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2020東京五輪で、最も国民を熱狂させるのは「卓球」である、6つの理由。

いま、卓球がアツい。先日の「世界卓球」を目にした人も多いだろう。実際に、卓球効果で、テレビ東京が開局初の民放3位に躍進したくらいだ。

テレビ東京が快挙!G帯週間平均8・6% 卓球効果で開局初の民放3位に躍進 


これは一時的な盛り上がりではない。この勢いは加速し続けるだろう。2020年の東京五輪で、最も国民を熱狂させるスポーツはずばり、卓球だと思う。サッカーでも野球でもテニスでも体操でも柔道でも陸上でもない。卓球。「まさか、それは言い過ぎだろ」と思うかもしれない。でも僕は確信している。その理由を6つ紹介してみよう。


理由1. 世界のメジャースポーツの中で、日本が今、これほど強い種目はない。

どんなにきれいごとを言おうと、スポーツは勝ち負けが大事だ。卓球は、世界でも競技人口が多いスポーツ。数も伸びている。その中で、日本が強い。一人だけじゃなく、男女全体的に強い。アジア選手権では、平野美宇が世界ランキングTOPの中国人選手を3連続で破り優勝。丹羽孝希も中国代表を打ち破っていた。ヨーロッパのトップ選手にも今回競り勝った。いま日本の新世代が強すぎて、中国やドイツのトップ選手は引退したくてもできない状況にある。2020東京五輪ではメダルラッシュとなるだろう。

メダルと笑顔の帰国=世界卓球の日本代表(時事通信)


理由2. 10代でも世界トップと戦える稀なスポーツ。だから、ニューヒーローが生まれやすい。

48年ぶりに世界卓球シングルスでメダルを獲った平野美宇は17歳で、怒涛の快進撃で史上最年少ベスト8に入った張本智和は13歳だ。2ヶ月前までランドセルを背負っていた少年が、世界ランキング上位のベテラン選手を次々と破るとは..。他にも、日本代表は高校生から20代前半ばかりだ。新しいヒーローが生まれてくるスポーツは応援のしがいがある。メディアも盛り上げる。そしてこどもたちが熱狂し、教育現場も活性化する。卓球は、そういう良い循環に入り始めている。

代表の年齢が他のスポーツより10歳若い!
https://ameblo.jp/kyasuting023/entry-12280300629.html

理由3. フィジカルじゃないスポーツだから、老若男女に差がなく誰でも参加できる。

若い世代が活躍するのは卓球がフィジカルじゃなく、反射神経と回転技術のスポーツだからだ。だから長く現役で活躍する選手も多い。混合ダブルスのように男女も一緒にプレーできる。Sports for everyoneなのだ。日本の卓球の競技人口を見ても、未成年と高齢者に人口が多く、他のスポーツには見られない人口グラフをしている。逆に言えば、20~50代が楽しめる環境や習慣がなかっただけで、環境をつくれば体験を増やしていくことができる。卓球は台一つでいいから導入コストが低く、一気に広がるだろう。

理由4. 卓球は、オフィスやレストランに入り込むことができる「カルチャー」である。

卓球は誰でもできることに加えて、テーブル1つあれば室内でもどこでもできるスポーツ。いま先進国では健康ブームだが、ITベンチャーをはじめとして様々な企業にのオフィスには、卓球台が導入されている。それもデザインされたオフィスに、オシャレな卓球台が。さらに最近では、ニューヨークの SPiNやロンドンの ACE BOUNCEなど、新しい雰囲気の卓球スペースが世界で流行り始めている。酒を飲みながら楽しむスポーツとして、ダーツやビリヤード、ボーリングよりも人気なのだ。

NY SPiN


ロンドン ACE BOUNCE


理由5.スマホ時代に最適化されたゲーム構造。短時間、スピーディ、小さな画面でも楽しめる。

卓球は実は、スマホ時代にフィットしたゲーム構造を持っている。最近は2時間の映画を見れない若い人が多いと言うが、そんな人でも卓球の試合は見れる。球も展開もスピーディだし、ゲームも細切れで、1試合の時間も他のスポーツに比べて短い。フィールドも小さいから、スマホ画面でも楽しめる。実際に、世界卓球のゲームシーンは色々と切り取られ、ソーシャルメディアでシェアされていた。





理由6. 従来のダサいイメージ。それを変えたいと思う人たちのエネルギーは強く、ギャップは面白がられる。

卓球と聞いて、かっこいいイメージを思い浮かぶ人は少ないだろう。どちらかといえば、ダサい。だからみんな経験があっても隠しがち。逆にいえば、世の中は魅力を分かってないと怒ってる。だからそのコミュニティの発信力は、サッカーや野球のような認められてるものよりも逆に強く、拡散力があるのだ。それに、イメージとのギャップでレバレッジが効く。男子ダブルス銀メダルの大島・コンビはまさにそうだ。近いうちにファッション雑誌などでも特集が組まれ、イメージを変えていくだろう。


以上が、卓球がこれから盛り上がる6つの理由だ。(個人的観測だが)


僕自身も一時期、卓球をやっていた。今でもたまにやる。本当に卓球は楽しい。だからずっと「卓球」のイメージを変え、新しいムーブメントをつくりたいと思っていた。今回機会をいただき、ドイツで世界卓球を生で観てきたが、そこで確信した。

卓球というスポーツの、新たなVISIONを示していく。

実は、NEWPEACEでは今、卓球のビジョンを形にしていくことを仕事にしている。2020東京五輪に向けて、「VICTAS」という卓球男子日本代表の公式サプライヤーであるブランドリニューアルを仕掛け(秋頃発表)、その中で日本代表に関するデザインやPRなどのコミュニケーション周りや、また卓球というマーケット自体の盛り上げに取り組んでいる。



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まだ卓球ブームは始まったばかり。間違いなく、ここから加速していく。2020年は、みんな卓球をやっている風景が当たり前になるだろう。そして、新陳代謝が起きづらい長寿高齢化社会の日本で、新しい世代がヒーローになること。マイナーがメジャーに取って代わること。卓球というスポーツを通じて、1つの希望を示していけると思うと、ワクワクが止まらない。

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