こんにちは、メドピア広報の藤野です。
メドピアでは毎年冬になる前に、社員全員でインフルエンザの予防接種を受けます(もちろん、会社負担)。
今年はなんと、社外取締役の宮田先生が自ら予防接種をしに来てくださいました。
つい先日宮田先生が代々木に「みいクリニック」を開業されたので、その院長として!
宮田先生に直々に打ってもらえるなんて貴重過ぎるので記念撮影。渋い顔するエンジニアもいましたが、打った後はみんな感動レベルの痛みの無さ。私(右下)も打ってもらいましたが(注射は終始見つめる派です)、こんなに痛くないの人生初でした。秘伝の技があるそうです。
私たちは去年から宮田先生に社外取締役として日々サポートいただいているのですが、
実はこの宮田先生、医療業界では名の知れたすごい方。
↓こちらがメドピアのコーポレートサイトにも載せているプロフィールです。
心臓外科医でありながら、医療現場の課題を行政から解決しようと厚労省に入省され、医系技官として社会保障など、ありとあらゆる改革を推進されてきた方です。
今は日本医療政策機構の理事として、政策提言を企画立案されているのですが、その他にもあまりにも色んなことをやられているので、肩書きだけでスライド1枚分になります。
↓こちらは先日メドピア社内で「医療政策の基本」についての勉強会を開いてくださったときの冒頭スライド。真ん中に横たわる多数の漢字は、すべて現在進行形の肩書きです。
こんな様子で、日本の医療制度の全体像からこれからの医療政策の方向性など、分かりやすく教えてくださいました。
法制度がいっぱい絡むヘルステック業界は面倒くさい??
私たちのいるヘルステック(医療×IT)業界でサービスを提供しようとすると、やっぱり法律や制度は無視できません。
私たちのメイン事業である、医師プラットフォームを活用した製薬企業向けの医薬品マーケティング支援においても、『医薬品医療機器法(旧薬事法)』という薬の広告に関するルールを守らないといけません。
また、最近始めた遠隔医療事業においても、『医師法』や『健康保険法』というルールが関係してきます。 ルールがあまり好きでない私は、なんて面倒な業界なのだろうと感じることもあります。
でも、なぜこの業界にはこんなにもルールが存在するのか?
それはやっぱり、『人の生死』に関わるとても重要なモノ・コトを提供している業界だからです。
私もいちサービスの受け手として考えると、自分の命に関わるのですからやっぱりルールはしっかり整備しておいて欲しいと思いますし、 サービス提供者側としては、それだけ人にとって大事な事業を扱っているのだという、社会的意義の大きさの裏返しだとも感じます。
(面倒だと思ったときには、こう自分を納得させています)。
必要なルールは変わるはず。そのとき社会に風穴が開く。
私たち事業者も、国も、そして医師たちも、「より健康な世の中をつくる」ことが共通のゴールであるはずです。
そのゴールに向かってさえいれば、必要なルールはいつか変わるはず。
実際に、この1・2年で変化は起こっています。
・2015年8月 「遠隔診療が事実上の解禁」と言われる事務連絡が厚労省より通知
それまで原則禁止と認識されてきた遠隔診療が、この通達で事実上解禁と見なされました。 ・2016年4月 電子処方箋が解禁
これまで紙でしか発行できなかった処方箋が、ついに電子化できるようになりました。
・2016年3月 厚労省が「人工知能を使った医療機器の製品化」について指針を発表
AIを活用した医療システムが、医療機器として認められる可能性が出てきました。
いずれもITを活用しながら、医療の効果・効率性をより高めていくための動きです。
つい先日首相官邸で行われた「未来投資会議」でも安倍首相が、「予防・健康管理と自立支援に軸足を置いた新しい医療介護システムを2020年までに本格稼働させる」と表明し、この動きはより一層加速していくはずです。
必要な方向に向かってルールは変わっていくはず。
だから私たちは、宮田先生のような医療政策に精通した方のサポートをいただきながら、現状を見つめつつも変化をいち早くキャッチし、「未来」に向かってサービスを創っていこうとしています。
医師による薬の口コミも、始めは受け入れられなかった。
先日、MedPeerで提供している医師による医薬品の口コミサービス「薬剤評価掲示板」が、口コミ数50万件を突破しました!(プレスリリースはこちら)
“薬の食べログ”とよく言われるこのサービスですが、2010年5月に日本初のサービスとしてリリースして直後「日経産業新聞1面」で大きく取り上げられて注目されたものの、しばらくはクライアントとなる製薬会社の方々からは理解を得られず、苦労が続きました。
自分たちの製品が知らないところで医師に勝手に評価される、というのはやはり気持ちのいいものではありませんし、ましてやそこに広告を出すなんて!と反応する気持ちもよく分かります。
それでも代表の石見は医師として、医師による薬の口コミは“医師にとって必要”なのだということを地道に説き続けてきました。
結果として今では薬剤評価掲示板はメドピアの事業の柱となり、製薬会社の方々からは「医師目線であることがメドピアらしさだ」とまで言っていただけるようになりました。
石見は「あきらめない覚悟」が一番大事だと言っています。
まだまだ社会に風穴を開けるまではやるべきことがたくさんあるので、メンバーみんなで日々議論しながら前に進んでいます。
そのためには、まずは私たちが健康で。
ということで今年は誰もインフルエンザにかかりませんように。
ちょっと後半は暑苦しい感じになりましたが、、ヘルステック業界での事業・サービス創りに少しでも興味のある方はぜひ気軽に話しを聞きにきてください、お待ちしています!
※先週コーポレートサイトをフルリニューアルしました!
コーポレートサイト≫ https://medpeer.co.jp/
▼メドピアで医療プラットフォームを共に創り上げたい方々、お待ちしています。
▼グループで展開している遠隔医療事業でも、エンジニアからデザイナーまで積極的に募集中!
メドピア株式会社では一緒に働く仲間を募集しています