こんにちは、メドピア広報の藤野です。
2016年も残り僅かとなりましたが、今年は振り返ると、とてもたくさんのテレビや雑誌でMedPeerに参加する医師の方々の声を発信する機会をいただきました。
「世界一受けたい授業」や「羽鳥慎一モーニングショー」などのテレビ番組や、雑誌では「Forbes JAPAN」や「AERA」、「プレジデント」などに代表の石見が出させていただき、一般の方々が気になる健康テーマに関して医師たちの声を集めて解説してきました。
本日12/12発売の「プレジデント」最新号でも、医療特集に全面協力させていただいています。
頭痛やめまいなどの症状別に潜む病気について、MedPeerの医師500人に聞いた結果を石見が解説したり、「お医者さんの決まり文句」の企画では、「様子を見ましょう」の言葉の真意など、患者側としては「そうだったんだ!」と思うことも多いのでぜひ読んでいただきたいです。
こうやっていろんなメディアの方からオファーをいただくようになったのも、昨年の3月に「世界一受けたい授業」に初出演したことが大きなきっかけだったのですが、今日ここでは、
「なぜ今、こんなにも多数医師たちの声にオファーが来るのか?」
そして
「なぜ、私たちメドピアが医師たちの声を集めて発信するのか?こだわりは何か?」
についてお話させていただきたいと思います。
◎「世界一受けたい授業」出演のきっかけ
とはいえ始めに、「どういう経緯で出たの?」と聞かれることも多く、少しだけそのあたりをお話させていただきます。
「世界一受けたい授業」に出させていただくことになったのは、2014年の年末、MedPeerに興味をもってくださった制作会社の方から連絡をいただいたのが始まりでした。
「MedPeer」では、定期的に会員の先生たちにサイト内で公開アンケート調査を行っています。
「MedPeer」の特徴は何と言っても“UGC(User-Generated Contents)型のソーシャルメディア”であること。日ごろから医師の方々が情報を書き込み合っている(=能動的にアクションをしている)サイトなので、そこにアンケートを投げかけると数千人レベルの医師の声が一瞬で集まります。
(まじめにコメントを入れてくださる方が多いのも、MedPeerのコミュニティ文化の特徴です)
昔からその調査結果の一部をプレスリリースで公開していたのですが、それを発見してくださった番組ディレクターの方から、「MedPeerの医師たちの声を集めて、番組で石見先生に授業をしてもらえないか?」というのでオファーをいただきました。
それ以来3回出演させていただきましたが、製作スタッフの方々は私たちの譲れないこだわりにも真摯に向き合ってくださいます。さすが長寿番組の裏側には良いスタッフさんたちが存在するのだと、すっかり大好きになりました。
◎それまで世の中に出ていなかった多数の医師の“生の声”
その後、多方面から同様にお声がけをいただくようになって、「こんなにも医師たちの声が求められていたんだ」と驚いています。
改めて気づかされたのは、1人の有名な医師がメディアで解説することはあっても、数百・数千人レベルでの現場の医師のリアルな声というのは、これまで表に出てこなかったのだということです。
1人の権威ある先生が「この病気にはこの予防法が効く」というのももちろん十分価値はありますが、バイアスなく多数医師の声を集めて「医師1,000人が最もオススメする予防法」というのは確かに説得力があります。
「みんなの意見は案外正しい」というのが集合知の考え方ですが、MedPeerは医療におけるその集合知が、医師たちによって形成されているプラットフォームです。
◎現場の医師たちの声をバイアスなく発信することは、創業からずっとやりたかったこと
「MedPeer」が誕生した2007年当時は、医療事故が相次いで、世の中の医療現場への不信感がとても高まっていた時期でした。
代表の石見も循環器内科医として勤務をする中でその空気を直で感じていて、まじめに患者さんと向き合っている周りの医師の実態と世間からの不信感との、そのギャップに苦しんでいたようです。
この頃の想いが「MedPeer」の誕生につながり、今石見がメディアに出て医師たちの声を発信している理由にもなっています。
その石見の想いについてはこちらのブログで綴っていますので、よろしければご覧ください。
https://medpeer.co.jp/blog/1481.html
私自身はメドピアの広報として、この石見の想いを引き継いでいきたいと思っていますし、何よりアンケートに寄せてくださる医師の方々のコメントを読むたびに、こんな役に立つ情報が埋もれたままなのはもったいないから伝えなければ、といつも思います。
◎「Supporting Doctors, Helping Patients.」でなければ発信しない
「Supporting Doctors, Helping Patients.」
これはメドピアの理念(存在意義)で、私たちが常に意識していることです。
私も広報として医師たちの声をメディアで発信するときには、それが「医師のためになっていて、患者を救うことにつながるか?」という軸でいつも判断しています。
なので、これはちょっと変に誤解を生んでしまうだけで、医師も患者もハッピーにならないな…と思ってしまうような場合にはやらないと決めています。医療においては必ずしも、売れるor拡散するコンテンツが世の中のためになるもの、とは限らないので。。。
◎MedPeerを介して、医師と世の中を正しくつなぎたい
今年は医療業界で様々な不審な事件が起こったり、医療不信を煽るようなニュースが飛び交ったりしました。それによって私たち患者側に医療への不安が募っているのと同様に、医師の方々も悩みを抱えているはずです。
そんな今だからこそ一層、私たちMedPeerが10万人の医師たちと世の中をつなぐことで、医師と患者間で正しい情報が行き交うようにしなければと思います。
また、私たちは遠隔医療相談サービス「first call」も運営していますが、そこで医療相談に対応している医師の話を聞くと、相談者からは普段病院では聞かないような悩みが聞けて、医師の方も普段の診療時間ではなかなか伝えられない詳しいアドバイスができるようです。
Webの医療情報だけではなかなか判断も難しくなってきている今、情報提供だけでなく直接医師と患者さん(一般の方々)をつなぐことで、身体の悩みを抱えたらいつでもどこからでも医師に相談できる環境を同時につくっていきたいです。
来年も引き続き、「Supporting Doctors, Helping Patients.」のために医師の方々の声を届け続けていきます(試行錯誤ですが…)。
MedPeer会員医師の皆さま、もしもご覧になっている方がいましたら…、これからもご協力をお願いいたします!
▼MedPeerの医師アンケート調査は、こちらで公開しているので良ければご覧ください。
https://medpeer.co.jp/press/category/posting/
▼「世界一受けたい授業」でこれまでに放送したアンケートも公開しています。
(1回目) https://medpeer.co.jp/press/2148.html
(2回目) https://medpeer.co.jp/press/2271.html
(3回目) https://medpeer.co.jp/press/2527.html
メドピアの採用では、全職種&全事業フルオープンにして募集していますので、少しでも興味がありましたらいつでも話を聞きにきてください。