なぜ今SNSなのか?

本日で会社が5期目を終え、6期目を迎えることができました。
仲間からの大きな支えに助けられ、ここまでくることができ、感謝しても感謝しきれない気持ちでいっぱいです。GWの中日で少しだけ時間ができたので、なぜ僕達が人のつながりにこだわるのかをまとめてみました。(結構重いけど大事な話。)

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僕たちの生活は日々、進化を続けています。部屋の電気やエアコンを声で操作し、アプリでご飯や日用品が即時配達され、iPhoneひとつで支払いを済ますことができ、普段生活をしている中で困ることのほうが少ないくらいです。

そんな中、僕たちが抱える闇の1つに自殺があリます。厚生労働省の調査では15歳から40歳にかけて、僕たちが死ぬ理由の第1位が自殺です。それ以降も2,3位に自殺という文字が並びます。

世の中は便利になり、松屋は美味しい、服はユニクロで十分。持ち車もいらない。高額なお金を使わなくても十分な暮らしができる日本で、それでも自分で自分を殺す人がこの10年で30万人いることに衝撃を覚えませんか?

1人が殺されれば大騒ぎする報道の横で、毎日60-70人の人が自殺している事実があります。自殺の原因には様々なことが考えられますが、その多くは孤独で自分の存在や価値を認められない、この世界に居場所がない人達です。 火のついたタバコを24時間365日押し付けられているような痛みを常に心に感じ、それに耐えきれず、飛んでしまいます。 それはテレビで報道される多くの事件よりも遥かに酷く苦しい時間をそうした人たちは驚くほど長く過ごしているということを意味しています。

暴力はこの国では犯罪です。でも人を孤独にしたり、居場所を奪うことに関してはなにも罪がありません。孤独や居場所の無さは人の死に最も近く、最も重い状況にも関わらず、世の中が真剣に向き合うことは殆どありません。人は誰かが死んで悲しいとは思うけれど、誰かに責任を押し付けることができない性質から、この社会のメディアにおいてほとんど扱われることはありません。人が孤独によって受ける痛みは暴力(その他重要犯罪による被害)よりも遥かに大きいことがしばしばあるのにも関わらず、です。

僕たちは、その状況をなんとか解決したい。 リアルと切り離された空間で新たな居場所を作るSNSがその最適解だと思っています。

人間関係をリセットした空間に第二の自分を作り出し、自分の外の世界と交流し、自分の趣味趣向に合った本当に気の合う人を探す。週末にはみんなで集まってボーリングやカラオケを楽しんで仲を深める。そうして出来上がる自分の居場所が多くの人を救うと信じています。

学校でイジメを受ける子が、先生に相手にされず、親にも登校を促され、耐えきれなくて自分で死を選ぶ。その子の世界は学校と親で作られているからです。その中で、なんとか居場所を見つけようと、つながりを作ろうと藻掻きます。

しかし、生物学的に証明されているように、イジメや迫害はそうした狭い世界では絶対になくなることが無いのです。 学校というたった300人程度の檻に入れられ、外の世界へのアクセスを禁止された子たちが、毎日死んでいる事実は隠すべきではありません。自分の子供は大丈夫、自分の生徒は大丈夫と、親御さんや教育関係者は考えるかもしれません。でもそれは、データや事実を見れば、まやかしに過ぎないことがわかるでしょう。1つのクラスのうち「必ず」誰かがいじめられ、心に大きな孤独を抱え、あなたと過ごす一年の間、何度も何度も何度も何度も死ぬことを考えているのです。

閉鎖した逃げ場所のない狭い世界でなく、様々な考えが溢れた広い世界の中で、自分にあった居場所を見つけることを促し、そこでつながりそして触れ合う喜びを知り、自分の存在価値を見出すことができれば、リアルの世界で辛いことがあってもそれを通り越した社会で生きていける。 本来インターネットコミュニティはそうであるべきだと思っています。

もう一つ、人を貶める問題として挙げられるのが差別という問題があります。僕達、日本人は幼い頃からの刷り込み教育で、入れ墨や水商売、LGBTや外国人などに強い差別心を抱いています。人と違うことが憚れ、上の世代が築いたレールから外れた人を見下し、貶めます。

そうした環境にいるからこそ、いざ自分がそうした立場、例えばイジメていた側がイジメられる側になってしまった時、自分のことを他人が強烈に見下していると感じ、耐えきれなくなる瞬間が訪れます。自分が以前強烈に見下していた環境に自分が置かれることによって、他人が以前の自分のように、自分を見ていると錯覚してしまうのです。

リアルと切り離されたSNSでは様々な人がいます。少年院に入っていた少年や、不登校になってしまった女の子、風俗嬢や入れ墨だらけのバンドマン。そうした人と話せば話すほど、それぞれのエピソードが面白みに溢れていたり、自分と何ら大きな違いがないことに気づくことができます。気づいたときには差別や偏見が薄れ、その人の一つの個性としてその相手と向き合うことができるようになる。そして、これが差別を無くし、壁を壊し、住みやすい社会にしていくと信じています。 コミュニケーションが差別や偏見を無くし、それぞれの生き方を許容し、世の中を滑らかにしていくのです。

一方で、新しい出会いには当然リスクがあります。僕たちはそれをテクノロジーで解決したい。 UberやAirbnbが白タクや民泊をテクノロジーを元に安全性を担保し、持続可能な仕組みであることを証明したように、自分たちのサービスにおいても、リスクをコントロールし、最小限に留める必要があります。

親や教育関係者が危険な閉鎖社会を安全と謳い、ネット規制を声高く唱えるのも僕たちテクノロジーの未熟さ不安定さが招いているものであることは間違いなく、今後僕たちが絶対に超えなくてはならない大きな壁でもあります。それでも、人類が途方もない年月をかけて解決できなかった問題を解決する唯一の方法がオンラインコミュニティだと僕たちは信じています。テクノロジーに大胆に投資をし、自分達が当事者として安全性を確保出来る仕組みを将来に渡って作っていきたい、誰もが笑顔で世界と繋がれる、そんな未来を作ってきたいです。

差別はなくせない、孤独はなくせない、自殺はなくせない。そうやって思考停止するのではなく、人類が何年も取り組んできたことを自分達の手で大きく前進させる、そんな仕事を一緒にしませんか。

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