こんにちは。
株式会社メンバーズキャリアのWebディレクター、高橋です。
スキルアップに明確な意志をもったクリエイターが多く所属しているメンバーズキャリアでは、社員同士の勉強会も活発。
今回、社内で開催されたライトニングトーク会に参加してみました。
そこで発見した、「カジュアルにスキルアップする方法」もお伝えいたします!
そもそもライトニングトークってなに?
ライトニングトークとは、「ライトニング=稲妻」の名が冠されていることからもわかるとおり、「短いプレゼンテーション」のこと。
通常はカンファレンスなどで5分制限で行われるものが多いようですが、私たちは10分制限で開催しています。
「“語りたい”熱量」が登壇の動機
メンバーズキャリアのライトニングトーク会は「MC:LT」という会名で、有志が発足させた会です。
ほとんど毎月開催しており、初開催から数えて今年で2周年を迎えました。
私たちの場合、「話したい内容がある人が主催チームに連絡し、時期を調整する」という形で登壇者を決めています。そのため、登壇者はキャリアや社歴に関係なく、背景もさまざま。
共通しているのは「語りたいことを熱く語る」ということだけ!!
今回も新卒社員の登壇があり、熱い想いを聞くことができました。
幅広くコアな知識が手に入るので、ピンポイントで役立つ
私は、人と話をするのも、人の話を聞くのも大好き。そのため、「熱い想いをもった人」が(多少暴走しつつ)熱く語っているのを聞くだけでも楽しいのです。
聞くだけでも楽しいのです、が! ……もちろん勉強にもなります。
特定のジャンルに深い愛情と熱量をもっている人の知識は、コアなものであることが多いのです。
つまり、汎用性が低い代わりに、特定の状況で圧倒的パフォーマンスを発揮する知見を得られるということ!
今回のLT会では、
・正しいコピーライト表記
・ライティングのはじめ方
・Sketchの活用法
・紙の印刷用データの作り方
・Adobe XDで認識合わせ
以上の5テーマについて発表がありました。
ディレクターとして、コピーライトの話は知っておくべきだったと感じたし、いつか助けられることがありそうでした。
SketchやAdobe XDの話は、まさに今の業務に必要な目線で、それをデザイナーさん側の使い方として聞けるのは貴重な機会でした。
そして私はもともと出版業界で本の制作をしていたのですが、紙の印刷用デザイン入稿の話は、知らないことのほうが多いのだと改めて気づかされました。
「金赤」って、出版業界の呼び方だったんですね……知らずに使っていた……。
オススメのライトニングトークの使い方
じっくりスキルアップするには「時間」も「心構え」も必要です。
ですが、ライトニングトークに参加するのは驚くほど簡単。
応募して、当日会場に来て、あとは座って聞いていればいいだけです。
ライトニングトークは、コアな知見を手軽に得る手段として最適ではないでしょうか。
「MC:LT」は交流会も兼ねているので、合間に立食形式で軽食を楽しみ、
お酒を飲みながら自由に話をする機会があります。
そこで、登壇者へ素朴な疑問や聞きにくい質問などをしてみると、もっともっと深い話が聞けるでしょう。
「こんなこと聞いていいのかな?」なんて、萎縮する必要はありません。
話し終わった登壇者は、たいてい緊張から解放され、お酒も入っているのでリラックスしています。
それに、自分が話した「好きなこと」に対して興味をもってくれるのは、うれしいものです。
発表内容の裏にある、多数の経験や失敗談・成功談など、リアルな話を教えてもらうチャンス!
さらにオススメの使い方
なお、今回の「ライティングのはじめ方」の話は、私が登壇しました。
期末の忙しい時期で、運営メンバーも2名ほど参加できないという状況のなか、約30名もの参加者が集まっていました。
そんな人たちの前で、自分の好きな分野について語るのは楽しかったです。
また、「10分で話せる内容に要約する作業」も有意義だと感じました。
好きな分野なのでいくらでも語りたいのですが、時間が足りません。
要約し、かいつまんで、重要なポイントだけを選び出して……。
そして、「他の登壇者も要約しているはずで、そのアウトプットを聞けるのだ」と気づけたのは大きな発見でした。
今回の登壇では、かなり濃縮した、ライティングの肝となる部分を話したつもりです。それは、ほかの登壇者も同じはず。
私が「こんなに重要な話をあっさり話しちゃうなんて、贅沢なプレゼンだなぁ」と感じたのと同様、ほかの登壇者の発表も「煮詰められた」内容だったことでしょう。
まとめ:気軽に参加できるし、登壇も楽しい
ライトニングトークは、「好きでその道に進んだ人」が煮詰めに煮詰めたコアな話を聞けるので、そもそも参加することがオススメ。
(5分か10分くらいなので、ちょっと自分に合わないな、と思うトークでも耐えられるでしょう。次のトークに期待!)
「でも、ちょっとハードルが高いよ」と思う方は、まずは社内ライトニングトークに参加してみてください。別の部署や業種の人とちょっと交流する、くらいの気持ちで参加できます。
そして登壇者との距離が近い場合、発表後に追加の質問でさらに深い知識を引き出すことも可能。
自分の業務に関する質問をすれば、今すぐ役立つテクニックも入手できるかも!!
登壇すればプレゼンスキルが磨けることはもちろん、好きな話ができて気持ちが良い!!
趣味の話をしている人もいます。大事な事は「熱く語る」こと、それでよいのです。
カジュアルにスキルアップするためにライトニングトークは最適だと思うので、ぜひ活用してみてください。
それでは、みなさんに良きクリエイターライフがあらんことを。