言われています。変化に対応する必要がある中で、薬剤師の学習やスキルアップ、業務支援、さらには次世代の薬剤師育成に繋がるコンテンツを企画・提供していきたいです。それが最終的に、メドピアのミッションである”Helping Patients”にも繋がるのではと考えています。

ゼネラリストを極め、新しい挑戦をとことん楽しむ

――最後に、高橋さんご自身の目標を教えてください。

高橋:入社してからいろんな経験をさせていただいていますが、今後も新しいことに挑戦し続けたいです。元々ゼネラリスト思考で、なんでも出来る人になりたいという考えが根底にあるのですが、メドピアなら会社の成長と共にどんどん新しく広く経験を積める環境があります。それが自分自身には合っていて飽きないと思います。

 キャリアチェンジのきっかけでもあった「エンジニアとのモノづくり」に関しては、「ヤクメド」のプラットフォームを拡大させるという大きなミッションを通して、公共性高く社会に影響を与えたいです。こうして、理念とビジネスの両方でメドピアという会社を体現していけたらと考えています。

 また、メンバーの育成に関わる機会も多くなってきているので、目先の成長や自己実現だけではなく、メンバーのキャリアプランを適切に導けるようになりたいと思っています。

信念を貫いて挑戦し続ける高橋さん、とても素敵です!

次回のインタビューもお楽しみに♪

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