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ファッションからITへ。いま僕がPMとしてベトナムで働く理由

ダナン拠点の川村です。今回は、プロジェクトマネージャーとして活躍している中途入社社員・久保にインタビューを行いました!

▼久保利彦プロフィール

https://www.wantedly.com/users/18147326?ql=gaJpZM4AOKSh

モンスター・ラボに入る前のこと

もともと、一つのことに熱中するタイプでした。学生時代はバドミントンに熱中。県大会ではシングルス、ダブルス、団体を全て制覇、国体ではベスト16。バドミントン一色の日々を送っていました。

大学を卒業しバドミントンを辞めた後は、何がしたいのか分からず、毎日悩んでいました。そこで、自分がずっと好きだったものを考えた時、「ファッション」に辿り着きました。

ファッションは、人の感情にインパクトを与えるもの。身につけるだけで、人を変えることができるもの。

ひとつの作品を、どうすればより魅力的に伝えられるか。ブランドイメージはどのように作り上げられるのか。それらを学ぶため、単身ロンドンへ行き、芸術大学に入学しました。大学での勉強の傍ら、フリーランスでも活動を開始。街頭に立ってモデルを探し、人を集めてポートフォリオを作成したり、ロンドンファッションウィーク(展示会)に参加し、通訳兼セールスアドバイザーとして売買をサポートしたり、エディターとして1日20以上のショーを見て記事を書いたりしていました。

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ファッションの世界は、日々のトレンドの中から変化をキャッチし、いかに早く、魅力的に伝えていくかが大切。常に一歩先を想像し、ひたすら行動する毎日でした。一緒に働いている人もパワーあふれる方たちが多く、毎日が変化に富み、充実していました。

けれど、だんだんと自分の興味の対象が、「ファッションそのもの」から、「ファッションの仕組みづくり」へと移っていることに気が付きました。例えば、駆け出しのデザイナー、お金がない作り手は、多くの人の目に触れる展示会に、作品を出すことができません。

ファッションをもっと自由に。もっと多くの人が気軽に楽しめる世界にしたい。自分はその仕組みづくりをしたい。

そう気がついてから、仕組みづくりができる、インフラとしての「IT」に興味を持つようになりました。そして、2ヶ月間プログラミングを学んだ後、実際の開発現場で経験を積みたいと思い、モンスター・ラボ ダナン拠点に入社しました。

現在のこと

現在は、約50名在籍する、モバイルアプリ開発チームのプロジェクトマネージャーをしています。

プロジェクトの全責任を担う立場で、円滑に進めていくための全体把握、リソース管理、チームをもっと良くするためのツール導入、ワークフローの強化などを行っています。

苦労したこと

20人以上のチームでプロジェクトを進めたことがなかったので、最初はとても戸惑いました。技術面でも、現場の経験はなかったので、最初はメンバーが何について話しているのか、全くわかりませんでした。

そこで、出来る限り早いスピードでたくさんの失敗、改善を行うことに集中し、経験を積み重ねていきました。 分からないことがあれば、隣に座っているエンジニアや他のメンバーにすぐに質問し、その日のうちに解消していくよう努めました。

また、実務からの経験だけでなく、参考書を読んで論理的にも理解するなどし、少しずつ慣れていきました。

大切にしていること

何ごとに対しても「定義」を決め、それを浸透させることを大切にしています。チームに「当たり前」「常識」は存在しない、という意識を強く持っているからです。

例えば、「実装終了」という一つの言葉をとっても、何をもって「終了」という定義にするのか、人によってその定義は違います。でもそこをうやむやにすると、のちのち認識の違いなど、大きな問題が生じかねないので、以下のようなフローを行っています。

まず、それぞれのチームリーダーと話してその定義付けをし、ドキュメントに落とす。次に、チームリーダーはメンバーに伝達し、定着させる。そして、時間が経過した時に、抜き打ちでメンバーに確認する。定着できていなかったら、また最初からやり直す。

一つ一つの定義を決め、それを浸透させていくことは時間がかかりますが、その分チームの団結力が増し、同じ意識レベルで仕事ができるようになりました。

一年以上前からこのプロジェクトに関わっていますが、メンバーの成長や勢いを直接感じることができ、とてもやりがいを感じています。

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これからやりたいこと

マネジメントをする上で、このプロジェクトをただ開発するチームではなく、クライアントに日々付加価値を提案し続けることができるチームにしたいと思っています。

クライアント、ユーザーの想像を超えるアイディアやプロダクトを発信し、世界を驚かせたいという気持ちが常にあります。そのためには、技術面でも、提案面でもチームのアップデートをもっと行う必要があり、今も日々試行錯誤を繰り返しています。これを今後も続け、いずれは社内のベストプラクティスプロジェクトにしていきたいと思っています。

そして、このプロジェクトで培った経験、失敗、成功を他のプロジェクトにも横展開し、他のプロジェクトの成長、ダナン拠点の成長にもつなげていきたい。それが今の自分の目標です。

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