今回は、MAppsの手掛けている事業やミッションについて、リサーチプラットフォーム 第一事業部 事業部長の朴さんに説明してもらいました!
前回に引き続き、よろしくお願いします。
ーインタビューでもよく出てきていた、”for Survey” って何ですか?
forSurvey とは、かれこれ7,8年くらい続いているサービスのことです。
ーforSurvey というサービスができた背景には何があったのでしょうか?
以前は、インターネットリサーチの受託事業がメインのリサーチ会社だったんです。
しかし、インターネットリサーチ事業は、会社が立ち上がっていた時点(2006年)でブームが去っていたんです。(2000年ちょっと前に流行っていた)
そして、各調査会社が、自社でエンジニアを囲い、インターネットリサーチ用のシステムを開発し、自社のアンケート会員を募り、リサーチのディレクションを行うというのが常でした。とにかく業務範囲が広かったし、一気通貫で行っていたんです。
さらにそれは、マクロミルのように、人も資本も多いところが勝つモデル。
だから、各調査会社でスケールしていないし、あまりお金になりませんでした。
そこで、代表が目をつけて、自前で作っていたアンケートシステムをいろんな会社に提供できないか、と考えたのです。
そういうアンケートシステムを開発し、いろんな会社さんのIT部門やシステムインフラ部門に向けて、ビジネスをスタートしました。
これが、forSurveyができた背景です。
ーそんな背景があってできたものだったんですね。サービスの内容を教えてください。
クライアントの質問項目をアンケート画面に起こし、会員に回答してもらい、結果をクライアントに渡す。さらに、回答データをもとに結果の集計・分析もする。ざっくりいうと、こんなサービスですね。導入してすぐに、インターネットリサーチ事業を始められる代物、という感じです。
ーどんな価値を提供しているものなのでしょうか?
forSurveyができる以前は、市場調査会社が各社でアンケートシステムを開発していました。しかし、インターネットリサーチの案件は取れないし、人も囲えない。荷物でしかありませんでした。はじめて売り上げをたてられて、それをシステム開発費用に回す、その理想形が、なかなか実現できなかったんですね。
そんな調査会社がたくさん出てきたとき、ITやシステムネットリサーチに関して、システム開発やパネル開発を一気に請け負うことをMAppsが引き受けました。それにより、リサーチ事業やほかのことに時間がさけるようにしたんです。
各社での開発内容は、ほかの会社が希望するもので、同じようなものなんです。
それを、すべての会社が個別に開発していくのは、無駄だなと。一つの会社が集約し、提供するほうがお互いwin-winかな、ということで、forSurveyが出来上がりました。
ー無駄をなくし、効率的に仕事ができるサービスという感じでしょうか。なんとなくわかってきました、forSurveyが! サービスを提供する中で、それを利用する方々から、「こうしてほしい!」と要望が来るときなどはありますか?
あります!!! 「アンケート画面を作りたくない」、「完全素人(プログラミングができない人)でも作れるようにしたい」などなど。
ーそれに対しては、どのように対応していくのですか?
先ほど挙げた「アンケート画面を作りたくない」という要望に対していうと…。
調査業務の中で調査票をつくる(アンケート設問をまとめる)のは、アンケート画面を作るのとほぼ同じなんですよ。そういった部分て、一つにまとめられるので、ツールを作り、調査票を作成することでアンケート画面も自動的にできるようにして、解決させました。
なくすことができるものは、なくしていく。
今ある課題をシステムにより解決していく。それをオートマチックにしていくことが課題だなあと感じさせられます。
ー余計なものはそぎ落としていく感じですね! 業界的にいうとどうなのでしょうか?
日本国内において、BtoB向けではトップシェアを誇っています!
今後という意味では新しい機会に積極的に対応するようなサービスを作っていかないといけないと感じています。例えば、スマホの普及によってこれまで取れなかったような生活者のデータが数多く取れるようになりました。新しいデータとリサーチのデータを組み合わせることで企業は新しい発見につなげることができる。
自分達強みを活かした上で、新しい技術、データを組み合わせ、新たな価値を提供できるサービスを作っていきたいと思います。。
調査会社だけでなく、マーケティング・リサーチ業界全体、そしてマーケティングを理解したうえで動いていかないといけないな、と常々感じています。
ーそうなんですね。ところで、競合はいるんですか?
