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孤独死はすぐそばに,これからの日本社会

インターンしています

こんにちは。株式会社modecasでインターンシップをしている大学1年生の村上貴一です。

僕は中学時代から「ビジネス」に大変関心があり、2019年までに起業したいと考えています。

自分の望む将来像に近づく為にどうしたら良いかと考えた時、ベンチャー企業でインターンをし、スタートアップでのノウハウを吸収することだなと考えました。そこで、現在では”株式会社modecas”でインターンをさせていただいています。

株式会社modecasでは”安らかなライフエンディング”をテーマに、遺品整理・生前整理においてのサービスを行っています。

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インターン生として、自社のライフエンディングを扱うメディアを運営していると、18歳の僕が普段知ることのない様々な情報が頭に入ってきます。

そこが、この企業をインターン先として選んだ理由でもありますが、今回はそんな中で気になった”孤独死”についてお伝えしようと思います。

孤独死の現状

孤独死が増加していると言われている現代ですが、10年前と比べるとどの位の数が増えているのでしょうか。

国として孤独死の数を統計化していませんが、最も人口数が多い東京23区の統計データを参考に孤独死の数を見ていきたいと思います。

このデータは、23区内の死因不明の遺体の死因を明らかにするために、解剖などを行っている「東京都監察医務院」が、自宅で死亡した単身世帯の調査を実施した結果の統計です。


東京都監察医務院の統計から、孤独死の推移は10年前の平成17年の総計の1,900人程度から平成27年の総計の3,100人程度で1,200人ほど増えています。

下記のグラフを見ると60歳以上になると孤独死の数が飛躍的に多くなっていることがわかります。性別で比較してみると女性よりも男性の孤独死が多い結果となっています。

グラフで東京都23区をみると年々孤独死の発生も増え、特に60代~70代の男性が多いのがわかりますね。また、他にも上記のグラフでは、男女の平均寿命も孤独死に関係していることも顕著にみられ興味深いです。70代から80代の男性の減少と、80歳前半から85歳以上の女性の増加のところです。

20代、30代の孤独死

僕が、インターンをしていて気になったうちの1つです。実は、20代、30代の孤独死があるんですね。実際、掲載したグラフにも僅かですが20代~30代に孤独死する人がいるのが分かります。

孤独死と言えば一人暮らしをする高齢者だけのようなイメージを持ちますが、実際には若年層での孤独死も増加傾向にあるそうです。

その原因は見えない将来への不安、そして金銭的・精神的な不安があると言われています。30代孤独死の背景にまずあるのは、「引きこもり」です。

「引きこもり」という言葉が世間に登場してから長い年月が経過し、今ではすっかり世の中に定着したワードであるように感じます。今では大人でも引きこもりに陥ってしまう人も多いそうです。

30代一人暮らしの引きこもりの多くは精神的なストレスを抱え込んでしまうことから、孤独死となってしまうことがあるのです。

他にも、自分の苦しみを他者に助けを求めることが出来ず、その結果孤独死となってしまうこともあります。最近ニュースでも取り上げられていましたが、会社での過労やパワハラ問題です。

長時間労働や上司からのハラスメントで、一人暮らしの若者が自殺をして孤独死になるケースがあるそうす。

人に助けを求めるのは恥ずかしいこと、助けを求めても突き放されるだけという気持ちが根底にあるのは就職氷河期を経験した30代特有のものなのかもしれません。

ここまでの内容を見て、30代もしくは若い世代は「私には関係ない」と感じた方もいらっしゃるでしょう。実際、僕もそうです。

しかし、自分の仕事が忙しくて逃げ出したくなったことはありませんか?

誰の身にも、降りかかってもおかしくないことだと思います。毎日を生きていると、時に暗闇に手を引かれることもありませんか。自分では元気なつもりでも精神は少しずつ蝕まれ、気づかぬうちに心が疲れ切ってしまう。そんな経験は「自分には絶対にない」という保証は誰にもないと思います。

やっぱり多い高齢者の孤独死

危惧すべき点は60~80歳の世代が孤独死の割合が一番高い点です。

現在、第1次ベビーブームと言われた団塊世代が65~69歳になったと言われています。つまり、60代から70代の孤独死が多い統計から見ると、今後日本国内で孤独死の発生率が増加すると考えられます。

孤独死が増えるのは、とても寂しいことですよね。

高齢者の孤独死の原因の1つとして、セルフネグレクトという精神上の疾患があるみたいです。ゴミ屋敷になりやすくなる症状でもあります。

  1. 他者との関わりを拒否
  2. 閉じこもり状態
  3. 必要な保健・福祉サービスの拒否
  4. 疾患のコントロールがされていない
  5. 必要な治療やケアの拒否
  6. 入浴・身体の保清がされていない
  7. 汚れた衣服を着用
  8. 家屋内に食べ物・ゴミ・排泄物が放置
  9. 家屋内に悪臭
  10. 住民とのトラブル

こういった症状がセルフネグレクト代表とされる症状です。

どうしたら、、、

このままいけば、日本は孤独死の発生件数が増加する一方です。本来、そんな悲しい国ではないはずです、、、

孤独死を未然に防ぐにはどうしたら良いでしょうか。

20代、30代

20代、30代の孤独死を防ぐための一番効果的な方法は、やはり結婚でしょう。結婚することは一人ではなくなることの近道でもありますが、毎日の生活に活力を与えてくれると思います。

結婚できれば誰でもいいという訳にはいきませんから難しいことですが、積極的に結婚に向けた活動をしていくのは孤独死を防ぐためにとても大切なことです。

また、孤独死の原因でもある労働状況も改善しなくてはなりません。過労死や自殺なんてならないよう、監査や法整備、会社のフォローが不可欠です。

60代、70代

団塊世代の高齢者も孤独死の危険性が高くなると書きましたが、60代や70代の孤独死を防ぐにはどうしたら良いでしょうか。

高齢の方の孤独死を防ぐ為に一番効果的な方法は介護・福祉サービスの利用です。老人ホームや訪問介護、デイサービス、予防介護サービス、サービス付き高齢者住宅など、施設の種類や用途は様々です。

他にも、お弁当の宅配サービスや安否確認コール、社会人サークルや習い事など、高齢者自身が孤独死にならない方法はたくさんあります。

もし、家族などが心配であるのであれば、こういったサービスを勧めるのも一つだと思います。

まとめ

人間は生きている限り遅かれ早かれ、必ず死が訪れます。自分は、「孤独死にならない!」と思っていても、いくつかの要素が重なりあった時には孤独死は起こりえます。孤独死は常に僕達と背中合わせに存在しているのではないでしょうか。

現在、国や自治体で孤独死に対する政策を進めていますが、国民一人一人が孤独死に対する認識を深め、自分や家族が孤独死をなくすために努力することも必要だと思います。

今一度、家族もしくは自分が孤独死について近い存在かを確認してみてはいかがでしょうか。仮に家族が孤独死になりやすいタイプであった場合、その対処方法を考えて最悪の事態にならないように、備えをしっかりした方がいいでしょう。

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