いつの時代においても、企業は常に競争にさらされている。そして、いつの時代においても、社会に認められ、繁栄する企業には共通点がある。その企業ならではの“らしさ”、すなわち「企業のDNA(遺伝子)」があることだ。しかし、一人ひとりの社員に企業のDNAを浸透させ、継承させていくことは一筋縄ではいかない。
そこで、本シリーズ「DNAを伝える」では、企業のDNAを社員全員で共有し、次世代に伝えることで成長を続けている企業のキーパーソンに、DNA共有のための取り組みを聞く。彼らの言葉から、きっとヒントが得られるはずだ。
第2回目は星野リゾートの青森屋総支配人として、星野リゾートの代表である星野佳路氏が築き上げたDNAを受け継ぎ、日々チームに想いを伝えながらリゾートの革新に挑む渡部賢氏に話をうかがった。
星野リゾートのスタッフは一人ひとり「みんなが女将」
青森屋の総支配人として日々リゾートの革新に挑む渡部さんは、改めて星野リゾートとはどういう会社だと考えていますか。
渡部 星野リゾートの仕事は、旅館やホテルをオーナーからお預かりして運営することです。そのため、すでにあるマーケットでシェアを取るのではなく、新たにマーケットをつくっていく、つまり需要創出をしていく会社だと思っています。
旅館やホテルが立地する地元、たとえばここ青森県にはすばらしい観光資源がありますが、それが魅力として十分に活かされていない。スタッフや地域の人たちと協力して魅力をつくっていくことで、その地域が盛り上がり、観光客が増えていく、つまりマーケットが生まれるわけです。
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出典:CCL./日経BPコンサルティング