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CTO 衣笠 嘉展(きぬがさ・よしのぶ)
【経歴】
ヤフー株式会社に新卒で就職し、メール事業部にてヤフーメールを日本版にローカライズするプロジェクトを担当。アメリカと日本を行き来する中で、シリコンバレーのベンチャー風土に触発され、当時30人前後のグリー株式会社に転職。新規事業のリードエンジニアとして、複数の事業立ち上げ・開発に携わり、収益拡大に貢献。インフラ事業部に異動し、1万台のサーバを超える大規模インフラの設計・運用を行う。9年間従事後、企業の人材採用を効率化するスタートアップのCTOとしてサービスを開発。2015年、株式会社ネクストビートCTOに就任。
IxiaSとは?
プロダクトの作り方を標準化、ビジネスモデルの枠組みをつくるライブラリです。ライブラリーの基底にはフレームワークレイヤーはPlayframework、DBレイヤーはslick、インフラ連携としてAWS SDKを利用し、サービスを立ち上げるためのビジネスロジックの標準化を提供しています。
https://github.com/ixias-net/ixias
今回、IxiaSを開発した経緯について教えてください。
日本のエンジニア不足を課題に感じています。特に30代の中堅エンジニアです。どの企業も採用に苦戦している印象があります。スタートアップの限られた人材でプロダクトをつくる際、熟練技術者だけではなく、若手をクリエイティブの中心に考える必要に迫られます。そうしたとき、技術者によるフレームワークの習熟度のバラつきがあったり、サービスによって技術の選択水準が変わってしまうことがあります。俗人化が生まれると、プロダクト間の人材ローテーションがしづらくなったりします。こういった問題を解消するために「プロダクトの標準化」にこだわりました。サービス間人材ローテーションがしやすくなれば、様々なビジネスモデルを扱う機会を提供できるので、エンジニアの成長にもつながっていると思います。
ネクストビートは、ベトナムのオフショア開発も取り入れているので、リモートでも品質を保てるフレームワークが必要、という背景もあり標準化の整備に着手しました。
開発期間は?
ネクストビートに入社する前から構想はしていて、5年前から着手しはじめました。事業規模や入社した人のニーズに合わせて機能も拡張しています。業務時間外で、土日のリソースを使って開発してました。元々前職でも、フレームワーク開発は担当しておりまして、2006年のcascade(https://github.com/gree/cascade )が始まりです。cascadeはプロダクト・コードのレビューの工数を減らすことに重きを置いています。コードの品質や設計は、こだわる人はこだわるけれど、コードが動けば良しとする考え方を持つ方もいます。その中で、その中で後からプロジェクトに加わったメンバー、もしくは品質の評価者が、どこに何が定義されているか、どこをレビューすれば障害のリスクが減らせるかということが一定の法則があることが重要だと考えています。つまり、誰がコードを見ても、ある一定は理解できるということを担保することがリスクヘッジにつながります。
なぜOSS化したのでしょうか?
DDDを意識した、モデル設計やビジネスモデルの枠組みを展開しているライブラリがあまりなく、会社内のエンジニアからもライセンス定義を明確にしてコードを提供して欲しいとの要望に応えるために、MITライセンスの元でOSS化することにしました。公開することが主だったため、マニュアルや使用サンプルがないのが現状です。技術力を高めたいと考えている若手の方に、ぜひ勉強がてらサンプルを書いてほしいと思っています。
この記事をご覧のScalaエンジニアの方もぜひ、使用サンプルを書いてみてください!!
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