- 審査企画室
- ソフトウェアエンジニア
- オープンポジション
- Other occupations (3)
- Development
- Business
- Other
人材エージェントとしてキャリアをスタート
大学では農学部で多肉植物の葉緑体集合現象の研究をしていたバリバリの理系だった私ですが、「でも俺って研究系のパーソナリティではないよなー」と気づいて、一緒に働く仲間やカルチャーで選ぼうと決め、人材総合サービス企業であるパソナキャリア(当時)に入社しました(全く関係ないですが、就職活動の中で出会ったのが今の妻です)。
最初の4年間は、人材エージェントとして、法人営業やキャリアコンサルタントのキャリアを積みました。当時から続く習慣があります。それは、新しいサービスがリリースされた際や知人からおすすめしてもらったアプリやサービスはまずは利用してみることです。
求職者の方に、クライアント企業の魅力を自分自身の目線でしっかり伝えることで、転職の意思決定をサポートするのが自分の介在価値だと考えていたので、まずは自分自身が触ってみて、自分の目線でそれを人に伝える良い訓練となりました。
当時、急激に市場が拡大していたソーシャルゲームやインターネットサービスを提供されているお客様を多く担当させていただき、年間で億円以上の紹介フィーを稼ぐなどエージェントとして充実した日々を送っていました(研究職にしなくてよかった!)。
(月次、四半期、年間表彰タイトルを無双していた頃、年間MVPのトロフィーとともに。)
あるクライアント様から上場記念パーティに呼んでいただいて、「横井さんのおかげで上場できたよ!」とお世辞でも言っていただけたのは、嬉しい思い出です。
そんな日々を送る中で、ITサービスはこれからも伸びる、自分自身もサービスを作ったり運営したい、と思うようになりました。
そこで、新規事業の立ち上げ部署に異動し、求人サービスやメディアの企画を担当したのですが、自分自身で事業を立上げる、また継続的にサービスを提供し続けることの難しさも強く実感し、事業・サービスをつくるスキルを身につけたいという思いから、転職を考え始めました。
寝ても醒めてもプロダクトに向き合い続けたリブセンス時代
ユーザに向き合えるサービスを作りたい、その中でもHR領域なら自分のバリューを発揮できるのではないか、また自分自身の成長のためには(急成長中の企業よりも)これからもう一段成長するにはどうしようかと模索中の企業が良いだろうと考えました。その時、声がけいただいて転職先として決めたのがリブセンスでした。
リブセンスでは入社後直ぐに国内最大級の転職口コミサイト『転職会議』に関わっていました。
転職会議のミッションは、「企業の口コミ情報をユーザーに提供することで企業と求職者の情報の非対称性を解消し、結果として無駄な転職を世の中からなくすこと」です。
新卒で入社をした会社では目の前の求職者に対して転職支援を生業としていましたが、月間400万人以上が利用するサービスを通して多くの求職者の課題解決に向き合っているのはすごくチャレンジングな経験でした。
入社当初はアライアンスや事業企画に従事をし、ビジネスサイド全般を担っていましたが、そこで成果を出し、転職会議だけではなくOLTAでも利用している転職ドラフトなどいくつかのプロダクトの事業責任者になってからはより「ユーザーに価値があるプロダクトをつくること」、また「プロダクトに関わる人が幸せになること」にこだわって事業運営を行っていました。
振り返るとよりよいプロダクトにしていくために何を最優先に行うべきかを朝から晩まで考えており、まさに24時間のマインドシェアを捧げることができたな、と思います。
メディア事業の特性上Organic流入が事業上のKPIであったため、土日含めて毎朝起きてすぐにGAで傾向を見て週明けが不安になったり、新規機能をリリースすることで、より多くのユーザーに価値を提供出来、結果として事業上のKPIにも跳ね返ってきて事業が伸長しメンバー全員でシャンパンでお祝いしたり、喜怒哀楽がジェットコースターのような日々でしたが笑、本当に充実していました。
自分のキャリアの中で一番つらい経験もし、学びもありました。今思うと自分が事象(時には人や組織、時には事業やプロダクト)にきちんと向き合って経営層とコミュニケーションができなかったこともあって、結果として担当するサービスの方針転換、事業自体の縮小をすることになってしまいました。
それ以来、事業やプロダクトを主語にしたコミュニケーションを徹底し、課題の大半はコミュニケーションにあるという持論や経験もあるためコミュニケーションの頻度や質をメンバー全員が高められるように物事を改善していく際には、まず会議体の設計や視座・視点などの認識合わせから始めていくよう意識して動くようにしています。
(リブセンス時代 単月売上ギネス更新時の屋形船の集合写真)
(リブセンス時代 退職時の謝罪会見チックな写真。)
より大きなビジネスインパクトに挑戦すべくOLTAへ
事業のグロース貢献を評価してもらい、事業責任者としてマネジメントも経験――。働きやすいチームと一緒にプロダクトに向き合う日々は本当に充実していて不満はありませんでした。
