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アラン代表花房がユナイテッド取締役(手嶋氏)から学ぶこと

本記事は、下記花房の個人ブログからの転載記事です。

“若手ベンチャー起業家がユナイテッド取締役(手嶋氏)から学ぶこと” by 花房弘也 https://goo.gl/27cGEB

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実務と本から学ぶことだけでは限界がある。人に会ってしっかりとインプットすることが大切だと考えます。

そんな、人から得る良質なインプットを体系的にまとめ整理し、アウトプットに変えていこうと思います。

今回は、ユナイテッド株式会社 取締役 兼 常務執行役員である手嶋氏から学んだ(学んでいる)事をまとめます。

手嶋氏から学ぶ3つのこと

⑴各論を抽象化し、普遍的な判断基準やルールに落とし込むこと

各論の意思決定をする際は、

「じゃあこういうケースでも、同じ意思決定になるのかな」
「もし前提がこう変われば、この意思決定はどう変わる?」

こんな風な問いかけを、頻繁にされます。

こういう時に優れたリーダーなら、

・こういう場合は同じ意思決定になる
・逆にこの前提が変われば異なる意思決定になる可能性がある

と明確に答えられる必要があると思います。

そのためには、各論の意思決定を行う上で、無意識的に設定した判断基準や思考ルールのようなものをできるだけ意識的にあぶり出し、抽象化し、次の意思決定の局面においても普遍的に活用できるレベルにまで落とし込むことが重要、だと思います。

なぜ重要かというと、拡大する組織を正しく方向付けするためには、ブレずに一貫した意思決定を行う必要があるからだと考えます。

リーダーシップとは知性ではなく一貫性に基づくものだ

というドラッカーの言葉が好きですが、判断基準や思考ルールもブレまくったいわゆる”行き当たりばったりの意思決定”を行わないためにも、各論の抽象化→普遍的な落とし込み という思考と作業の重要性には、冒頭の手嶋氏からの問いかけを通して、強く気づけるようになったと感じます。

成長フェーズに入り、意思決定の連続で息つく暇もない経営者やリーダーにとっては、少し面倒で地道な思考の繰り返しと作業になりますが、成長フェーズだからこそ、必要なものだと思います。

⑵適切な概念化/言語化を行うこと

手嶋氏に会社の状況を伝えたり、自分がやりたい方向性を共有するときはいつも、

「それって言い換えると〜〜ってことかな?」
「今は会社として〜〜という状態だと言えるよね」

という切り返しが多く、”〜〜”の内容が言い得て妙で、且つシンプル、本質的な一言(or二言)に凝縮されているようなイメージです。

AirbnbやUberが生まれるまでは”シェアリングエコノミー”などという概念や言葉自体存在しなかった(だからこそ初期は百戦錬磨の投資家ですら「??」となり理解されなかった)のは有名な話で、物事の本質は適切に概念化/言語化されることにより初めて意味があるものになると思います。

なぜなら、概念化/言語化されることで、

・容易に理解だれもができる(脳心地が良くスッと頭に入る)
・その結果、その本質が共通概念/共通言語となり、流通・浸透しやすくなる

からです。拡大途中の組織内においても、トップの思考が適切に概念化・言語化されているのと、そうでない場合では、働くメンバーの一体感・結束感・納得感に大きな違いが生まれるのではないでしょうか。

この辺りの能力は、経験則的に物事の捉え方に関する引き出しが多いことはもちろん、コピーライティング能力にも通ずる気がしており、博報堂出身の手嶋氏ならではの優れた能力だと感じます。
自分もまだまだで、もっと高度に、この能力を身に付けたいなと思います。

感覚的・直感的に自分の考えには自信がある。でもなぜか人から容易に理解されないと思い悩むすべてのリーダー(往々にして起業家と呼ばれる人種はこういう人が多いように感じます)は、ふと立ち止まり、自分の思考が適切に概念化・言語化され、納得感ある形で理解され浸透しているのか、もしくはそのための努力を行っているか、自問自答してみても良いかもしれません。

⑶感情で経営しないこと

当たり前なのですが、極めて冷静で、自分の私情は挟まず、会社全体として正しい意思決定を行うための議論に徹しているなと、いつも感じます。

僕自身、左脳ではダメだと理解していても、自分の好き嫌いや私情でもって意思決定を行ってしまう傾向がありました(今もあると思います)。

ここは本当に、BOSSの背中を見るというか、手嶋氏の日々の意思決定の姿勢や態度、行動を目撃する中で、自らの行動を正そうと思えた学びの1つです。

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学んでいることを全てあげるとキリがないので、一旦ここまでとします。上場企業の取締役から生で学べる機会を大切に、今まで以上に貪欲に学んでいきたいと強く思います。

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番外編:スマホをいじるが話は完璧に聞くこと

手嶋氏は会議の時間でも、スマホチェックを欠かしません。狂ったようにスマホ画面を覗いています。

しかし重要な内容の議論に際しては、突如顔をあげ、本質的なことを語り始めるわけです。

スマホチェックしながらも、完璧に話を聞き、会議に貢献する。

そんな貪欲な姿勢も、学ぶことの1つであります。

これからもっと学びたいこと

ずばり、投資哲学です。

・mercari
・kurashiru
・wonderplanet
・トランスリミット
・cluster

など、もはやメガベンチャーとなった企業から新進気鋭のスタートアップまで、幅広く投資を手がける手嶋氏の脳内には、有望な企業を見極めるまでの思考プロセスが確立されているはず。

Gorooの事業をさらに伸ばしていくことはもちろん、その辺りの考え方や哲学を、これから全て学び取っていきたいなと強く感じます。

恩を成果で返したい

手嶋氏を含めたユナイテッド経営陣には、まだ未熟だった僕をかってくれた恩があります。

その恩に報いるためにもGoroo社では、もっと巨大な成果を残さなければいけません。

まだまだ志半ばではありますが、その実現に向けて、チーム全員で毎日一歩ずつ頑張ろうと思います。

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