います。
ーやはりそうなんだ…! どんな会社なんですか?また、そこと比べた時に、ここは負けない! 優れている! と思うところって、どんなところなんでしょう?
とはいえ、海外製品で日本の調査会社が使うのは難しかったり、専門的なマーケティング・リサーチ向けというよりは従業員満足度調査やライトユーザー向けの簡易的なシステムだったりしてるんです。
そういった意味でプロ向けのマーケティング・リサーチのシステムとしては僕らのものが一番使いやすいものだと思います。実際、ベンチマークをとってみたんですが、僕らのシステムの導入前後で生産性が約2倍になっています。
ーぜひ、突っ走ってほしいです! それでは、MAppsとしては、どのような価値を提供し続けていきたいと考えているのですか?
今の売り上げのだいたい(6.7割)がこの事業部(リサーチプラットフォーム事業部)の売り上げです。いろんな調査会社に使っていただいているので。その上がってきた利益を調査会社や担当クライアントさんに還元していきたいな、と考えています。
具体的に言うと、この業界の人たちってめちゃくちゃ忙しいんですよ。やっている業務がアナログだから。
おおもとの事業会社や代理店からすると、めんどくさいことを請け負う部隊が調査会社、という認識です。でもそれらは、本来調査会社がやるべきことではないのです。
調査会社は、事業会社や代理店のマーケティング課題をヒアリングして、戦略を売っていく。こんなアプローチをすればいいのでは、などといった策の検討・提案をする立場なのに、それができていないんです。よりデータを集めて、結果を出すことに時間を割かれている。
そのデータ収集・分析に割かれる部分・時間をなくして、アウトソースするところで、時間を作ってあげたいですね。
ーMAppsのやっている事業が社会的にはどのような意義があると感じていますか?
日本マーケティング・リサーチ協会(JMRA)というマーケティング・リサーチの業界団体があるんですが、そこが今年掲げる方針に「業界内で最もセクシーな業界にする」というのがあります。
実際に、調査業界にいる従事しているリサーチャーは、メーカーや事業会社などに入っていき、データをもとに「こうしたほうがいいのでは」というストーリーを作ることにコミットするべきだが、現状としてなかなかそれができていないのです。
我々としては、我々のクライアントがセクシーになっていくことにforSurveyの提供を通じて貢献したいと思ってます。
ーMAppsのことがだんだんとわかってきた気がします! ところで、朴さんのいる、リサーチプラットフォーム事業部って、どんなことをしている部署なんですか?
forSurveyの導入提案・利用促進・利用サポート・システム改善…この4つです。
それ以外に出てくる、「自分たちでやる時間ありません!」と言われた場合に、「私たちが代わりにやりますよ~」などというオペレーション部分の代わりもやっています。
ーなるほど。 事業部としては、どんなことをミッションに掲げているんですか?
中期的なミッションになりますが、より革新的な、業界にインパクトを残し、そしてシステムを主体とするイノベーションを起こし事をミッションとしています。
その結果として業界で働く人の、「働き方」を変えていきたいとも考えています。
リサーチャーがリサーチコンサルティング業務により注力できるような時間・空間の提供をやっていきたいですね。
ーそのミッションを達成するためにも、まずはこういうことをこなしていかねば! という道筋はありますか?最後にして難しい質問ですが…。
う~ん。まずは、うちのシステムとパネルを名実ともに業界標準と言えるものに仕上げることだと思っています。そうすることで、クライアントである調査会社はコンサルティングや分析など自分たちの強みに集中していくことができます。
そして、システムとパネルに人も加えたプラットフォームにしていく事を考えています。強みに集中していくと、どんな調査案件でも一社で仕事を受けるのではなく、案件の特徴に応じて、会社や人を使い分けるようになっていきます。そうした時にこういう案件ではこの会社、この人というように最適な人に依頼できるようなものを作りたいと考えています。
本日はお忙しい中、ありがとうございました! MAppsのことを、今までよりも詳しく知ることができました!