読むことから仕事が始まる「インタビューライター」という書き手の話。
社長インタビューサイト『ONLYSTORY』の記事編集を行っている山崎です^^
今回は、日頃取材は編集業務にあたる中で感じるライターに必要な要素の中でも、“インタビュー記事を書くライター”に必要な3つの要素について書かせていただきます!
気になるところから読んでみてください♪
ーもくじ
①インタビュー取材記事とは?
②インタビュー記事を書くために求められる3つのこと
ー情報を正確に、論理的に読みとる「読解力」
ー最も社長が伝えたいメッセージを汲み取る「想像力」
ーいい記事を追求し、妥協をしない「姿勢」
③最後に
======筆者プロフィール======
Takahiro Yamazaki ✏︎ 編集・広報 93年生 3月
2017年、自作のミニ囲炉裏を手作りリヤカーに積んで九州・中国地方を行脚旅。2018年、株式会社オンリーストーリーで編集長(インターン)就任。
好きな服を着ている時が、一番幸せ♪
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①インタビュー取材記事とは?
世の中を支える中小企業の広報支援を行う若者集団・株式会社オンリーストーリーは、日本最大級の社長インタビューサイト『ONLYSTORY』を運営しています。これまでに中小企業の社長様に対して1000を超える取材を行い、取材記事を執筆してきました。
実際のインタビュー風景は、こんな感じ。
このようにして、現場でインタビュアーが取材してきた内容を元にライターが取材記事を作成します。
インタビュアーが収穫した新鮮な材料をライターがいかに上手に調理し、盛り付けできるか。
そこが、ライター業務の醍醐味であり、腕の見せ所っ!
②インタビュー記事を書くために求められる3つのこと
では、弊社のライターたちはいかにして調理・盛り付けをし、記事という料理を届けているのか。
その際に求められる3つの力について書いていきます。
ー情報を正確に、論理的に読みとる「読解力」
ライターというと書く技術や経験に目がいきがちですが、まず最初にインタビューライターに求められるのはこの「読解力」。僕は、この言葉を「情報を正確に、論理的に読みほどく力」と定義しています。
こんな話をしていると、
「ライターなら、読む力なんて関係ないだろう。」
なんて疑問が聞こえてきそうですね^^
しかし、考えてみてください。
取材現場に行っていないライターは、何を見て取材記事を書くのでしょう。
ここで登場するのが、取材音源を文章にした「文字おこし[※1]」。
これに目を通して初めてライターは取材内容を知ります。
PCに向かう前に、まずライターはこの文字おこしの文章から、取材記事に必要な情報を正確に読み取り、論理的に整理しなければならないのです。
そのため、この最初の段階で正確に情報を読み取り、整理できなければ、良い記事は書けません。
[※1]文字おこしとは、音源情報を文字・文章に書き起こしたもの。
ーもっとも社長が伝えたいメッセージを汲み取る「想像力」
次に、その整理した情報の中から取材対象が伝えたいメッセージや社長様の人物像などを汲み取ります。この時に必要とされるのが、すばり「想像力」。
自分が直接行った取材であれば、その現場の雰囲気や社長の雰囲気、メッセージなどを感じられますが、そうでなければ文字上から読みとらなければなりません。
この時、重要なのは根拠のない誤った「妄想」になってしまってはいけないということ。
言葉尻や取材の展開、言葉の選び方など、細かい情報をくまなく拾い上げれば、そこから必ず根拠ある答えが導き出される。そこを軸に、想像をして文章を膨らませていきます。
根拠のない妄想に寄りかかって記事を書いてしまうと、取材対象の社長様が本当に伝えたかったことが伝えられず、誰も幸せにできない記事が出来上がってしまう。
これでは、仕事・プロとは言えませんね。
ー記事に対して妥協をしない「姿勢」
最後にあげるのは、弊社ライターがもっとも大切にしている「姿勢」です。
記事を書くというのは、時に孤独で、本当に根気がいる作業です。そのため、心が折れそうになることもあるし投げ出したくなることもある。
そんな時にこそ、そのライターの記事・仕事に向かう本当の姿勢が表れ、その姿勢は文字や文章に表れると僕は思っています。
弊社のライターは、むしろそんな時こそインタビュアーや周囲の先輩をも巻き込みながら、妥協しない記事作りに力を尽くすような頼れる仲間たちです。
③最後に
今回は、日頃取材は編集業務にあたる中で感じるライターに必要な要素の中でも、“インタビュー記事を書くライター”に必要な3つの要素について書かせていただきました。
このような能力を磨きながら、実践的なライター能力を身につけたい方がいましたら、ぜひ一度下記の弊社インターン募集情報をご覧ください^^
ライティングという仕事を通して、一緒に中小企業の魅力やストーリーを広め、伝えていきましょう!