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CISSPについて その3(認定継続要件について)

さて、3回目となる今回も前回の続きであるCISSPについて説明致します。

「認定継続要件」と聞いてもよくわからない方もいらっしゃるかもしれません。

これは、以下の条件を守らないとたとえ試験に合格してCISSPの資格を取ったとしても消滅してしまう、というものです。


1.『(ISC)2倫理規約』を遵守すること

2.必要な継続教育単位(CPEクレジット)を取得し、申請すること

3.毎年の請求書の受領時に年会費を支払うこと


1は(ISC)2の資格保持者に必要な規律について記載されています。簡単に説明するとプロフェッショナルとして社会に貢献し、法令を遵守し、自分を高める努力を怠るな、ということのようです。詳細はこちらです。

https://www.isc2.org/japan/files/codeofethics.pdf


2はCPEクレジットと呼ばれるポイントを自己鍛錬のためのトレーニングコースやイベントに参加することで取得し、その結果を申請するというもので、基本的に参加一時間につき1ポイントとなっています。

1年間で40ポイント、3年で合計120ポイントが必要となります。

また、雑誌の講読やボランティア活動などポイント付与活動として含まれます。


3は年間83USドルで、支払期限は年次認定基準日です。CISSP認定を受けたのが

10月1日であれば前日の9月30日までに支払うといった形になります。


以上が、CISSPの認定継続要件となります。


3回にわたってCISSP資格取得について説明してきましたが、いかがだったでしょうか。一般的な資格と違い、試験に合格すれば終わり、ではなく受験する資格や合格後の認定手続き、認定後の資格保持に必要な項目など、かなり大変な資格であることがお分かりいただけたかと思います。

しかしこの資格を取得できれば国際的なセキュリティのプロフェッショナルとして絶大な信頼を得ることが出来ることも間違いありません。


私もまだ取得目指して勉強中の身なのですが、これらの内容がCISSPを目指す人にとって少しでも参考になれば嬉しいです。

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