しかし、そんな充実の中でも、自分の中で次の挑戦について考えるようになりました。
アーリーフェーズからプロダクトを通して会社や組織が成長していく過程を経験したい、自分自身が牽引したい、という思いが日に日に強くなっていました。
そんな2019年6月、たまたま村上さん(リブセンス代表)との会話で注目のスタートアップとして名前を聞いていたOLTAが、大型の資金調達を終えたというニュースが目に留まりました。その瞬間、すぐにWantedlyの「話を聞きたい」ボタンを押し、代表の澤岻と会うことになりました(あとで聞いたらニュースリリース後、一番乗りでの応募だったらしいです)。
澤岻からは事業はもちろん、ファクタリングを通して提供している価値、会社が目指しているミッション、そのための戦略や道筋などを聞いたのですが、自分が想像していた以上にプロダクトと向き合っている経営者だな、この人と一緒にプロダクトづくりをしたら楽しいだろうな、と直感的に感じたのを覚えています。村上さんも良い意味でプロダクトマニア、本当にプロダクトのことが大好きな方でしたので同じような感覚で仕事できる環境だと認識出来たのは安心をしましたし、入社を意識する動機になりました。
OLTAが提供しているクラウドファクタリングは、いわゆる金融サービスなので、自分にとっては畑違いのチャレンジではありました。しかし、キャリアを通じて一貫しているテーマは「プロダクトを通じて課題解決をしていく」という点です。父も兄も士業というのもあって、地方の中小企業のデジタル化の壁なども想像できるので、経営における「ヒト・モノ・カネ」の悩みに直結するものとして、ファクタリングの社会的意義には共感しました。
また、BtoCとBtoBの一番の違いは、ビジネスインパクトの大きさだと思っています。自分が関わるビジネス上の桁を変えて成長させていきたいという思いもあるので、OLTAはそのチャレンジの場としてベストでした。
その後、取締役の武田をはじめ、OLTAで働く方と面談を重ねる中で自分の直感に間違いはないな、と確信をし、OLTAにとって1人目のプロダクトマネージャーとして入社をすることを決めました。
(ちなみに武田の第一声は「横井軍平さんの親戚ですか?(期待のまなざし)」でした苦笑)
(リードデザイナー原との打ち合わせ中のひとこま)
1人目のプロダクトマネジャーとして奮闘する日々
入社後はプロダクトグループに所属をし、クラウドファクタリングサービスのOLTAのみではなく、今後展開を予定している新規プロダクト全般に幅広く関わっています。
いまはOLTAもまだまだスモールサイズの組織ではあるので、プロダクトの成長のために必要なことは何でもやっています。連続的な成長をする上での機能改善の企画はもちろん、マーケティングチーム、CSチームや事業開発チームからの要望を理解しプロダクト計画に落とし込んでいったり、非連続の成長を実現させる上での新規事業等においてはプロジェクト全体の推進役も担っています。
具体的にはプロダクトマネージャーとして何をつくるか、どうやってつくるかの言語化などを澤岻や武田とともに行ったり、事業KPIの見える化を目的としたダッシュボードの作成、また実際にオペレーションをまわすことや事業開発、開発を行う主体ではないため実際に事業の成長を牽引するメンバーが事業に集中できるように会議体の整備など、何でもやっています。
(OLTA CAMPでのひとこま)
OLTAに入社してからの感想
面接の時点で、経営陣以外も率直にものを言う文化に触れ、入社後に自分がどう貢献できるかお互いに確認できたので、入社後のギャップもそこまでありませんでした。
入社して3ヶ月くらいまではインプットや社内でのネットワーキングなどを軸に動いていこうと考えていましたが、いい意味で任せてくれる文化があるので最低限の引き継ぎを行ってからはこれまで培ってきた経験を活かしつつ、プロダクトを伸ばすことに集中できています。
現在はクラウドファクタリング事業を通して中小企業の経営者が抱えている資金繰りの悩みの解消といった価値を提供していますが、与信の再創造といったOLTAが目指しているミッションからするとまだ第一歩を踏み出したばかりです。これからも中小企業の経営者の皆さんが本業に向き合える、そんな社会を実現できるように与信の再創造をOLTAのプロダクトで担っていきたいと思います。
(インタビュー中のひとこま)
こんな人とはたらきたい
大前提として、職種問わずプロダクトを通してユーザーに価値を提供したい、という想いを強くもっている方と働きたいと考えています。プロダクトが成長することを常に考えられる、また議論しあえるような方と一緒に仕事をしたいですね。また継続して学ぶ姿勢を持っている人、所謂ラーニングアニマルであることも重要だと思います。
ベンチャー企業だからこそ良くも悪くも日々優先順位も変わりますし、意思決定に必要な前提情報は多岐に渡ります。ですから常に情報感度高くアンテナをはり続け、プロダクトの成長に必要な一次情報をフットワーク軽く取りにいける方が望ましいと思います。